Top > Search of Japanese Patents > (In Japanese)トリブロックコポリマー及びその使用

(In Japanese)トリブロックコポリマー及びその使用

Patent code P150012063
Posted date Jun 19, 2015
Application number P2013-555297
Patent number P6004449
Date of filing Jan 24, 2013
Date of registration Sep 16, 2016
International application number JP2013051395
International publication number WO2013111801
Date of international filing Jan 24, 2013
Date of international publication Aug 1, 2013
Priority data
  • P2012-012279 (Jan 24, 2012) JP
Inventor
  • (In Japanese)長崎 幸夫
  • (In Japanese)プア ミン・リー
  • (In Japanese)ションパトンピクンラット ペンナパー
  • (In Japanese)吉冨 徹
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人筑波大学
Title (In Japanese)トリブロックコポリマー及びその使用
Abstract (In Japanese)一般式(I)
CNR-PEG-CNR (I)
式中、
CNRは、独立して、少なくとも1つのイミノ基またはエーテル結合を有する連結基を介してポリマー主鎖に結合する環状ニトロキシドラジカルをペンダント基の一部として含む反復単位を含むポリマーセグメントであり、PEGはポリ(エチレングリコール)を含むセグメントである、
で表されるトリブロックコポリマーまたはそのポリカチオンが提供される。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

活性酸素種(ROS)は、体内で、脂質、蛋白質、糖、核酸などを酸化変性させ、細胞機能を障害する。通常、生体内では酸化-抗酸化(レドックス)のバランスを厳密に調節しているが、このROSが過剰に生成されると、酸化-抗酸化因子のバランスが酸化の方向に傾く。この状態のことを「酸化ストレス」といい、様々な疾患の原因または誘因になることが知られている。実際に、体内の酸化ストレスが増加すると、アルツハイマーやパーキンソン病などの神経難病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全、糖尿病、癌など、さまざまな病気を発症することが明らかとなっている。このため、酸化ストレス障害を効果的に治療できるデバイスの開発が求められている。

特に、近年、歯周病が引き起こす酸化ストレスが全身の疾患に対して大きな影響を与えていることが明らかになりつつある。このような特定の体内局所において、低分子または高分子化ROS消去剤を用いた治療が考えられるものの、これらのROS消去剤は歯周ポケットをはじめとする特定の体内局所から簡単に除去されるため治療効果が低いことが問題であった。このような特定の体内局所の疾患、例えば歯周病を効果的に治療し、全身疾患への波及を防ぐにはi)当該局所、例えば歯周ポケットに容易に注入が可能であり、ii)注入された薬剤が長期にわたって当該局所、例えば歯周ポケット内に滞留し、継続的効果を示すことに加え、iii)エネルギー産生に関係する「善玉活性酸素」を消去することなく安全である。という三つのポイントをクリアしなければならない。

これまで本発明者らは触媒的に活性酸素を消去するニトロキシドラジカルをナノ粒子に封入し、静脈投与あるいは経口投与用ナノ治療薬として検討を進め、癌や虚血性疾患、腸疾患に有効であることを示してきた(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、参照)。特に炎症や癌など、pHの低下している疾病部位で崩壊し、抗酸化能を発揮するナノ粒子の設計は安全で高い効果を発揮している。これまでのナノ粒子の役割はこのように、「安全に薬物を運ぶ」と言う大きな使命を果たし、効果が認められてきた。

しかしながら、上述したように、体内局所に滞留し、継続的効果を示し、局所以外には実質的に作用しない手段を提供することも必要であろう。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、トリブロックコポリマーに関し、より具体的には、環状ニトロキシドラジカルをペンダント基として有する2つのポリマーブロックとそれらを両端に共有結合したポリ(エチレングリコール)のブロックを含むトリブロックコポリマー、ならびに当該トリブロックコポリマーを活性成分として含む生体適用組成物に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
一般式(II)
【化1】
 
(省略)
式中、
L1は、独立して、-S-(CH2c-S-(CH2cCO--(CH2cS-、-CO(CH2cS-から選ばれ、ここでcは1ないし5の整数であり、
L2は、独立して、-C1-6アルキレン-NH-(C1-6アルキレン)q-であり、ここでqは0または1の整数であり、そして
Rは、独立して、Rの総数nの少なくとも50%が2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル-4-イル、2,2,5,5-テトラメチルピロリジン-1-オキシル-3-イル、2,2,5,5-テトラメチルピロリン-1-オキシル-3-イル及び2,4,4-トリメチル-1,3-オキサゾリジン-3-オキシル-2-イル、2,4,4-トリメチル-1,3-チアゾリジン-3-オキシル-2-イル及び2,4,4-トリメチル-イミダゾリンジン-3-オキシル-2-イルから選ばれる環状ニトロキシドラジカル化合物の残基を表し、存在する場合には、残りのRが水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキシ基であり、
mは、20~5,000の整数であり、そして
nは、独立して、3~1,000の整数である、
で表され、かつ、
水性媒体中において、ポリイオンコンプレックスミセルの形態にあるポリイオンコンプレックスを数平均分子量5000のポリアクリル酸と形成する
ことを特徴とするトリブロックコポリマー。

【請求項2】
 
Rが、次式
【化2】
 
(省略)
式中、R’はメチル基である、
で表される基から選ばれ、Rの総数nの少なくとも80%を前記式で表される基が占める、
請求項1記載のトリブロックコポリマー。

【請求項3】
 
請求項1または2に記載のトリブロックコポリマーおよびポリアニオンを含むポイオンコンプレックスであって、水性媒体中においてポリイオンコンプレックスミセルの形態にあることを特徴とするポリイオンコンプレックス

【請求項4】
 
ポリアニオンが、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリスルホン酸、DNA、RNAおよびアニオン性蛋白質から選ばれる請求項3に記載のポリイオンコンプレックス。

【請求項5】
 
ポリアニオンが、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸またはポリスルホン酸である請求項3または4に記載のポリイオンコンプレックス。

【請求項6】
 
請求項3~5のいずれかに記載のポリイオンコンプレックスと生理学的に許容され得る希釈剤または賦形剤を含む組成物。

【請求項7】
 
請求項3~5のいずれかに記載のポリイオンコンプレックス有効成分として含む生体内局所の炎症を抑制するための製薬学的製剤

【請求項8】
 
生体内局所が、歯周ポケット、癌病巣部および関節炎の発症部位から選ばれる請求項7に記載の製薬学的製剤
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

※Click image to enlarge.

JP2013555297thum.jpg
State of application right Registered
Please contact us by E-mail or facsimile if you have any interests on this patent.


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close