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ANTI-HUMAN ADENOSINE A2a RECEPTOR MONOCLONAL ANTIBODY FOR ENHANCING AFFINITY OF AGONIST

Patent code P130009976
File No. E084P06
Posted date Oct 16, 2013
Application number P2012-049812
Publication number P2013-183660A
Patent number P5750700
Date of filing Mar 6, 2012
Date of publication of application Sep 19, 2013
Date of registration May 29, 2015
Inventor
  • (In Japanese)小笠原 諭
  • (In Japanese)日野 智也
  • (In Japanese)島村 達郎
  • (In Japanese)荒川 孝俊
  • (In Japanese)万木 貴美
  • (In Japanese)寿野 千代
  • (In Japanese)村田 武士
  • (In Japanese)小林 拓也
  • (In Japanese)岩田 想
Applicant
  • (In Japanese)国立研究開発法人科学技術振興機構
Title ANTI-HUMAN ADENOSINE A2a RECEPTOR MONOCLONAL ANTIBODY FOR ENHANCING AFFINITY OF AGONIST
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an agent for increasing affinity between an adenosine A2a receptor and an agonist, which comprises an antibody for increasing affinity between an adenosine A2a receptor and an agonist, an antibody for increasing an agonist action, an antibody for efficiently recognizing a functional adenosine A2a receptor for expressing a living cell membrane or an anti-adenosine A2a receptor antibody.
SOLUTION: An anti-adenosine A2a receptor antibody that has specific bindability in an extracellular region of an adenosine A2a receptor and recognizes a three-dimensional structure of adenosine A2a receptor is used. Optionally, an anti-adenosine A2a receptor antibody that contains a specific amino acid sequence and increases affinity of an agonist to an adenosine A2a receptor or increases an agonist action is used.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

アデノシン受容体A2aサブタイプ(以下、「アデノシンA2a受容体」と称することもある)は、一般的に、ほ乳類の神経節、血管、又は血小板の細胞膜に発現する7回膜貫通型の受容体である。主に中枢神経系や循環器系において特定の細胞外リガンドを認識して、細胞内へシグナルを伝達する役割を果たす。この受容体はGタンパク質共役型受容体(GPCR)の一つであり、リガンドの結合によりGsの結合およびアデニル酸シクラーゼの活性化を促し、細胞内cAMPレベルの上昇を通じて活性を発揮することが知られている。

アデノシンA2a受容体を含めてGPCRは一般に細胞内において微小な発現量しか示さず、さらに組織毎に発現特異性がある。そのため、従来から、発現および細胞内局在を調べるためのプローブとして、モノクローナル抗体が利用され、その作製が行われてきた。

GPCR抗体作製の戦略としては、部分ペプチドを化学合成したものを免疫原とする方法が従来から広く採用されてきた(非特許文献1、2)。これは細胞上でのGPCRの発現量が抗原性を有するほど高くないということや、天然に機能する形態では、その多くが細胞膜に埋没しており抗体の接触可能な領域が少ないことに由来する。また糖鎖、脂質など多くの翻訳後修飾を受けているため、翻訳後修飾の比較的少ないC-末端側ペプチドの利用が好まれることが多く、抗アデノシンA2a受容体抗体に関しても同様に、現在入手可能な抗体のほとんどすべてがC-末ペプチドを認識する抗体であった(非特許文献3、4)。

一方で、非特許文献5には培養細胞株で強制発現させたアデノシンA2a受容体全長蛋白質を免疫して得られた、細胞内第三ループ特異的なモノクローナル抗体が記載されている。また特許文献1には、アデノシンA2a受容体の細胞内側第三ループ特異的で、且つ天然状態のアデノシンA2a受容体に対して結合特異性が高いモノクローナル抗体が記載されている。また特許文献2には、天然状態のアデノシンA2a受容体に対して結合特異性が高く、且つアゴニスト結合を顕著に阻害する活性を持つモノクローナル抗体が記載されている。

また、アデノシンA2a受容体をターゲットとした疾患治療も試みられている。例えば非特許文献6には、アデノシンA2a受容体アゴニストであるATL313をCCIモデルラットに随腔内投与した場合、鎮痛効果が約4週間続いたことが記載されている。このATL313は、参天製薬(株)が緑内障等の眼科疾患治療薬として開発を進めている。

特許文献3には、アデノシンA2a受容体アゴニストであるGW-328267等をカニクイザル又はウサギに投与した場合、眼圧下降作用が見られたことが記載されている。また、非特許文献7、8、9には、アデノシンA2a受容体アゴニストの眼圧降下作用又は緑内障治療効果を検証したことが記載されている。また、非特許文献10~15には、アデノシンA2a受容体アゴニストを用いることにより、炎症、粘膜傷害、肝障害を抑制しえることが記載されている。また、特許文献4及び5には、アデノシンA2a受容体アゴニストであるSHA211が抗炎症作用を有することが記載されている。また、アデノシンA2a受容体アゴニストであるOPA-6566は、眼圧下降作用を有しており、大塚製薬(株)が緑内障の治療薬として開発を進めている。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、抗アデノシンA2a受容体抗体に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
アデノシンA2a受容体の細胞外領域に特異的な結合性を有し、アデノシンA2a受容体の立体構造を認識アデノシンA2a受容体とアゴニストとの親和性を増加させる、抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項2】
 
アデノシンA2a受容体の細胞外領域に特異的な結合性を有し、アデノシンA2a受容体の立体構造を認識し、アデノシンA2a受容体に対するアゴニスト作用を増加させる、抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項3】
 
アデノシンA2a受容体に対するアゴニスト作用を増加させる、請求項1に記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項4】
 
アゴニスト型のアデノシンA2a受容体と特異的に結合する抗体であり前記アゴニスト型はアゴニストが結合したときのアデノシンA2a受容体の形態である、請求項1~3いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項5】
 
アゴニスト型のアデノシンA2a受容体の熱安定性を増加させる抗体であり前記アゴニスト型はアゴニストが結合したときのアデノシンA2a受容体の形態である、請求項1~4いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項6】
 
天然状態のアデノシンA2a受容体の細胞外領域に対して、特異的な結合性を有し、
変性状態のアデノシンA2a受容体の細胞外領域に対して、特異的な結合性を有しない、
請求項1~5いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項7】
 
モノクローナル抗体である、請求項1~6いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項8】
 
アデノシンA2a受容体の細胞外領域に特異的な結合性を有し、アデノシンA2a受容体とアゴニストとの親和性を増加させる、抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項9】
 
a)重鎖CDR1、2、及び3が、それぞれ配列番号1、2、及び3のアミノ酸配列を含み、且つ軽鎖CDR1、2、及び3が、それぞれ配列番号4、5、及び6のアミノ酸配列を含む抗体、
b)重鎖CDR1、2、及び3が、それぞれ配列番号7、8、及び9のアミノ酸配列を含み、且つ軽鎖CDR1、2、及び3が、それぞれ配列番号10、11、及び12のアミノ酸配列を含む抗体、
からなる群から選ばれる1種以上の抗体である抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項10】
 
アデノシンA2a受容体とアゴニストとの親和性を増加させる、請求項9に記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項11】
 
前記a)の抗体は受託番号NITE P-1266のハイブリドーマにより生産される抗体であり、前記b)の抗体は受託番号NITE P-1265のハイブリドーマにより生産される抗体である、請求項9又は10に記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項12】
 
抗原結合性断片である、請求項1~11いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体。

【請求項13】
 
請求項1~12いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体をコードする、ポリヌクレオチド。

【請求項14】
 
請求項13に記載のポリヌクレオチドで形質転換された形質転換体。

【請求項15】
 
請求項1~12いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体を含む、アデノシンA2a受容体とアゴニストとの親和性増加剤。

【請求項16】
 
請求項1~12いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体を含む、アデノシンA2a受容体とアンタゴニストとの親和性低下剤。

【請求項17】
 
請求項1~12いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体を含む、アデノシンA2a受容体に対するアゴニスト作用増加剤。

【請求項18】
 
請求項1~12いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体を含む、治療薬。

【請求項19】
 
炎症性疾患、疼痛、又は眼科疾患の治療用の請求項18に記載の治療薬。

【請求項20】
 
請求項1~12いずれかに記載の抗アデノシンA2a受容体抗体を含む、試薬、診断薬、又は診断用キット。

【請求項21】
 
アデノシンA2a受容体とアゴニストとを接触させ、アゴニスト型のアデノシンA2a受容体を調整する工程、及び前記アゴニスト型のアデノシンA2a受容体に対する被検抗体の反応性を測定する工程を含む、
アデノシンA2a受容体とアゴニストとの親和性を増加させる抗アデノシンA2a受容体抗体のスクリーニング方法。

【請求項22】
 
請求項2に記載の抗アデノシンA2a受容体抗体と、アデノシンA2a受容体を発現している細胞とを接触させる工程を含む、
アデノシンA2a受容体とアゴニストとの親和性を増加させる方法(但し、ヒトの治療方法を除く)
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2012049812thum.jpg
State of application right Registered
Reference ( R and D project ) ERATO IWATA Human Receptor Crystallography AREA
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