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(In Japanese)変性ヒトclassI白血球抗原に特異的なモノクローナル抗体 achieved

Patent code P110004084
File No. RX01P42
Posted date Jul 6, 2011
Application number P2007-510479
Patent number P4697980
Date of filing Mar 27, 2006
Date of registration Mar 11, 2011
International application number JP2006306121
International publication number WO2006104085
Date of international filing Mar 27, 2006
Date of international publication Oct 5, 2006
Priority data
  • P2005-094920 (Mar 29, 2005) JP
Inventor
  • (In Japanese)佐藤 昇志
  • (In Japanese)鳥越 俊彦
  • (In Japanese)下澤 久美子
  • (In Japanese)中澤 恵実理
Applicant
  • (In Japanese)国立研究開発法人科学技術振興機構
  • (In Japanese)北海道公立大学法人札幌医科大学
Title (In Japanese)変性ヒトclassI白血球抗原に特異的なモノクローナル抗体 achieved
Abstract (In Japanese)
【課題】
  ホルマリン等で固定した標本のような変性ヒト組織を材料としてヒトclass I白血球抗原(HLA class I)を構成するHLA-A、HLA-B、HLA-Cの3種類の重鎖蛋白質の発現をすべて同時に検出可能なモノクローナル抗体を提供する。
【解決手段】
  変性させたリコンビナントHLA-A*2402重鎖蛋白質をマウスに免疫することによって、変性HLA-A、B、Cのすべてに優先的に結合するHLA class I特異抗体を樹立できることを見出した。本発明は、変性ヒトclass I白血球抗原のHLA-A、HLA-B及びHLA-Cの各重鎖と特異的に結合するモノクローナル抗体であり、ハイブリドーマ(FERM AP-20454)により産生され、変性ヒトclass I白血球抗原のHLA-A、HLA-B及びHLA-Cの各重鎖と特異的に結合するモノクローナル抗体である。更に本発明は、このモノクローナル抗体を主成分とする変性ヒトclass I白血球抗原の検査薬である。
【選択図】
 なし
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

過去数十年にわたり、世界中で大部分の臨床組織検体は10%~20%ホルマリン固定液等によって保存されてきたが、ホルマリンのような固定液は組織中の蛋白質を高度に変性させるため、固定された標本中の蛋白質を特異抗体によって検出するためには変性蛋白質を認識できる抗体が必要である。
一方、ヒトclass I白血球抗原(HLA class I)は、免疫担当細胞に抗原分子を提示している重要な分子である。例えば、ウイルス感染細胞ではウイルス蛋白質の分解産物抗原ペプチドが、癌細胞では癌抗原蛋白質の分解産物抗原ペプチドが、それぞれHLA class I分子と結合し、細胞表面に表出している。免疫担当細胞のなかでT細胞は、細胞表面に持つT細胞抗原受容体によって標的細胞表面の抗原ペプチド・HLA複合体を認識し、正常細胞とウイルス感染細胞・癌細胞とを識別する。そのためHLA class I分子の発現が抑制された状態では、T細胞の標的細胞識別機構が正常に働かないため、ウイルス感染細胞や癌細胞が免疫系の監視機構から逃れることになる。このように、HLA class I抗原分子は免疫系において重要な役割を果たしている分子であり、ヒトの組織や細胞においてこの分子の発現を検査することは、各種ヒト疾患の免疫病態を知るうえで重要な情報となる。
しかし、従来使用されているヒトclass I白血球抗原(HLA class I)抗体(例えば、W6/32抗体)は、変性したHLA class I蛋白質を認識できないため、ホルマリン等で固定した組織中の抗原蛋白質を免疫染色法によって検出することはできなかった。

一方、変性したHLA class I蛋白質と優先的に結合するモノクローナル抗体としては、クローン名HC10とHCA2の2種類のマウスモノクローナル抗体が報告されている(非特許文献1)。しかし、HC10は、HLA-B、HLA-Cの2種類の遺伝子由来のHLA class I重鎖蛋白質とは結合するが、HLA-A遺伝子由来の重鎖蛋白質とは結合しない。また、HCA2は、HLA-A遺伝子由来のHLA class I重鎖蛋白質とは結合するが、HLA-B、HLA-C遺伝子由来の重鎖蛋白質とは結合しない。
このようにホルマリン等で固定した標本のような変性ヒト組織を材料としてHLA class Iを構成するHLA-A、HLA-B、HLA-Cの3種類の重鎖蛋白質の発現をすべて同時に検出可能なモノクローナル抗体は、これまでに報告されていなかった。

【非特許文献1】
Stam NJ, et al. Int Immunol. 1990;2(2):113-25.

Field of industrial application (In Japanese)

この発明は、変性ヒトclass I白血球抗原(HLA-A、B、C)重鎖と特異的に結合するモノクローナル抗体に関し、更に、この抗体を用いた変性ヒトclass I白血球抗原の検査方法やこの抗体を含む変性ヒトclass I白血球抗原の検査薬に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
変性ヒトclass I白血球抗原のHLA-A、HLA-B及びHLA-Cの各重鎖と特異的に結合するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ(FERM BP-10550)。

【請求項2】
 
ハイブリドーマ(FERM BP-10550)により産生され、変性ヒトclass I白血球抗原のHLA-A、HLA-B及びHLA-Cの各重鎖と特異的に結合するモノクローナル抗体。

【請求項3】
 
前記変性ヒトclass I白血球抗原が、アルデヒド処理、アルコール処理又はアセトン処理したヒト組織から得られた請求項2に記載のモノクローナル抗体。

【請求項4】
 
請求項2に記載のモノクローナル抗体を検体に反応させることから成る変性ヒトclass I白血球抗原の検査方法。

【請求項5】
 
前記検体がヒト由来の細胞若しくは組織を変性させた検体である請求項4に記載の検査方法。

【請求項6】
 
前記変性の方法がアルデヒド処理、アルコール処理又はアセトン処理である請求項4又は5に記載の検査方法。

【請求項7】
 
前記検体を前記モノクローナル抗体と反応させ、これに標識を付したプローブを反応させ、この標識を検出することから成る請求項4~6のいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項8】
 
請求項2に記載のモノクローナル抗体を主成分とする変性ヒトclass I白血球抗原の検査薬。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Registered
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