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糸状菌病防除方法 UPDATE

国内特許コード P150012112
掲載日 2015年7月1日
出願番号 特願2014-034912
公開番号 特開2014-193150
登録番号 特許第6482053号
出願日 平成26年2月26日(2014.2.26)
公開日 平成26年10月9日(2014.10.9)
登録日 平成31年2月22日(2019.2.22)
優先権データ
  • 特願2013-035518 (2013.2.26) JP
発明者
  • 吉田 隆延
  • 水上 智道
  • 有江 力
  • 寺岡 徹
  • 金丸 雄太郎
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
  • 国立大学法人東京農工大学
発明の名称 糸状菌病防除方法 UPDATE
発明の概要 【課題】超音波を栽培対象の植物に照射することで、植物に対して病害抵抗性を誘導し、病害を防除する、あるいは、病害に強い植物体や苗を製造する技術を提供する。
【解決手段】生育期間(栽培期間)を通しての超音波処理によるトマト萎凋病発病抑制効果の検証を行った。本試験では、滅菌土壌を充填したポットにトマトを播種、育苗、接種、生育を連続的に行い、その間継続的に超音波を照射した。その結果、生育期間を通しての超音波処理の萎凋病発病抑制効果がみられた。例えば、実施例1の結果に示すように、発病度については、無処理区の1.61に対して超音波処理区の0.54と大幅に抑制効果が得られた。また、さらにVMA併用区では発病度0.27となり、発病抑制効果が増大することが確認できた。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



植物病害による食料生産の減収は、理想的な収量の15%以上に及ぶと想定されている。現状では植物病害の防除には化学物質特に病原に対する殺菌作用を有する農薬(殺菌剤)が使用されることが一般的である。しかしながら、耐性菌の出現、食料への残留や環境影響等から、化学農薬にたよらない病害防除技術の確立が社会的に求められている。





近年、農業生産現場でも、環境保全に対する関心が高まり、環境への負荷を低減するため、農薬・化学肥料の使用量を極力減少させた栽培技術に取組む生産者が増加している。さらに、有機農業推進法が施行され、環境負荷低減を目指した生産技術に関する研究開発も大学、公立試験機関等で推進しており、化学農薬に依存しない新しい防除技術の開発が望まれている。





そのような技術として各種のものが提案されている。例えば、植物病害虫防除用照明装置において、灰色カビ病、うどんこ病等の糸状菌の胞子形成や菌糸の成長を確実に抑制し、植物に病害抵抗性を確実に誘導して病害発生、植物育成障害を低減し、植物体の花芽形成等への影響を抑え、夜行性害虫の防除を効率的に行う方法がある(例えば特許文献1参照)。また、同様に光を用いた技術として、植物病害防除用照明装置では、光出力の調整を必要としない簡便な構成であり、紫外線照射による植物への葉焼け障害を防ぎつつ植物の病害抵抗性を誘発するのに必要な紫外線照射量を確保し、植物病害を抑制する方法が提案されている(特許文献2参照)。

産業上の利用分野


本発明は、植物性の糸状菌対して病害抵抗性を誘導し糸状菌病を防除する糸状菌病防除方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
栽培対象の植物に超音波を照射して糸状菌による病害を防除する糸状菌病防除方法であって、
前記栽培対象はトマトであり、
前記糸状菌による病害はうどんこ病であり、
前記超音波は、周波数20~40kHzであり、パルス幅5ミリ秒を、150ミリ秒のパルス間隔で12回出力したものと30ミリ秒のパルス間隔で10回出力したものとを交互に発生されたものである
ことを特徴とする糸状菌病防除方法。

【請求項2】
栽培対象の植物に超音波を照射して糸状菌による病害を防除する糸状菌病防除方法であって、
前記栽培対象はトマトであり、
前記糸状菌による病害は萎凋病であり、
前記超音波は、周波数20~40kHzであり、パルス幅5ミリ秒を、150ミリ秒のパルス間隔で12回出力したものと30ミリ秒のパルス間隔で10回出力したものとを交互に発生されたものである
ことを特徴とする糸状菌病防除方法。

【請求項3】
栽培対象の植物に超音波を照射して糸状菌による病害を防除する糸状菌病防除方法であって、
前記栽培対象はキャベツであり、
前記糸状菌による病害は萎黄病であり、
前記超音波は、周波数20~40kHzであり、パルス幅5ミリ秒を、150ミリ秒のパルス間隔で12回出力したものと30ミリ秒のパルス間隔で10回出力したものとを交互に発生されたものである
ことを特徴とする糸状菌病防除方法。

【請求項4】
栽培対象の植物に超音波を照射して糸状菌による病害を防除する糸状菌病防除方法であって、
前記栽培対象はイネであり、
前記糸状菌による病害はイネいもち病であり、
前記超音波は、周波数20~40kHzであり、パルス幅5ミリ秒を、150ミリ秒のパルス間隔で12回出力したものと30ミリ秒のパルス間隔で10回出力したものとを交互に発生されたものである
ことを特徴とする糸状菌病防除方法。

【請求項5】
前記超音波を照射する期間は、生育期間であることを特徴とする請求項1~4までのいずれかに記載の糸状菌病防除方法。

【請求項6】
前記超音波を照射する期間は、育苗期間であることを特徴とする請求項1~5までのいずれかに記載の糸状菌病防除方法。

【請求項7】
前記超音波の照射とともに、前記栽培対象の植物に対してプラントアクチベーターによる処理を施すことを特徴とする請求項1~6までのいずれかに記載の糸状菌病防除方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014034912thum.jpg
出願権利状態 登録
※ 国立大学法人東京農工大学では、先端産学連携研究推進センターにおいて、知的財産の創出・権利化・活用に取り組んでいます。上記の特許・技術の内容および導入に興味・関心がありましたら、当センターまでお気軽にお問い合わせください。


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