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スケジューリング装置、スケジューリング方法、スケジューリングプログラム、記録媒体、および質量分析システム 外国出願あり

国内特許コード P120006466
整理番号 07772
掲載日 2012年1月10日
出願番号 特願2010-104563
公開番号 特開2011-232258
登録番号 特許第5709155号
出願日 平成22年4月28日(2010.4.28)
公開日 平成23年11月17日(2011.11.17)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
発明者
  • 澤田 有司
  • 平井 優美
出願人
  • 独立行政法人理化学研究所
発明の名称 スケジューリング装置、スケジューリング方法、スケジューリングプログラム、記録媒体、および質量分析システム 外国出願あり
発明の概要 【課題】複数の処理対象データの処理実行時間についてのスケジューリングを行うことができるスケジューリング装置を提供する。
【解決手段】
スケジューリング装置100は、各物質データに含まれる保持時間を参照して複数の物質データを保持時間順にソートし、ソート後の順序が連続する物質データによって構成されるファンクションFnを生成する。また、各ファンクションFnに含まれる各物質データに含まれる物質の検出開始時間および検出終了時間によって規定される範囲をファンクションFnのファンクション範囲として設定し、同一測定グループInに属するファンクションFnのファンクション範囲間の間隔が予め定められた条件よりも大きくなるように、各ファンクションFnを測定グループInに振り分ける。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要

試料に含まれる物質の同定、および定量を行う技術として、質量分析技術が知られている。特に、試料が複数の物質の混合系である場合には、液体クロマトグラフィー(LC)、ガスクロマトグラフィー(GC)、およびキャピラリー電気泳動(CE)等の分離装置と組み合わされた、例えば、液体クロマトグラフィー/質量分析装置(LC/MS)、および液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析装置(LC/MS)等が用いられることが多い。

近年、LC/MS等の分析装置における性能が向上してきており、分析速度が向上した分析装置、検出感度が向上した分析装置、広範囲な分析が可能となった分析装置が開発されてきている。分析速度の向上により、一つあたりの物質の検出に要する時間が短縮化され、その結果多くの検体を処理することが可能となる。また、検出感度の向上により、生体試料中の微量の物質等を検出できるようになる。また、広範囲な分析が可能となったことにより、いわゆるオーム解析が部分的ではあるが可能となりつつある。

このような装置を利用して一斉分析を行うアプリケーションも、例えば、ウォーターズ社によって開発されている。

産業上の利用分野

本発明は、複数の処理対象それぞれに関する複数のデータについてスケジューリングするスケジューリング装置およびスケジューリング方法に関する。また、そのようなスケジューリング装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム、およびそのようなプログラムが記録された記録媒体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
質量分析装置における物質の複数の特徴を示す物質データを、前記物質データに含まれる保持時間、検出開始時間、検出終了時間の少なくとも一つに基づいてソートし、予め定められたチャンネル数を上限としてソート後の順序が連続する物質データによって構成されている複数の第1のデータグループを作成する第1グルーピング部と、
第1のデータグループに含まれる前記物質データの最も早い検出開始時間と最も遅い検出終了時間に基づいて規定される範囲を第1のデータグループの測定時間領域とし、前記第1のデータグループの測定時間領域間の間隔が予め定められた第1の規定値以上となるように、前記第1のデータグループをグルーピングして第2のデータグループを作成する第2グルーピング部と、
前記第2のデータグループに基づき測定する試料を物質分離装置に導入し、前記第1のデータグループに含まれる物質の質量分析を行うための前記質量分析装置のチャンネルを制御する測定スケジュールを生成する出力データ生成部と、
を備えており、
前記第1の規定値として1つの値または複数の異なる値を受け付け、
前記第2グルーピング部が、前記1つの値または前記複数の異なる値のそれぞれを第1の規定値として、各第1のデータグループをグルーピングし、
前記出力データ生成部は、前記1つの値または前記複数の異なる値のそれぞれに対する測定スケジュールを生成することを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項2】
請求項1に記載のスケジューリング装置において、前記第1グルーピング部は、前記第1のデータグループに含まれる物質データの数が、前記質量分析装置のチャンネル数以下である予め指定された第2の規定値を超えないように、前記ソートされた順序に基づいて前記物質データをグルーピングすることを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項3】
請求項1に記載のスケジューリング装置において、前記物質データは、物質の検出に要する時間を示す最短検出時間をさらに含んでおり、
前記第1グルーピング部は、前記第1のデータグループに含まれる前記物質データが示す前記最短検出時間の総和が、予め定められた第2の規定値を超えないように、前記ソートされた順序に基づいて前記物質データをグルーピングすることを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載のスケジューリング装置において、前記第1グルーピング部は、前記物質データに含まれる検出開始時間から検出終了時間までの範囲を検出時間範囲とし、前記ソートされた順序において連続している任意の2つの上記物質データに含まれる検出時間範囲が重ならない前記2つの物質データのそれぞれを、異なる第1のデータグループとしてグルーピングすることを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載のスケジューリング装置において、前記第2グルーピング部が、第2のデータグループ内における第1のデータグループの測定時間領域に含まれていない期間を、近傍の第1のデータグループの測定時間領域に付加し、該第1のデータグループの測定時間領域を拡大することを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項6】
請求項2または3に記載のスケジューリング装置において、第2の規定値として複数の異なる値が設定されており、
前記第1グルーピング部が、前記複数の異なる値のそれぞれを前記第2の規定値として、各物質データをグルーピングし、
前記第2グルーピング部が、前記第1グルーピング部における各々の第2の規定値に対応したグルーピング結果をグルーピングし、
前記出力データ生成部が、各々の第2の規定値に対応した測定スケジュールを生成する、ことを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項7】
請求項1~の何れか1項に記載のスケジューリング装置において、前記測定時間領域は、前記質量分析装置が指定された1以上の測定対象物質の測定を実施するファンクションの時間区間であることを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項8】
請求項1~の何れか1項に記載のスケジューリング装置において、前記第1の規定値を入力データとして受け付ける第1データ受付部をさらに備えていることを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項9】
請求項2または3に記載のスケジューリング装置において、前記第2の規定値を入力データとして受け付ける第2データ受付部をさらに備えていることを特徴とするスケジューリング装置。

【請求項10】
請求項1~の何れか1項に記載のスケジューリング装置と、物質分離装置と、質量分析装置とを備えており、
前記スケジューリング装置が、前記測定スケジュールを出力データとして前記物質分離装置と前記質量分析装置に出力し、
前記物質分離装置は、前記第2のデータグループ毎に測定試料を受け付け、
前記質量分析装置は、前記第1のデータグループに対応して前記チャンネルを制御して質量分析を実行することを特徴とする質量分析システム。

【請求項11】
請求項10に記載の質量分析システムにおいて、前記スケジューリング装置によって生成される1以上の前記測定スケジュールの何れを質量分析に用いるかについての選択を受け付ける選択受付部をさらに備えており、
前記質量分析装置が、受け付けた前記測定スケジュールを用いて、質量分析を実行することを特徴とする質量分析システム。

【請求項12】
質量分析装置における物質の複数の特徴を示す物質データを、前記物質データに含まれる保持時間、検出開始時間、検出終了時間の少なくとも一つに基づいてソートし、予め定められたチャンネル数を上限としてソート後の順序が連続する物質データによって構成されている複数の第1のデータグループを作成する第1グルーピング工程と、
第1のデータグループに含まれる前記物質データの最も早い検出開始時間と最も遅い検出終了時間に基づいて規定される範囲を第1のデータグループの測定時間領域とし、前記第1のデータグループの測定時間領域間の間隔が予め定められた第1の規定値以上となるように、前記第1のデータグループをグルーピングして第2のデータグループを作成する第2グルーピング工程と、
前記第2のデータグループに基づき測定する試料を物質分離装置に導入し、前記第1のデータグループに含まれる物質の質量分析を行うための前記質量分析装置のチャンネルを制御する測定スケジュールを生成する出力データ生成工程と、
を包み、
前記第1の規定値は1つの値または複数の異なる値であり、
前記第2グルーピング工程では、前記1つの値または前記複数の異なる値のそれぞれを第1の規定値として、各第1のデータグループをグルーピングし、
前記出力データ生成工程では、前記1つの値または前記複数の異なる値のそれぞれに対する測定スケジュールを生成することを特徴とするスケジューリング方法。

【請求項13】
コンピュータを請求項1~に記載のスケジューリング装置として動作させるスケジューリングプログラムであって、前記コンピュータを前記スケジューリング装置の前記各部として機能させるためのスケジューリングプログラム。

【請求項14】
請求項13に記載のスケジューリングプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 登録
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