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(In Japanese)抗汗抗原モノクローナル抗体 foreign

Patent code P120008162
File No. F07130-1-JP
Posted date Nov 1, 2012
Application number P2010-510175
Patent number P5924752
Date of filing May 1, 2009
Date of registration Apr 28, 2016
International application number JP2009058571
International publication number WO2009133951
Date of international filing May 1, 2009
Date of international publication Nov 5, 2009
Priority data
  • P2008-120680 (May 2, 2008) JP
  • P2008-334562 (Dec 26, 2008) JP
Inventor
  • (In Japanese)秀 道 広
  • (In Japanese)田 中 稔 彦
  • (In Japanese)石 井 香
  • (In Japanese)鈴 木 秀 規
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人広島大学
Title (In Japanese)抗汗抗原モノクローナル抗体 foreign
Abstract (In Japanese)
【課題】
 汗に含まれる抗原物質によるヒスタミン遊離活性を抑制する抗体の提供。
【解決手段】
 汗抗原組成物と反応し、かつ、該組成物による汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離活性を抑制することができる抗体。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

近年、アトピー性皮膚炎患者は急増しており、皮膚科にかかる患者中のアトピー性皮膚炎患者比率は30%を越える情況で、主たる皮膚病の一つになっている。アトピー性皮膚炎は、通常の抗原に対しIgE抗体を産生しやすい遺伝的要因に種々の環境因子が加わることにより引き起こされるアトピー性疾患の一つであり、乳児期から発症し、加齢と共に慢性的に経過し、多くは思春期前に軽快するが、一部の症例は思春期以降も継続し、また思春期以降発症する例もある。成人症例のほとんどは特に難治であり、それ以降の加齢による寛解は期待しがたい。完成した病巣は苔癬化し、掻痒は著しく、しばしば発作的であり、他のアトピー性疾患と一定の関連をもって増悪、軽快を繰り返すというものである。

このようなアトピー性皮膚炎の発症機序には明らかにされていない部分が多く、他の皮膚疾患との識別にもいまだ問題があり、治療方法はいまだ確立されていないが、従来より、副腎皮質ホルモン剤の外用、抗ヒスタミン剤、化学伝達物質遊離抑制剤の投薬療法、あるいは食材から卵、牛乳、大豆等を除く食事療法、生活環境からのダニ、真菌(カビ)などの抗原物質の除去などが試みられてきた。しかしながら薬物療法の場合は、薬剤を成長期の子供に、しかも長期にわたって使用することになるため、副作用の点で問題が残る。
また食事療法や環境抗原除去対策では、完全に抗原を除くことは困難であり、精神的負担も大きいという問題点があった。

このような状況に鑑み、最近では、分子生物学的な知見を駆使してアトピー性皮膚炎の発症機構を解明しながら、その発生機構の一部を阻害することにより治療効果を上げようとする研究が行われている。例えば、上記したように抗原に対してIgE抗体を産生することが症状を発生させる機構の一部になっていることに着目し、抗原に対するIgE抗体の産生を抑制する物質を外用することによって症状を緩和する方法が提案されている(特開平7-109290号公報、特開平7-109292号公報、特開平9-100236号公報)。

ところで、これまでに、汗に含まれ、かつアトピー性皮膚炎を誘引する抗原物質が報告されている(WO 03/084991 A1、特許第3983260号、平成14年度厚生労働科学研究費補助金 免疫アレルギー疾患予防・治療等研究事業の研究報告書(第1分冊p.101-103,厚生労働省 平成15年3月発行))。しかし、該抗原物質は同定されておらず、該抗原物質が誘引するヒスタミン遊離活性を抑制する抗体も報告されていない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、汗抗原組成物に対するモノクローナル抗体に関する。本発明はまた、該抗体を用いる判定方法、並びに該抗体を含んでなる医薬組成物、診断剤、および診断用キットに関する。本発明はさらに、該抗体を生産することができるハイブリドーマ並びに該ハイブリドーマのスクリーニング方法および製造方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
汗抗原組成物と反応し、かつ、該組成物による汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離を抑制することができる抗体またはその抗原結合性断片の製造方法であって、
ヒト汗腺からの分泌物を陰イオン交換カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた0~1.0MのNaCl濃度勾配で0.25~0.3mol/L NaClの範囲に溶出されるヒスタミン遊離活性画分を逆相カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた0.1v/v%TFA/蒸留水から0.1v/v%TFA/アセトニトリルの濃度勾配で30~35v/v%アセトニトリルの範囲に溶出されるヒスタミン遊離活性画分をゲル濾過カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた15~60kDの位置のヒスタミン遊離活性画分を、抗ヒトCystatinA抗体アフィニティクロマトグラフィーにかけて得られた抗ヒトCystatinA抗体非吸着画分を抗原として用い、
汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離量を指標にしてハイブリドーマをスクリーニングし、ハイブリドーマから抗体を生産する、抗体またはその抗原結合性断片の製造方法

【請求項2】
 
FERM BP-11110またはFERM BP-11111の受託番号のもと寄託されたハイブリドーマから生産される、抗体またはその抗原結合性断片。

【請求項3】
 
FERM BP-11110、FERM BP-11111またはFERM BP-11112の受託番号のもと寄託されたハイブリドーマから生産される、抗体またはその抗原結合性断片。

【請求項4】
 
FERM BP-11113の受託番号のもと寄託されたハイブリドーマから生産される、抗体またはその抗原結合性断片。

【請求項5】
 
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、汗疹、および汗疱からなる群から選択される汗抗原が関連する疾患またはその発症リスクの判定を補助する方法であって、請求項2または3に記載の抗体を用いて、被験試料中の汗抗原を検出する工程を含んでなる、方法。

【請求項6】
 
請求項4に記載の抗体を更に用いる、請求項5に記載の方法。

【請求項7】
 
請求項2または3に記載の抗体もしくはその抗原結合性断片および/または請求項4に記載の抗体もしくはその抗原結合性断片を含んでなる、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、汗疹、および汗疱からなる群から選択される汗抗原が関連する疾患またはその発症リスクの診断剤または診断用キット。

【請求項8】
 
請求項2または3に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。

【請求項9】
 
FERM BP-11110、FERM BP-11111またはFERM BP-11112の受託番号のもと寄託された請求項8に記載のハイブリドーマ。

【請求項10】
 
請求項2または3に記載の抗体またはその抗原結合性断片と組み合わせて、サンドイッチ法を用いて汗抗原組成物を検出することができる、汗抗原特異的抗体を産生するハイブリドーマ。

【請求項11】
 
FERM BP-11113の受託番号のもと寄託された請求項10に記載のハイブリドーマ。

【請求項12】
 
請求項2または3に記載の抗体を用いて、被験試料中の汗抗原を検出する工程を含んでなる、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、汗疹、および汗疱からなる群から選択される汗抗原が関連する疾患またはその発症リスクを判定するための指標を検出する方法。

【請求項13】
 
請求項4に記載の抗体を更に用いる、請求項12に記載の方法。

【請求項14】
 
汗抗原組成物と反応し、かつ、該組成物による汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離を抑制することができる抗体を産生するハイブリドーマのスクリーニング方法であって、
ヒト汗腺からの分泌物を陰イオン交換カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた0~1.0MのNaCl濃度勾配で0.25~0.3mol/L NaClの範囲に溶出されるヒスタミン遊離活性画分を逆相カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた0.1v/v%TFA/蒸留水から0.1v/v%TFA/アセトニトリルの濃度勾配で30~35v/v%アセトニトリルの範囲に溶出されるヒスタミン遊離活性画分をゲル濾過カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた15~60kDの位置のヒスタミン遊離活性画分を、抗ヒトCystatinA抗体アフィニティクロマトグラフィーにかけて得られた抗ヒトCystatinA抗体非吸着画分を得る工程、
抗原として前記抗ヒトCystatinA抗体非吸着画分を用いて抗体を産生するハイブリドーマを得る工程、
汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離量を指標として、ヒスタミン遊離抑制作用を有する抗体を産生するハイブリドーマを選択する工程、
を含んでなる、ハイブリドーマのスクリーニング方法。

【請求項15】
 
汗抗原組成物と反応し、かつ、該組成物による汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離を抑制することができる抗体を産生するハイブリドーマの製造方法であって、
ヒト汗腺からの分泌物を陰イオン交換カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた0~1.0MのNaCl濃度勾配で0.25~0.3mol/L NaClの範囲に溶出されるヒスタミン遊離活性画分を逆相カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた0.1v/v%TFA/蒸留水から0.1v/v%TFA/アセトニトリルの濃度勾配で30~35v/v%アセトニトリルの範囲に溶出されるヒスタミン遊離活性画分をゲル濾過カラムクロマトグラフィーにかけ、得られた15~60kDの位置のヒスタミン遊離活性画分を、抗ヒトCystatinA抗体アフィニティクロマトグラフィーにかけて得られた抗ヒトCystatinA抗体非吸着画分を得て、抗原として該抗ヒトCystatinA抗体非吸着画分を用いて抗体を産生するハイブリドーマを得る、方法であって、
(i)汗抗原刺激応答細胞からのヒスタミン遊離量を指標として、ヒスタミン遊離抑制作用を有する抗体を産生するハイブリドーマを選択する工程;および
(ii)(i)で得られたハイブリドーマをクローニングする工程
を含んでなる、方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2010510175thum.jpg
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