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(In Japanese)マウスの交配誘引剤、マウスの交配促進方法およびネズミ類の捕獲方法

Patent code P150012029
Posted date Jun 15, 2015
Application number P2013-537513
Patent number P5757543
Date of filing Oct 2, 2012
Date of registration Jun 12, 2015
International application number JP2012075521
International publication number WO2013051562
Date of international filing Oct 2, 2012
Date of international publication Apr 11, 2013
Priority data
  • P2011-219111 (Oct 3, 2011) JP
Inventor
  • (In Japanese)米澤 智洋
  • (In Japanese)大畑 素子
Applicant
  • (In Japanese)学校法人北里研究所
Title (In Japanese)マウスの交配誘引剤、マウスの交配促進方法およびネズミ類の捕獲方法
Abstract (In Japanese)卵巣摘出後にエストロジェンを投与して発情状態を誘導したメスマウスの尿に含まれる成分から抽出した2-エチルヘキサノール、ウンデカンおよび2,3-ブタンジオール ジアセテートからなる群から選択される少なくとも1種を使用する。この成分をメスマウスに付与すると、オスマウスが追尾する行動が増加する。鋤鼻器官を摘出したオスマウスは、追尾行動の増加が観察されないため、上記成分は、鋤鼻器官を介して交配を誘引するフェロモン様物質である。この成分は、交配誘引剤として有用に使用することができる。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

マウスやラットなどのネズミ類は、穀物を食い荒らし、ペストをはじめとする種々の伝染病を媒介する。また、近年では、ネズミ類による電気配線への噛み付きが停電や火事の原因ともなっている。このようなネズミによる害を防止するため、ネズミの駆除を目的とする齧歯動物用フードを用いた捕獲器が開発され、シーズニングオイルや海藻類を使用するものの他、米糠や米糠由来成分を配合した齧歯動物用誘引・喫食性向上剤が開発されている(特許文献1)。

また、性誘引剤を使用して害虫駆除を駆除する方法も提案されている(特許文献2)。フェロモンは同種の動物どうしがコミュニケーションをとるために体外へ放出する化学物質の総称であり、異性を互いに引きよせるなど、繁殖行動の際に重要な役割を果たす。特許文献2では、ミカンヒメコナカイガラムシのフェロモンとして2,2-ジメチル-3-(1-メチルエテニル)シクロブタンメチル3-メチル-3-ブテネートを特定し、これを性誘引剤として使用することを提案している。なお、前記化合物は、ミカンヒメコナカイガラムシ未交尾雌成虫を接種したカボチャの雰囲気から抽出され、ミカンヒメコナカイガラムシ雄成虫に対する性誘引活性を指標として選択された化合物である。

フェロモンは、種特異性が高い。マウスに関するフェロモンとして、性成熟後のオスのマウスの眼窩外涙腺から分泌されるESP1(Exocrine gland-secreting peptide 1)と称されるペプチドが報告されている(非特許文献1)。マウスの性行動は、互いによる匂い嗅ぎ探索行動、そののちのオスによるアプローチ(乗駕行動)、それにひきつづくメスによるオスの受け入れ行動(ロードシス)、およびオスによるペニスの挿入(イントロミッション)の4つの段階に区分できる。マウスの嗅覚系は、主嗅覚系と鋤鼻系とから構成されフェロモンは鋤鼻系で認識されると考えられている。非特許文献1では、マウス鋤鼻器官に発現するV2Rp5がESP1の受容体であることを見出している。そして、メスのV2Rp5ノックアウトマウスにESP1を取り込ませたときにはロードシス、イントロミッションの亢進が観察されないことから、ESP1がマウス鋤鼻器官に発現するV2Rp5という単一の受容体で認識され、メスに特異的な神経回路を介して視床下部領域を活性化し、メスのロードシス性行動を促進する効果をもたらすフェロモンであると結論している。

また、オスマウスから抽出されたフェロモンとして、3,4-デヒドロ-エキソ-ブレビコミン(3,4-dehydro-exo-brevicomin)や2-セカンダリーブチル-4,5-ジヒドロチアゾール(2-sec-butyl-4,5-dihydrothiazole)もある(非特許文献2)。これらは揮発性物質であり、鋤鼻器官のみに作用するか不明であるが、1×10-10Mという低い濃度で鋤鼻器官における電気応答を引き起こすとしている。

さらに、メスマウスの尿由来フェロモンとして、1-ヨード-2-メチルウンデカンに関する報告もある(非特許文献3)。この化合物は、発情前期および発情期に出現して交配前行動に関与し、オスマウスの生殖活動を増強する化合物である。卵巣摘出されたマウスや前思春期のメスマウスには存在しないがエストロジェン治療によって再出現することが知られている。実施例では、スイス系マウスを用い、卵巣摘出されたメスマウス群と、卵巣摘出しかつエストロジェンを投与したメスマウス群、および前思春期のメスマウス群の尿成分を分析している。その結果、卵巣摘出しかつエストロジェンを投与したメスマウス群の尿からのみ抽出される成分を特定し、スニッフィング(Sniffing)、リッキング行動(Licking behavior)、グルーミング(Grooming)を観察し、効果の高い1-ヨード-2-メチルウンデカンをフェロモンと選別している。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、2,3-ブタンジオール ジアセテートを含有するマウスの交配誘引剤、前記化合物をメスマウスに使用したマウスの交配促進方法およびネズミ類の捕獲方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
2,3-ブタンジオール ジアセテートを含有するマウスの交配誘引剤。

【請求項2】
 
2,3-ブタンジオール ジアセテートを用いることを特徴とする、マウスの交配促進方法。

【請求項3】
 
2,3-ブタンジオール ジアセテートを含む部材をネズミ類捕獲装置に配設することを特徴とする、ネズミ類の捕獲方法。

【請求項4】
 
2,3-ブタンジオール ジアセテートと共に、2-エチルヘキサノールおよび/またはウンデカンを含有する、請求項1記載の交配誘引剤。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2013537513thum.jpg
State of application right Registered


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