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(In Japanese)心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具 achieved foreign

Patent code P130009550
File No. 2463
Posted date Jul 10, 2013
Application number P2011-519801
Patent number P5641443
Date of filing Jun 16, 2010
Date of registration Nov 7, 2014
International application number JP2010060164
International publication number WO2010147129
Date of international filing Jun 16, 2010
Date of international publication Dec 23, 2010
Priority data
  • P2009-147021 (Jun 19, 2009) JP
Inventor
  • (In Japanese)石見 拓
  • (In Japanese)冨田 圭二
  • (In Japanese)仁科 真
  • (In Japanese)川村 昌也
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人京都大学
Title (In Japanese)心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具 achieved foreign
Abstract (In Japanese)
【課題】
  心臓マッサージ(胸骨圧迫)を体得する実習器具で、安価、小型、軽量で搬送容易で、繰返し使用の耐久性があり、AEDの使用手順も訓練できるトレーニング用ボックスを提供する。
【解決手段】
  心臓マッサージ(胸骨圧迫)に要する胸部沈下深さに相当する厚さより厚みのある模式的胸部本体(1)と、この模式的胸部本体(1)の中央部に手のひら大の貫通孔(3)を上下方向に開口し、該開口内に上下動自在な押圧部(6)として、袋体(6d)で被覆された上下面方向に収縮及び復帰する空気室(7)を内部に有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6a)を配し、上記の空気室(7)への空気出入用及びその検知用を兼ねた弁(8)を袋体(6d)の側部に配設したことを特徴とする心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。
【選択図】
 図1
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

心肺蘇生法は英語の頭文字からCPRとも呼ばれる、心停止に対する一連の救急救命処置である。心拍動が完全に停止した場合、脳は3~5分で不可逆的な損傷を受け、死亡に至るので、心肺蘇生法の原則は、速やかに措置を講ずることであり、血液循環を再開および維持して脳への血流を図り、同時に起こっている呼吸停止にも対処を要するものとされてきた。すなわち、この心停止した場合の措置として、心臓を圧迫することによって心臓からの血流を維持するべく、心臓マッサージを行い、その際、併せて人工呼吸も行う必要があるとされてきた。心肺蘇生法は医療関係者のみならず、一般市民がその場で実践しなければならない場面に遭遇する可能性があるので、正しい手順が広く一般に訓練、教育されていくことが望まれている。

従来、心肺蘇生法の訓練、教育に用いる心肺蘇生トレーニング用人形は、本格的な高機能な高価な人形であり、そのサイズも大きいため、多くの台数を用意し、収納しておくことは物理的な困難を伴いやすいものであった。このためにトレーニング用人形を用いて心肺蘇生法の実習を行う機会が現実的には制約を受けざるを得なかった。こうした状況の下で、近年は、一人一体の使用を前提とした自動膨張式の人形が開発されて使用されるようになってきた。しかし、この自動膨張式の人形の胸部本体は数回の使用で破裂してしまうことがあり、耐久性に問題があった。さらに、この人形の一セットの値段が、実習生の一人一体用として割り当てるには高価であるうえに、個人での使用が前提で複数人での再利用ができないために、依然として心肺蘇生法のトレーニングの普及を妨げる要因となっている。

また、上述の自動膨張式の人形は、練習のためには、先ずマネキン型の人体模型にチューブから空気を入れて人体のように立体的に膨らました後、栓をして準備を完了するので、練習の開始までに時間を要する。これらの準備が完了すると、練習生は、先ず、模型の顔部の顎を持ち上げて頭を後ろにそらして気道を確保し、鼻を摘んで口で模型の口を覆って約1秒かけて、胸部が持ち上がる量の呼気を吹き込む。次いで、胸の真ん中に手のひらの付け根をおいて、もう一方の手を重ねて肘を延ばして真上から1分間に100回のリズムで真下に向って4~5cm圧迫し、押した後は胸が元の位置に戻るようにして、練習するものである。使用後も、箱に収納するためには、空気を排気しなければならないが、衛生面に配慮しつつ収納しなければならない。すると、短時間で準備~練習~片づけをする必要がある教育現場での使用には時間的な制約上、不向きな点があった。
また、繰り返し使用するには、汚れに強く衛生面での扱いが容易であることがのぞまれるが、たとえばAED(自動体外式除細動器)の模擬パッドは、粘着シールを台紙から剥がして使用するようになっているが、繰り返し使用すると粘着シール部分が汚れてしまい、髪の毛やホコリだらけになるので、事実上廃棄交換せざるをえなかった。

さて、このような心肺蘇生法のトレーニング用の頭部および胸部からなる模式的な心肺蘇生練習器具として、従来より特許出願されているものには、膨張可能な胸部本体を有し、この胸部本体は圧力を分配する胸部プレートを有し、さらに頭部にフェースマスクを有し、そのフェースマスクの口の部分に接続された胸部の肺部分を有する装置からなる蘇生訓練用人体模型がある(たとえば、特許文献1参照。)。これは、従来の人体模型にくらべれば比較的小型サイズであるから、大量生産によって低コスト化を実現しうる余地がある。しかしながら、使用前には、空気を吹き込んで膨らませるという準備作業が必要であり、練習後は清掃して拭うという衛生面での手間をかけたうえで萎ませる必要があるので、練習時間に加えてその前後に時間を要するものであった。したがって、低価格化によって、一人一体用意することができたとしても、練習後に清掃して拭う必要があることからすると、不特定多数の受講者による反復使用を前提にした構造とはいえず、講習会等では、参加者全員分を用意することが必須となるものであった。たとえば、講習会を参加者を3回入れ換えて実施するときには、1セットを3回使用するのではなく3セット分必要であって、参加者全員に1体ずつ用意せざるを得ないものであった。

さらに、医療教育およびトレーニングで使用されるマネキンによる患者シミュレータにおける空気圧式機能を制御するシステムが開発されている(たとえば、特許文献2参照。)。しかし、これらの練習器具或いはトレーニング用のシステムは、高価なものであり、実習生に一人一体用とするには必ずしもなじまないものであった。その他、種々開発され特許出願されている器具があるものの、これらはいずれも頭部および胸部を共に備えた心肺蘇生練習器具からなるものであって、しかも胸部の心臓マッサージ用の圧迫装置の部分も、機械式の複雑な機構を有しているために極めて高価なものとならざるを得ず、練習生の一人一体用として与えるためには十分ではなかった。また、リアルな実物を再現するものであるので、それだけ装置の厚みやサイズが大きくなるので、どうしてもコンパクトにはできなかった。

Field of industrial application (In Japanese)

この発明は、心肺蘇生法における心臓マッサージ(胸骨圧迫)のトレーニング用の可搬タイプの練習器具に関するものであって、特に従来の練習器具であるトレーニング人形に代って使用されるものである。すなわち、この発明は、簡易な耐久性に優れた構造で、従来のトレーニング用人形に比して安価であるのみならず、中学、高校の生徒をはじめとして一般人にも取り扱いが簡単で、短時間で心肺蘇生法の練習が開始でき、練習後の収納も容易な構造でありながら、効果的に心肺蘇生法における心臓マッサージのトレーニングができる可搬タイプの練習器具に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
心臓マッサージ(胸骨圧迫)に要する胸部沈下深さに相当する厚さより厚みのある模式的胸部本体(1)を発泡合成樹脂から形成し、この模式的胸部本体(1)の中央部の上面から下面に胸骨圧迫部位の大きさに模した手のひら大の貫通孔(3)を開口し、上下面方向に収縮及び復帰する空気室(7)を内部に有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6a)を設け、この独立気泡の合成樹脂発泡体(6a)を合成樹脂フィルムからなる袋体(6d)で被覆し、上記の空気室(7)への空気出入用及びその検知用を兼ねた弁(8)を袋体(6d)の側部に配設し、この袋体(6d)で被覆した上記の空気室(7)を内部に有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6a)を心臓マッサージ練習用の押圧部(6)として上記の貫通孔(3)に配設し、これらの貫通孔(3)と該押圧部(6)との間に押圧部(6)の上下動を自在とした隙間(3a)を有することを特徴とする心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項2】
 
心臓マッサージ(胸骨圧迫)に要する胸部沈下深さに相当する厚さは5~25mmであり、模式的胸部本体(1)は上記厚さより厚みがあり外形が直方体の発泡合成樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項3】
 
模式的胸部本体(1)の上面は、手のひら大の貫通孔の上面の部分を除いて合成樹脂フィルム(4)で被覆されていることを特徴とする請求項1または2に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項4】
 
袋体(6d)で被覆の上下面方向に収縮及び復帰する空気室(7)を内部に有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6a)は2段重ねの2層の発泡体であって、該発泡体は中央部に上下方向の開口穴を有するゴム状弾性を有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6b)と、より大きな弾性率のゴム状弾性でかつ中央部に上記の開口穴より大径の同心状の開口穴を有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6c)を積層させて2段重ねの2層の発泡体としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項5】
 
袋体(6d)の側部に配設の袋体内の空気出入用かつ空気出入検知用の弁(8)は、風圧により音を発することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項6】
 
模式的胸部本体(1)は着色された合成樹脂発泡体からなり、袋体(6d)で被覆の上下面方向に収縮及び復帰する空気室(7)を内部に有する独立気泡の合成樹脂発泡体(6a)は模式的胸部本体(1)とそれぞれ異なる色に着色された2段重ねの2層の発泡体からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項7】
 
請求項1から6のいずれか1項に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具は、さらに、模式的胸部本体(1)を収納しうる片方開きの蓋体(12a)を有する箱体(12)を有し、該箱体(12)の片方開きの蓋体(12a)は該箱体(12)の一方の横壁の上端部(14)に開閉自在に接続され、開いた蓋体(12a)の内面に人体模型の頭部(15)、首部(16)及び肩部(17)を描いて箱体(12)内に収納の模式的胸部本体(1)と連接せしめたことを特徴とする心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。

【請求項8】
 
請求項1から7のいずれか1項に記載の心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具は、さらに、自動体外式除細動器であるAEDの操作面形状を模した模擬AED(9)と、該模擬AED(9)から延びる2本のコード(9a,9a)の各先端に裏面のみを自己粘着性とした合成樹脂シートからなる模擬電極パッド(10)を2枚1対に設け、該2枚の模擬電極パッド(10,10)を模式的胸部本体(1)の直方体の周囲を被覆した合成樹脂フィルム(4)の上面に着脱可能に載置したことを特徴とする心肺蘇生法における心臓マッサージ用の可搬タイプの練習器具。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2011519801thum.jpg
State of application right Registered
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