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NOVEL MARKER FOR NEPHROPATHY

Patent code P120007643
File No. S2010-1255
Posted date Jun 7, 2012
Application number P2011-210489
Publication number P2012-093351A
Patent number P5830329
Date of filing Sep 27, 2011
Date of publication of application May 17, 2012
Date of registration Oct 30, 2015
Priority data
  • P2010-216786 (Sep 28, 2010) JP
Inventor
  • (In Japanese)綾 邦彦
  • (In Japanese)大内田 守
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人岡山大学
Title NOVEL MARKER FOR NEPHROPATHY
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a novel marker for nephropathy.
SOLUTION: The applicant finds that EG5 having a function of carrying a biological molecule can bind normal podocin and is present locally at a kidney tissue, and thus the EG5 can be a novel marker for nephropathy. There are provided: a method for inspecting the nephropathy using the EG5 as a marker; and a method for screening a therapeutic agent for nephropathy comprising the step of selecting a substance for enhancing mutual action between the EG5 and the podocin.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

我が国において腎疾患の患者数は年々増加しており、国民の死因の第8位を占めている。例えば慢性腎臓病患者数は1300万人と推測され、26万人以上が透析を受けるなど、国民の健康に重大な影響を及ぼしている。腎疾患の予防・診断・治療法の確立は、国民の健康推進活動において極めて重要な課題である。

腎疾患では、蛋白尿などの腎障害の存在を示す所見が得られる。慢性腎臓病患者においては、蛋白尿が多いほど心血管合併症の発症率が高く、逆に薬剤等により蛋白尿を減少させると、末期腎不全や心血管合併症の発症率が下がることが分かってきた。蛋白尿の制御が、腎疾患進行や心血管合併症の制御につながると考えられる。

血液は、腎糸球体中に入った後、糸球体内皮細胞、基底膜、上皮細胞を通って濾過され、尿となる。糸球体上皮細胞の足突起と足突起の間には、スリット膜という網の目構造がある。スリット膜は血漿蛋白の通過を最小限に抑えて、蛋白の尿への漏出を防ぐのに重要であると近年考えられるようになってきた。

ネフローゼ症候群または腎症の原因遺伝子として、NPHS1遺伝子(遺伝子産物はネフリン)およびNPHS2遺伝子(遺伝子産物はポドシン)などが報告されている(特許文献1,2)。ネフリンとポドシンは、細胞の膜表面に存在して、スリット膜の形成や細胞機能の維持に役割を果たしていると考えられている。ネフリン分子は、スリット膜のバリアー構造維持に直接関与している分子と考えられている。ポドシンはネフリンと結合性を持つことが報告されており、ネフリンを細胞質側から支えて、ネフリンの機能を維持する分子であると考えられている。しかしながら、これらの分子が細胞膜、特にスリット膜にどのようにして運搬されるのかは全く分かっていない。

スリット膜の構成における、ネフリンやポドシンの細胞膜への運搬機序が明らかになれば、蛋白尿などの腎障害の発症機序の解明につながり、その早期発見もしくは予防、症状軽減化が可能になると期待される。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、腎障害の新規マーカーに関するものであり、当該新規マーカーを用いて腎障害を検査する方法、当該マーカーを指標として腎障害のための治療剤等をスクリーニングする方法に関するものである。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
ポドシンと相互作用するEG5をマーカーとする、腎障害の検査方法。

【請求項2】
 
EG5の発現量、EG5の糸球体上皮細胞における局在、EG5のポドシンへの結合能、EG5へのポドシンの結合能、およびEG5とポドシンとが結合してなる結合複合体の量からなる群から選択されるいずれか1の指標を検出することにより、EG5のポドシンとの相互作用が確認される、請求項1に記載の腎障害の検査方法。

【請求項3】
 
EG5の糸球体上皮細胞における局在を検出することによる、請求項2に記載の腎障害の検査方法。

【請求項4】
 
EG5とポドシンとが結合してなる結合複合体をマーカーとする、腎障害の検査方法。

【請求項5】
 
以下の工程を含む、被検物質の腎障害に対する作用を評価する方法:
被検物質の存在下で、EG5とポドシンを接触させる工程、
被検物質の非存在下と比べて、被検物質の存在下において、EG5の発現量が変化している場合、EG5の局在が変化している場合、もしくはEG5とポドシンとの結合複合体の量が変化している場合に、被検物質が腎障害に作用を有するものと判定される工程。

【請求項6】
 
EG5とポドシンとの相互作用を変化させる物質を選択することによる、腎障害治療剤をスクリーニングする方法。

【請求項7】
 
以下の工程を含む、請求項6に記載の腎障害治療剤をスクリーニングする方法:
被検物質の存在下において、EG5とポドシンを接触させる工程、
被検物質の非存在下よりも被検物質の存在下で、EG5の発現量が増加している被検物質、EG5の局在が回復傾向を示している被検物質、もしくはEG5とポドシンとが結合してなる結合複合体量が変化している被検物質を、選択する工程。

【請求項8】
 
EG5発現増強剤からなる、ポドシンの機能調節剤。

【請求項9】
 
EG5発現増強剤が、EG5をコードする遺伝子を含む核酸である、請求項8に記載のポドシンの機能調節剤。

【請求項10】
 
EG5からなる、ポドシンの機能調節剤。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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State of application right Registered
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