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(In Japanese)シロアリの卵の揮発性コーリングフェロモンおよび女王フェロモンを利用した駆除技術

Patent code P130009593
Posted date Jul 12, 2013
Application number P2011-540552
Patent number P5754812
Date of filing Nov 12, 2010
Date of registration Jun 5, 2015
International application number JP2010070187
International publication number WO2011059054
Date of international filing Nov 12, 2010
Date of international publication May 19, 2011
Priority data
  • P2009-259938 (Nov 13, 2009) JP
Inventor
  • (In Japanese)松浦 健二
  • (In Japanese)日室 千尋
  • (In Japanese)横井 智之
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人岡山大学
Title (In Japanese)シロアリの卵の揮発性コーリングフェロモンおよび女王フェロモンを利用した駆除技術
Abstract (In Japanese)1-ブタノール、2-ブタノール、またはそれらのエステル、ケトン、エーテル、カルボン酸、またはそれらの塩を含有するシロアリ誘引剤、該誘引剤を含むシロアリ擬似卵、ならびに該誘引剤または該擬似卵を用いるシロアリ駆除・防除方法。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

従来の害虫、とりわけシロアリ駆除技術は基本的には加害された木材の外側から大量に薬剤を投入して殺虫するというものであり、シックハウス症候群などの健康被害や環境汚染につながっている。また、シロアリのコロニーの一部でも残存すると、別の箇所に被害を拡大してしまうという問題がある。最も重大な問題は、駆除に要する労働コストがかかりすぎる点である。頻繁に実施されているのは臭化メチルを用いた燻蒸法であるが、臭化メチルはオゾン層破壊の原因物質であり、近年使用を規制しようとする動きが強まっている。

薬剤散布型処理法に代わるものとして、遅効性の殺虫有効成分を餌に混入してシロアリに摂食させ、その駆除を行うベイト法がある(例えば、非特許文献1参照)。

シロアリと同様に社会生活を営むアリの駆除法としては毒物にアリの嗜好物を混入して餌として与え、巣に持ち帰らせて全集団を捕殺する方法が有効である。しかしシロアリは営巣している木材自体を摂食するため、毒餌剤を用いて巣の外部から巣の内部に薬剤を運搬させるベイト法は必ずしも効果的ではない。特にヤマトシロアリ属シロアリではベイト法によって巣を根絶することは難しい(非特許文献2参照)。

ベイト法よりもさらに効率よく活性成分を害虫に摂取させる方法として、害虫の基本的社会行動である卵運搬本能を利用した「擬似卵運搬による害虫駆除法」が開発された(特許文献1)。シロアリの卵認識フェロモンの主成分はリゾチームという抗菌タンパク質(特許文献2)およびβ-グルコシダーゼであり(特許文献3)、それぞれ単体でも卵認識フェロモン活性を有することが明らかになっている。
【特許文献1】
特許第4151812号
【特許文献2】
特許第4126379号
【特許文献3】
特許第4258785号
【非特許文献1】
「シロアリと防除対策」、社団法人日本しろあり対策協会、2000年、p.219
【非特許文献2】
「モニタリングステーションを用いた日本産地下シロアリの活性評価とベイト法による防除」、生存圏における昆虫生態のモニタリング技術の新展開、2006年、p.48

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、害虫、特にシロアリの駆除・防除のための新規手段、およびそれを用いる害虫の駆除・防除方法を提供する。詳細には、本発明は、新規シロアリの誘引剤、それを含むシロアリ擬似卵、ならびにそれらを用いるシロアリの駆除・防除方法を提供する。さらに本発明は、新規シロアリの発育抑制剤も提供する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
ブタノール、ブタノールの酪酸エステル、および2-メチル1-ブタノールからなる群より選択される1またはそれ以上の有効成分を含有する、シロアリ誘引剤。

【請求項2】
 
1-ブタノール、2-ブタノール、1-ブタノールの酪酸エステル、イソブチルアルコールの酪酸エステル、および2-メチル1-ブタノールからなる群より選択される1またはそれ以上の有効成分を含有する、シロアリ誘引剤。

【請求項3】
 
1-ブタノール、2-ブタノール、または1-ブタノールの酪酸エステルからなる群より選択される1またはそれ以上の有効成分を含有する、シロアリ誘引剤。

【請求項4】
 
シロアリの卵を模した基材に卵認識フェロモンおよび請求項1~3のいずれか1項記載のシロアリ誘引剤を含有せしめたシロアリ擬似卵。

【請求項5】
 
卵認識フェロモンがβ-グルコシダーゼおよび/またはリゾチームである請求項4記載のシロアリ擬似卵。

【請求項6】
 
シロアリの卵を模した基材に卵認識フェロモンとしてβ-グルコシダーゼ、および請求項1~3のいずれか1項記載のシロアリ誘引剤を含有せしめたシロアリ擬似卵。

【請求項7】
 
殺虫活性成分、孵化阻害物質、生殖阻害物質、発育阻害活性成分、または昆虫病原菌からなる群より選択される1またはそれ以上の成分をさらに含有する、請求項4~6のいずれか1項記載の擬似卵。

【請求項8】
 
請求項7記載の擬似卵をシロアリに与え、卵運搬行動を利用して巣内に運搬させることを特徴とする、シロアリの駆除方法。

【請求項9】
 
シロアリの卵を模した基材に卵認識フェロモン、および殺虫活性成分、孵化阻害物質、生殖阻害物質、発育阻害活性成分、または昆虫病原菌からなる群より選択される1またはそれ以上の成分を含有せしめた擬似卵の周囲に請求項1~3のいずれか1項記載のシロアリ誘引剤を設置し、卵運搬行動を利用して巣内に運搬させることを特徴とする、シロアリの駆除方法。

【請求項10】
 
請求項1~3のいずれか1項記載のシロアリ誘引剤を用いてシロアリを誘引し、次いで、誘引されたシロアリを駆除することを特徴とする、シロアリの駆除方法。

【請求項11】
 
請求項1~3のいずれか1項記載のシロアリ誘引剤をシロアリに与え、シロアリの行動を撹乱することを特徴とする、シロアリの行動撹乱方法。

【請求項12】
 
ブチルブチレートと2-メチル1-ブタノールとの混合物を有効成分として含有する、新女王の分化抑制剤。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2011540552thum.jpg
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