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(In Japanese)リポソーム複合体

Patent code P150012524
File No. (S2012-0018-N0)
Posted date Nov 19, 2015
Application number P2013-537587
Patent number P5979385
Date of filing Oct 3, 2012
Date of registration Aug 5, 2016
International application number JP2012076259
International publication number WO2013051732
Date of international filing Oct 3, 2012
Date of international publication Apr 11, 2013
Priority data
  • P2011-223273 (Oct 7, 2011) JP
Inventor
  • (In Japanese)岡本 芳晴
  • (In Japanese)田村 裕
  • (In Japanese)菅波 晃子
  • (In Japanese)林 秀樹
  • (In Japanese)真殿 智行
  • (In Japanese)松原 久裕
  • (In Japanese)豊田 太郎
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人鳥取大学
  • (In Japanese)国立大学法人千葉大学
Title (In Japanese)リポソーム複合体
Abstract (In Japanese)本発明の課題は、薬物を非侵襲的に任意の時点で徐放することができる薬物送達系を提供することである。
本発明は、近赤外領域に吸収波長を有するインドシアニングリーン色素、フタロシアニン色素、スクアリリウム色素、クロコニウム色素及びジインモニウム色素からなる群より選択される光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質を含む、リポソーム複合体に関する。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

薬物送達系(ドラッグデリバリーシステム:DDS)は、標的とする患部(臓器や組織、細胞、病原体等)に、薬物を効果的かつ局所的に送達する技術である。腫瘍組織では、正常組織に比べ血管透過性が著しく亢進しているため、高分子や微粒子が血管より流出しやすい。また、リンパ系が発達していないため、腫瘍組織に到達した物質は蓄積する。このような特性をEPR効果といい、癌細胞に対して受動的ターゲティングを行う上で重要な因子となっている。しかし、EPR効果により、血管内に投与した薬物キャリアーを癌組織選択的に送達・集積させることは可能になったものの、キャリアーに内包した薬剤を効果的に徐放させることは依然として問題となっている。
一方、近年、赤外領域に吸収波長をもつ色素の発熱作用や活性酸素を発生する作用(PDT効果)を利用した、温熱化学療法や光線力学療法が注目されている。これは、生体内における近赤外光の透過性及び近赤外光を吸収する化合物を利用したもので、例えば、特許文献1(特開2010-69001号公報)では、光感受性色素剤としてインドシアニングリーン(ICG)を用いて、その発熱作用及び活性酸素発生作用を利用した光線力学的温熱化学療法が開示されている。本文献には、動物の腫瘍組織患部にシスプラチン及びICGを注入し光照射することで、治療後1年経過しても腫瘍の再発・転移が確認されなかったことが記載されている。
また、特許文献2(WO 00/41726)には、ICG等の光感作薬剤を用いた経皮的光力学治療が開示されている。本文献の発明では、光感作性薬剤送達系は、光感作性薬剤からなるリポソーム送達系を含む。このリポソーム送達系は、光感作性薬剤をリポソーム処方物として投与する形態を採用している(即ち、光感作性薬剤をリポソームに内包させて使用している)。但し、本文献では、腫瘍組織に対する光感作性薬剤の使用が記載されているのみで、抗癌剤の同時投与等の態様については開示されていない。
特許文献3(特開2007-277218号公報)には、リポソームの親水層に内包される親水性薬物と、前記リポソームの脂質二重層に内包される疎水性の光感受性物質とを備えたリポソーム組成物において、前記リポソームは光源の照射下で、光線力学的な作用によって前記疎水性薬物の放出を誘導するリポソーム組成物が開示されている。しかしながら、上記光感受性物質として開示されているのは、ポルフィリンのみであり、ポルフィリンには、日光皮膚炎(瘙痒性皮疹、紅斑、水疱)等の過敏症;嘔気、胃腸障害、下痢、胃痛、腹部異和感等の消化器症状;その他、色素沈着、心悸亢進、熱感、身体違和感、顔面潮紅、黒色便等の副作用がある。
特許文献4(特開2010-266295号公報)には、リン脂質と、インドシアニングリーン等の近赤外蛍光色素とが複合して形成されたベシクルを親水性溶媒に内包させ、乳化剤により複数のカプセルを形成、凝集させたベシクルクラスターを有する蛍光組織マーカーが開示されている。しかしながら、蛍光組織マーカーとして用いるものであり、光線力学的温熱療法への適用やリポソーム内に薬剤を包含させることを意図していない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、薬物送達系等に利用できる、光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質及び薬剤を含むリポソーム複合体に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
近赤外領域に吸収波長を有するインドシアニングリーン色素、フタロシアニン色素、スクアリリウム色素、クロコニウム色素及びジインモニウム色素からなる群より選択される光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質を含み、かつ、リポソーム内に薬剤を含む、リポソーム複合体であって、光線温熱療法及び/又は光線力学療法で用いられる、リポソーム複合体

【請求項2】
 
近赤外領域に吸収波長を有するインドシアニングリーン色素、フタロシアニン色素、スクアリリウム色素、クロコニウム色素及びジインモニウム色素からなる群より選択される光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質を含み、かつ、リポソーム内に薬剤を含む、リポソーム複合体であって、当該リポソーム複合体を投与後、患部を光照射する腫瘍の治療方法で用いられる、リポソーム複合体。

【請求項3】
 
近赤外領域に吸収波長を有するインドシアニングリーン色素、フタロシアニン色素、スクアリリウム色素、クロコニウム色素及びジインモニウム色素からなる群より選択される光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質を含み、かつ、リポソーム内に薬剤を含む、リポソーム複合体であって、当該リポソーム複合体を投与後、患部を光照射して一重項酸素を発生させる腫瘍の治療方法で用いられる、リポソーム複合体。

【請求項4】
 
当該リポソーム複合体を投与後、患部を光照射する腫瘍の治療方法で用いられる、請求項1に記載のリポソーム複合体。

【請求項5】
 
当該リポソーム複合体を投与後、患部を光照射して一重項酸素を発生させる腫瘍の治療方法で用いられる、請求項1に記載のリポソーム複合体。

【請求項6】
 
前記リポソーム膜構成物質が脂質からなる、請求項1~5のいずれか1項に記載のリポソーム複合体。

【請求項7】
 
前記光吸収化合物に結合したリポソーム膜構成物質が、下記式(I):
A-(CH2a-B1-(CH2b-B2-D-E1 (I)
[式中、
Aは、光吸収化合物であり;
B1及びB2は、それぞれ独立して、-CH2-、-CH=CH-、-O-、-S-、-NH-、-CO-、-COO-、-OCO-、-NHCO-、-CONH-、-SO2-、-SO2NH-、-NHSO2-、-PO4M-(Mはアルカリ金属イオンである)又は-(CH2CH2O)c-(cは1~10の整数である)であり;
Dは、-CHE2-、-NE2-、-C6H4E2-、-CH2CH(OCOE2)-CH2OCO-又は-CHE2-CH2OCO-であり;
E1は、炭素数8~18の置換又は非置換の炭化水素基であり;
E2は、水素又は炭素数8~18の置換もしくは非置換の炭化水素基であり;
aは0~4の整数であり、bは0~6の整数である]
で示される、請求項1~6のいずれか1項に記載のリポソーム複合体。

【請求項8】
 
B1及びB2が、それぞれ独立して、-CH2-、-CH=CH-、-O-又は-S-であり;
Dが-CHE2-(E2は請求項7に記載した通りである)である、
請求項7に記載のリポソーム複合体。

【請求項9】
 
B1及びB2が-CH2-である、請求項8に記載のリポソーム複合体。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2013537587thum.jpg
State of application right Registered
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