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シルアルキレンシロキサンの重合方法 コモンズ

国内特許コード P110002932
整理番号 A051P240
掲載日 2011年6月8日
出願番号 特願2001-533882
登録番号 特許第3793461号
出願日 平成12年10月27日(2000.10.27)
登録日 平成18年4月14日(2006.4.14)
国際出願番号 JP2000007531
国際公開番号 WO2001030887
国際出願日 平成12年10月27日(2000.10.27)
国際公開日 平成13年5月3日(2001.5.3)
優先権データ
  • 特願1999-306522 (1999.10.28) JP
発明者
  • 永島 英夫
  • 松原 公紀
  • 寺沢 淳一
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 シルアルキレンシロキサンの重合方法 コモンズ
発明の概要 3個または4個のルテニウム原子にカルボニル基が配位した多核ルテニウム-カルボニル錯体を触媒とし、少なくとも1つのSi-H結合を有するシラン化合物の存在下に、4~7員環の環状シルアルキレンシロキサンを開環重合して対応する鎖状のポリアルキレンシロキサンを生成させるポリシルアルキレンシロキサンの製造方法を開示している。
従来技術、競合技術の概要


シリコーン化合物(ポリシロキサン)は、耐熱性や耐候性等に優れ、特異な電気特性を有する等の性質により、各種の分野に広く利用されるとともに、更にいろいろな改良が試みられている。ポリシルアルキレンシロキサンもそのような改良シリコーンの1種であり、シロキサン主鎖にシルエチレン結合のようなシルアルキレン結合を導入することにより、それまでに多用されていたジメチルポリシロキサンに比べて、酸、アルカリ等に対して優れた耐性を持ち、且つ、機械的強度においても優れたポリマーとして注目されている。
このポリシルアルキレンシロキサンを製造する手段としては、環状のシルアルキレンシロキサンを、アルカリ条件下でリチウムシラノレートを開始剤としてアニオン重合により開環重合する方法が報告されている(B.Suryanarayanan他、J.Polym.Sci.,12,1089-1109(1974))。さらにその修正法として、カリウムシラノレートを開始剤とし、ジビニルシロキサンを連鎖移動剤として開環重合する方法(特公平6-15614:特願平2-178727)や水を連鎖移動剤として開環重合する方法(特公平6-62773:特願平2-178728)が提示されている。このように、従来技術は、アルカリ条件下のアニオン重合によるリビング重合を基本としているため分子量制御に連鎖移動剤の使用が必要である点において、反応操作が煩雑である。

産業上の利用分野


本発明は、シリコーン化合物(ポリシロキサン)を製造する技術に関し、特に、環状のシルアルキレンシロキサンを開環重合して、対応する鎖状のシルアルキレンシロキサンを製造する新規な方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
3個または4個のルテニウム原子にカルボニル基が配位した多核ルテニウム-カルボニル錯体を触媒とし、下記の一般式(1)または(2)で表わされるシラン化合物の存在下に、下記の一般式(3)で表わされる環状のシルアルキレンシロキサンを開環重合して下記の一般式(4)で表わされる反復単位を有する鎖状のポリシルアルキレンシロキサンを生成させることを特徴とするポリシルアルキレンシロキサンの製造方法。


〔式(1)中、X、XおよびXは互いに同一または別異の官能基または原子を表わし、水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、チオアルキル基、アルキルアミノ基、アリール基、アリールアミノ基、ビニル基、シロキシ基、オルガノシロキシ基、オルガノシリル基、複素環基から成る群より選ばれる。〕


〔式(2)中、X、X、XおよびXは互いに同一または別異の官能基または原子を表わし、水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、チオアルキル基、アルキルアミノ基、アリール基、アリールアミノ基、ビニル基、シロキシ基、オルガノシロキシ基、オルガノシリル基、複素環基から成る群より選ばれ、aは1~4の整数である。〕


〔式(3)および(4)中、bは1~4の整数であり、Rは炭素数1~8の炭化水素基を表わす。〕

【請求項2】
触媒が、下記の式(5)~(9)で表わされる多核ルテニウム-カルボニル錯体のいずれかから選ばれることを特徴とする請求項1のポリアルキレンシロキサンの製造方法。





【請求項3】
原料のシルアルキレンシロキサンが下記の式(10)で表わされるシルエチレンシロキサンであり、下記の式(11)で表わされる反復単位を有するポリシルエチレンシロキサンを生成させることを特徴とする請求項2のポリシルアルキレンシロキサンの製造方法。



【請求項4】
シラン化合物としてH(CHSi(CHSi(CHHを用いることを特徴とする請求項3のポリシルアルキレンシロキサンの製造方法。

【請求項5】
Rがメチル基であることを特徴とする請求項4のポリシルアルキレンシロキサンの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 単一分子・原子レベルの反応制御 領域
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