TOP > 国内特許検索 > 三相三倍電圧整流回路
従来のダムや発電所による大規模な発電システムに対して、近年、小型の水車や風車などを用いた小規模な発電システムが注目されている。しかし、こうした小規模な発電システムに用いられる永久磁石形同期発電機は、低い回転数で運転しているため、従来の三相ブリッジ整流回路では十分な直流出力電圧を得ることができない。そのため、昇圧チョッパや変圧器を用いる方法や、同期発電機の巻数を増やす方法が必要となるが、高コスト化や設備の大型化が問題となる。そこで本願の発明者らは、チャージポンプ方式を用いた三相三倍電圧整流回路を提案している(非特許文献1)。この回路は、図10に示すように、6個のダイオード(d1~d6)と、6個のコンデンサ(c1~c6)からなる構成であって、三相交流電源を入力として、整流するとともに、三相線間電圧の略3倍の直流電圧を得ることができる。
本発明は、三相交流電源を入力として、三相線間電圧の3倍の直流電圧が得られる三相三倍電圧整流回路に関する。
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