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FACILITY AND METHOD FOR PREVENTING DISCHARGE OF POLYCHLORINATED BIPHENYL AND DIOXINS INTO ENVIRONMENT commons

Patent code P110005022
Posted date Aug 18, 2011
Application number P2003-300293
Publication number P2005-066479A
Patent number P3908210
Date of filing Aug 25, 2003
Date of publication of application Mar 17, 2005
Date of registration Jan 26, 2007
Inventor
  • (In Japanese)佐々木 敏
  • (In Japanese)赤城 正晃
  • (In Japanese)渡辺 敦雄
  • (In Japanese)西田 修身
  • (In Japanese)永田 進一
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人神戸大学
Title FACILITY AND METHOD FOR PREVENTING DISCHARGE OF POLYCHLORINATED BIPHENYL AND DIOXINS INTO ENVIRONMENT commons
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent the discharge of PCBs and dioxins from a facility for detoxifying PCB waste.
SOLUTION: In the facility for preventing the discharge of polychlorinated biphenyls and dioxins into environment, a primary oil pan 38 is placed below a PCB extraction unit 33 detoxifying a PCB-containing oil and a PCB liquid which are liquid-extracted from the PCB waste, and a cooling pipe 41 as a cooling means, a jacket 43, and a cooling material charging means 45 are provided in the primary oil pan 38 recovering the PCB-containing oil and the PCB liquid which leaked from the PCB extraction unit 33.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)


PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、安定性、絶縁性及び電気的特性等に優れる化学物質であり、PCBの使用量の約7割は、火災の危険の多い場所、例えば発電所、車両(地下鉄・新幹線他)、船舶、鉱山及び地下設備等の電気設備に使用され、燃えない絶縁油として使用された。その他PCBは、各種化学工業・食品工業の加熱又は冷却工程の熱媒体、電線・樹脂等の可塑剤、塗料・ノーカーボン紙の溶剤、及び農薬の効力延長剤等の幅広い用途で使用された。



PCBは、製造工場・使用工場からの排水又は大気排出、PCBを含む製品の廃棄又は焼却、処理場又は保管場所からの漏洩(保管容器の破損、地震等自然災害等)、及び違法投棄等によって環境中に排出される。環境中に排出されたPCBは、海洋や河川等の低泥、土壌汚染及び生物汚染その他の環境汚染を引き起こす。さらに、PCBの不完全な焼却処理によって、毒性の強いCo-PCB(コプラナーポリ塩化ビフェニル)及びPCDFs(ポリ塩化ジベンゾフラン)等のダイオキシン類が生成される。



環境汚染及び毒性等においてPCBの危険性が指摘され、また環境や人体への被害が実際に確認されたことから、PCBの製造及び使用が禁止された。しかし、PCB、PCBを含む油又はPCBが塗布され、染み込み、付着し、若しくは封入された物が廃棄物となったもの(以下、「PCB廃棄物」という。)が長期にわたり未処理のままであり、数万トンが未だ保管されている。PCB廃棄物の無害化処理方法としては、熱化学的分解法、物理化学的分解法、紫外線(若しくは放射線)照射分解法、又は微生物分解法等が挙げられる。



熱化学分解法によるPCB廃棄物の無害化処理は最も経済的であり、国際的にも最も多用されている方法である。しかし、焼却炉中でPCBを約1400℃以上にて完全に焼却する必要があるので、焼却炉中の高温条件を均一かつ安定に維持する必要がある。均一又は安定な維持が不十分な温度条件によって焼却が行なわれると、猛毒のダイオキシン類を生成する可能性があり環境に悪影響を及ぼす。



1998年に改正廃棄物処理法が施行されてから実質的に物理化学的分解法によるPCB廃棄物の無害化処理が可能となった。ただしその殆どは約200℃以上の高温条件でPCB処理を行なっており、また高圧を必要とする場合もある。また、金属ナトリウムを直接使用する方法もあるが、この金属ナトリウムは反応制御が困難であり、安全性の観点から充分な設備とは言い難い。



一方、紫外線(波長約250~300nm)の照射を利用した紫外線照射分解法によるPCBの無害化処理では、低温かつ常圧下にて緩やかな分解反応が進行する。PCBを常温常圧かつ高効率で分解することで無害化でき、環境への負荷を軽減できるPCB無害化処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このPCB無害化処理装置による処理工程は、建屋内処理、外部排出防止、気密性の管理区域、不浸透性の床、建屋内負圧、局所換気及び安全サイドに作動する処理システムの構築等が設計上必要になる。



図11は、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理施設を示す概略図である。



図11は、PCB廃棄物の無害化処理施設1を示し、この無害化処理施設1は建屋2内に、PCB廃棄物から液抜きされたPCB含有油及びPCB液を含む容器等から洗浄・分離工程を経て得られたPCB液を無害化処理するPCB無害化処理装置、例えばPCB含有油及びPCB液を保有して1バッチ処理分のPCB含有油及びPCB液が秤取られるPCB抜取ユニット3を有する。



PCB無害化処理装置としてのPCB抜取ユニット3の処理工程の下流側に、脱酸素処理された1バッチ処理分のIPA(イソプロピルアルコール)にNaOH(水酸化ナトリウム)を混合溶解させてIPA調製液とするIPA調製ユニット3aと、PCB抜取ユニット3からのPCB原液とIPA調製ユニット3aからのIPA調製液との混合液に紫外線(波長約250~300nm)を照射して一次分解を行なう光分解ユニット3bと、光分解ユニット3bにて第1分解されたPCB処理液を触媒としての貴金属によって二次分解する触媒分解ユニット3cと、触媒分解ユニット3cからのPCB処理液をHCl(塩酸)にて中和する中和ユニット3dと、中和ユニット3dの後液を蒸留してビフェニルを分離回収するIPA回収ユニット3eと、光分解ユニット3bの系統内で副生成物として生成するNaCl(塩化ナトリウム)を回収した洗浄水からNaCl、IPA、PCBを抽出する洗浄水無害化ユニット3fとが設けられる。



各ユニット3~3fの下方には、第一次防油堤である第一次オイルパン8~8fがそれぞれ敷設される一方、建屋2内の床上のほぼ全域に第二次防油堤である第二次オイルパン9が敷設されている。よって、槽及び移送ライン等にて構成される各ユニット3~3fからIPAが万一漏洩した場合でも、第一次オイルパン8~8fによりIPAを受けて留まり、建屋2内の床上には漏洩しない。また、第一次オイルパン8~8fからIPAが漏洩した場合でも、第二次オイルパン9によりIPAを受けて留まり、建屋2内の床上には漏洩しない。すなわち、第一次オイルパン8~8f及び第二次オイルパン9により建屋2外部にIPAが漏洩することを2重に防止することができる。
【特許文献1】
特開2002-360728号公報(第11頁、図8)

Field of industrial application (In Japanese)


本発明は、ポリ塩化ビフェニルの取扱い又は処理するための技術に係り、ポリ塩化ビフェニル、及び火災によりポリ塩化ビフェニルから生成されたダイオキシン類の外部排出防止のためのポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設及びその環境排出防止方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
ポリ塩化ビフェニル廃棄物から液抜きされたポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液を無害化処理するポリ塩化ビフェニル無害化処理装置の下方にオイルパンが敷設され、前記ポリ塩化ビフェニル無害化処理装置から漏洩したポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液を回収するオイルパンに冷却手段が設けられることを特徴とするポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項2】
 
前記オイルパン内には前記オイルパン内の温度を計測する温度センサが備えられることを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項3】
 
前記オイルパン外部には、前記オイルパン内に回収されるポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液中の油が引火して火災が発生すると警告信号を発する火災報知器が備えられることを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項4】
 
前記オイルパン内に向かって消化剤を散布する消化剤散布手段を設けることを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項5】
 
前記オイルパン内に回収されたポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液を除去して回収する気化抑制槽を設けることを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項6】
 
火災により前記オイルパン上で発生した火炎の熱が、前記オイルパン上方のポリ塩化ビフェニル無害化処理装置を加熱しないように、前記オイルパンと前記ポリ塩化ビフェニル無害化処理装置との間に耐熱性の加熱防止板を設けることを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項7】
 
前記オイルパン内に、前記オイルパンの平面方向の断面が区画に分割されるように堰を備えたことを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項8】
 
前記オイルパン内に備えられた複数の堰は、前記オイルパンの中央部から傍部に向かって順に堰が高くなるように設計されたことを特徴とする請求項7記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項9】
 
前記オイルパンの区画の平面方向の長辺と短辺との比を25以上とすることを特徴とする請求項7記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項10】
 
前記オイルパンの外壁及び堰が前記オイルパンの内側方向に上り傾斜となるように傾けられたことを特徴とする請求項7記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項11】
 
前記オイルパンの外壁及び堰の縁が前記オイルパンの内側方向に上り傾斜となるように屈折されたことを特徴とする請求項7記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項12】
 
火災時又は爆発時に外部に対して開放となる可能性のある、換気装置、排煙装置、窓及び屋根に対して、ススを捕獲するスス捕獲手段を取り付けることを特徴とする請求項1記載のポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止施設。

【請求項13】
 
ポリ塩化ビフェニル廃棄物から液抜きされたポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液を無害化処理するポリ塩化ビフェニル無害化処理装置からオイルパンに漏洩したポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液の温度を計測させる工程と、
ポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液の温度が所要の温度になると自動的又は手動的にポリ塩化ビフェニル含有油及びポリ塩化ビフェニル液を冷却する工程とを有することを特徴とするポリ塩化ビフェニル及びダイオキシン類の環境排出防止方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2003300293thum.jpg
State of application right Registered
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