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(In Japanese)糸状菌から有用代謝産物を生産する方法 commons meetings

Patent code P150012021
Posted date Jun 12, 2015
Application number P2013-532503
Patent number P6095171
Date of filing Aug 6, 2012
Date of registration Feb 24, 2017
International application number JP2012070017
International publication number WO2013035473
Date of international filing Aug 6, 2012
Date of international publication Mar 14, 2013
Priority data
  • P2011-194491 (Sep 7, 2011) JP
Inventor
  • (In Japanese)小嶋 政信
  • (In Japanese)藤井 博
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人信州大学
Title (In Japanese)糸状菌から有用代謝産物を生産する方法 commons meetings
Abstract (In Japanese)本発明は、シキミ酸などの有用代謝産物を糸状菌から生産する方法に関する。糸状菌の生長を抑制することで、とくに570nmより短い中心波長の光刺激を付与することで菌糸中の有用代謝産物の含有量を増加させる工程を含む生産方法によって、有用代謝産物を得ることができる。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

シキミ酸は、植物・微生物に含まれる各種芳香族化合物の共通の生合成中間体であり、植物・微生物にとって極めて重要な物質である。また、このシキミ酸は、新型インフルエンザ治療薬のオセルタミビル(TAMIFLU/タミフル)(登録商標)の製造原料として用いられるほか、多数の医薬品、農薬の製造原料としても用いられる、極めて有用な化合物である。

シキミ酸は、現在、主にとうしきみ(八角)から抽出、精製することにより製造されている。しかしながら、天然物からの抽出法の場合、その成分含有量が一定しないことなどの問題があることから、安定的に製造できる方法が検討されている。例えば、合成的な製造方法として、キナ酸からフィルスマイヤー試薬を用いて選択的に脱水してシキミ酸誘導体を製造する方法(特許文献1)、イソフタル酸からジアミノシキミ酸を製造する方法(特許文献2)、フランからジアミノシキミ酸を製造する方法(特許文献3)などが報告されている。これらの方法は何れもシキミ酸誘導体の製造方法であり、目的のシキミ酸を製造するにはさらに工程を要するものである。

また、キナ酸からの製造方法として、酢酸菌由来のシキミ酸脱水素酵素およびグルコース脱水素酵素を用いて2段階でシキミ酸を製造する方法(特許文献4)、キナ酸をキナ酸エステルのアセタール体とした後、これからシキミ酸を製造する方法(特許文献5)などが報告されている。微生物による製造方法として、シトロバクター属微生物を用いた製造方法(特許文献6および7)などが報告されており、さらに、コーヒー粕に含まれるクロロゲン酸を原料として、クロロゲン酸分解酵素を有する微生物を微生物触媒として反応させてシキミ酸を製造する方法(特許文献8)なども報告されている。また、発酵法による製造方法として、大腸菌を用いて発酵により生成させる方法(非特許文献1)も知られている。

一方で、これまでに本発明者らは、担子菌の一種であるヒラタケの菌体生長が青色光によって抑制されることや、青色光に対して遺伝子発現応答を示すことを報告している(非特許文献2および3)。しかしながら、ヒラタケが青色光刺激を受け、生長が抑制されることによって、どのような代謝産物を生産するかは全く知られていない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は糸状菌から有用代謝産物を生産する方法に関する。より詳細には、糸状菌の培養時に特定波長の光刺激などを施すことにより、菌糸中のシキミ酸などの代謝産物の含有量を増加させる方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
糸状菌を用いた有用代謝産物の生産方法であって、糸状菌に光刺激を付与することで生長を抑制する工程、および該糸状菌から有用代謝産物を抽出する工程を含み、有用代謝産物が、芳香族アミノ酸生合成経路の一次代謝産物および二次代謝産物である、前記方法。

【請求項2】
 
光刺激が、570nmより短い中心波長の光刺激である、請求項1に記載の有用代謝産物の生産方法。

【請求項3】
 
光刺激が、青色光の光刺激および/または11μmolm-2s-1以上の光量子束密度の光刺激である、請求項1または2に記載の方法。

【請求項4】
 
光刺激が、断続的な照射で与えられる、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項5】
 
抽出が、菌糸体の状態の糸状菌から行われる、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。

【請求項6】
 
糸状菌が、ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。

【請求項7】
 
光刺激が、芳香族アミノ酸生合成経路を遮断するものである、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。

【請求項8】
 
抽出が、有機溶媒および水を用いて水層および有機層に分離し、水層を収集することを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。

【請求項9】
 
有用代謝産物が、シキミ酸である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。

【請求項10】
 
シキミ酸を含む、糸状菌の水抽出物。

【請求項11】
 
糸状菌を用いた有用代謝産物の生産方法であって、糸状菌に光刺激を付与することで生長を抑制する工程、および該糸状菌から有用代謝産物を抽出する工程を含み、有用代謝産物が、抗腫瘍性物質であり、抽出が、有機溶媒および水を用いて水層および有機層に分離し、有機層を収集することを含む、前記方法。

【請求項12】
 
有用代謝産物が、FABP5発現抑制物質である、請求項11に記載の方法。

【請求項13】
 
請求項11または12に記載の方法で生産された、有機溶媒抽出物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2013532503thum.jpg
State of application right Registered
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