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ANTI-TRYPANOSOMA AGENT AND TRYPANOSOMIASIS THERAPEUTIC AGENT meetings

Patent code P120006624
File No. S2010-0992-N0
Posted date Feb 13, 2012
Application number P2010-163039
Publication number P2012-025671A
Patent number P5610433
Date of filing Jul 20, 2010
Date of publication of application Feb 9, 2012
Date of registration Sep 12, 2014
Inventor
  • (In Japanese)嶋田 淳子
  • (In Japanese)久保原 禅
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人群馬大学
Title ANTI-TRYPANOSOMA AGENT AND TRYPANOSOMIASIS THERAPEUTIC AGENT meetings
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a therapeutic agent of trypanosomiasis resulting from trypanosoma protozoan.
SOLUTION: A compound represented by formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof is used as an effective component for the trypanosomiasis therapeutic agent. In the formula, R1 represents a 1-10C alkyl or phenyl; R2 represents a 5-10C chain alkyl; and X represents halogen or hydrogen.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

トリパノソーマ(Trypanosoma)はトリパノソーマ科に属する原生生物で、幅広い宿主(ヒトや家畜、他)に感染し、さまざまな病気(総称してトリパノソーマ症)を引き起こす寄生虫である。ヒトなどの脊椎動物に感染するトリパノソーマは、アフリカ睡眠病や南米シャーガス病を引き起こし、年間何万人もの犠牲者を出している。

南米シャーガス病はアメリカトリパノソーマTrypanosoma cruzi(T. cruzi)の感染により起こる疾患で、中南米で800万人以上が感染し、同地域の死因としてはマラリアを上回っている。T. cruziはサシガメとよばれる媒介昆虫の刺咬により感染し、鞭毛をもった血流型虫体(trypomastigote)が心筋や神経細胞に侵入し、細胞内型虫体(amastigote)に形態変化する(図1)。細胞内で分裂・増殖した後、再び血流型に変換し、宿主細胞を破壊して新たな細胞に侵入する。急性期では発熱などの症状がみられるが、成人では大多数が慢性期へと移行し、十数年という長い歳月の後に突然の心臓発作で亡くなる場合がある。また巨大食道、巨大結腸などの症状を引き起こす。

これまでに、いくつかのトリパノソーマ症治療薬が開発されているが、早期治療が大前提となるうえ、副作用の問題や耐性虫の出現も含め、未だ有効な治療薬・治療法は確立されていない。

細胞性粘菌Dictyostelium discoideum(以後、粘菌)は、森の落ち葉の下などに生息する下等真核生物で、カビに良く似た子実体(胞子と柄から成る)を形成する。しかし、粘菌とカビ(真菌)類は、進化的にかけ離れた生物群であり、本発明者らは、真菌類と同様に「粘菌類=薬剤資源(抗生物質などの薬剤の宝庫)」と考え研究を進めており、実際に、いくつかの薬剤候補物質を報告してきた。

一方、粘菌の生活史(図2)は非常に単純で扱いが簡単なことから、粘菌は「発生生物学・細胞生物学のモデル生物」として、各種細胞機能の研究が進められている。胞子から発芽した粘菌細胞は、単細胞アメーバとして周囲のバクテリアをエサとして増殖する。エサが無くなると、それがシグナルとなって、細胞は集合し多細胞体(10万個ほどの細胞から成る)を形成し、最終的に子実体を形成する。図2中の低分子化合物は、粘菌の発生、分化を制御している生理活性因子の一部である。

中でも、Differentiation-inducing factor-1 (DIF-1)は、粘菌の柄細胞分化誘導因子として単離、同定された低分子化合物である(非特許文献1、2)。同時に単離されたDIF-3は分化誘導活性が低く、DIF-1の分解産物であることがわかっている (非特許文献3、4、5)。

【化1】
(省略)

前述のように、DIF-1とDIF-3はもともと粘菌自身の柄細胞分化を誘導する粘菌の分化誘

導因子、そしてその分解産物として単離された化合物であるが、本発明者らはDIF-1、DIF-3およびそれらの誘導体(以下、これらをまとめてDIF関連化合物をいうことがある)が哺乳類細胞において、腫瘍細胞増殖阻害効果、糖代謝促進効果、インターロイキン-2産生制御効果等を有することを発見した(特許文献1,2、3)。

これらの成果より、DIF関連化合物が様々な薬理活性を有することが期待されるが、トリパノソーマ原虫に対する効果は検討されていなかった。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、抗トリパノソーマ剤およびそれを含むトリパノソーマ症治療薬に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
下記式(I)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分とする抗トリパノソーマ剤。
【化1】
 
(省略)
式中、R1は炭素数1~10のアルキルまたはフェニルを示し、R2は炭素数5~10の鎖状アルキルを示し、Xはハロゲンあるいは水素を示す。

【請求項2】
 
化合物が下記のいずれかの化合物またはその塩である、請求項1に記載の抗トリパノソーマ剤。
【化2】
 
(省略)

【請求項3】
 
請求項1または2に記載の抗トリパノソーマ剤を含むトリパノソーマ症治療薬。

【請求項4】
 
トリパノソーマ症が南米シャーガス病またはアフリカ睡眠病である、請求項3に記載のトリパノソーマ症治療薬。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2010163039thum.jpg
State of application right Registered
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