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生体内に毛細血管が豊富な組織を作成するのに用いる新生血管床形成用用具 コモンズ

国内特許コード P110003603
整理番号 90
掲載日 2011年6月27日
出願番号 特願平10-354287
公開番号 特開2000-178180
登録番号 特許第3089299号
出願日 平成10年12月14日(1998.12.14)
公開日 平成12年6月27日(2000.6.27)
登録日 平成12年7月21日(2000.7.21)
発明者
  • 岩田 博夫
  • 井上 一知
  • 筏 義人
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 生体内に毛細血管が豊富な組織を作成するのに用いる新生血管床形成用用具 コモンズ
発明の概要 【課題】 細胞を簡便に移植でき、移植細胞の除去が必要なときに簡便に除去できる部位、また、センサー埋め込み部位を新たに体内に作製することに用いる毛細血管の豊富な組織を作成するのに用いる用具を提供する。
【解決手段】 組織中埋め込まれる新生血管床形成用用具であって、埋め込まれた際に新生血管床形成用用具の周囲に毛細血管で覆われた空隙を作成することが可能な用具。
従来技術、競合技術の概要


ホルモンや各種因子が正常に分泌されないで起こる疾患を治療、特に、内分泌疾患の治療は、従来は相当するホルモンや因子の合成物や精製物を注射することで行われてきた。しかし、それらの生体内寿命が短いため、高価な薬物を頻回に投与する必要があったり、さらに、注射による投与では生体内濃度が生理的に制御でないため、治療効果があまり見られないことや、種々の合併症を発症するなどの問題があった。また、これらのホルモンや因子が市販されていないため、投与さえ行われず対症療法のみが行われてきた疾患も多い。
これらの問題を解決するため、これらのホルモンや因子を分泌する細胞を移植する実験的研究、さらにそれの臨床応用が行われてきた。ホルモンは一度血液循環に入り、作用部位へは血流により運ばれるため、ホルモン分泌細胞では移植部位の制限があまりない。しかし、細胞は十分な酸素と栄養の供給がないと生きていけないため、細胞移植部位として毛細血管が多数ある部位、例えば、腎臓の被膜下、肝臓内や脾臓内が用いられてきた。また、腹腔内は毛細血管が多数あるとはいえないが、細胞密度を低く移植し移植細胞間で酸素の奪い合いをなくすことができるため、腹腔内も細胞移植部位として用いられてきた。

産業上の利用分野


本発明は、病気の治療のために細胞を移植する部位を患者の体内に作製るるため及び/または生体内分子の濃度変化をモニターするセンサーを埋め込む部位を患者の体内に作製するために用いる用具に関し、さらに詳しくは、細胞を移植するための空間の確保及び/またはセンサーを埋め込むための空間の確保と、空間周囲の組織に細胞に酸素や栄養を供給するために、及び/またはセンサーにより血液中の分子の濃度変化を感度よく観測するために、空間周囲の組織に豊富な毛細血管床を形成させるための新生血管誘導因子を徐放するのに用いる用具に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
組織中埋め込まれ、埋め込まれた際に細胞移植またセンサーの埋め込みが可能な毛細血管が豊富な組織が周囲にある空隙を作成するための新生血管床形成用用具であって、
該新生血管床形成用用具は、用具基体と毛細血管を豊富に作製することが可能な新生血管誘導因子とを有し、新生血管誘導因子が徐放されるようになっていることを特徴とする新生血管床形成用用具。

【請求項2】
用具基体がハイドロゲルからなっている請求項1に記載した新生血管床形成用用具。

【請求項3】
用具基体が高分子膜また無機材料から作製されたバッグからなっている請求項1に記載した新生血管床形成用用具。

【請求項4】
新生血管誘導因子と相互作用して、新生血管誘導因子の放出速度をコントロールすることの出来る請求項1乃至3のいずれかに記載した新生血管床形成用用具。

【請求項5】
新生血管誘導因子が、溶液、新生血管誘導因子と高分子との複合体、新生血管誘導因子と水溶性高分子ゲルとの複合体、新生血管誘導因子と無機材料との複合体の形態の少なくとも1つの形態をとり、それによって新生血管誘導因子の放出速度をコントロールするようになっている請求項1乃至4のいずれかに記載した新生血管床形成用用具。

【請求項6】
新生血管誘導因子が、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF)、酸性繊維芽細胞増殖因子(aFGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、トランスフォーミング増殖因子-β(TGF-β) 、オステオネクチン(Osteonectin) 、アンギオポイエチン1(Ang1)及びアンギオポイエチン2(Ang2)からなる群から選ばれた少なくとも1種類の新生血管誘導因子である請求項1乃至5のいずれかに記載した新生血管床形成用用具。

【請求項7】
新生血管誘導因子が、請求項6に記した新生血管誘導因子の複数の組み合わせである請求項1乃至5のいずれかに記載した新生血管床形成用用具。

【請求項8】
組織非接着となっている請求項1乃至7のいずれかに記載した新生血管床形成用用具。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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