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TOOTH REGRESSION SUPPRESSION AGENT CONTAINING DAIDZEIN AS ACTIVE INGREDIENT

Patent code P160013377
File No. 11977
Posted date Oct 21, 2016
Application number P2016-103387
Publication number P2017-210421A
Date of filing May 24, 2016
Date of publication of application Nov 30, 2017
Inventor
  • (In Japanese)山口 大
Applicant
  • Nihon University
Title TOOTH REGRESSION SUPPRESSION AGENT CONTAINING DAIDZEIN AS ACTIVE INGREDIENT
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an agent that inhibits the regression of teeth observed during tooth correction and after removal of a retaining device for tooth correction, and a dental attachment using the same.
SOLUTION: According to the present invention, there is provided a tooth regression suppression agent comprising daidzein as an active ingredient and particularly prepared for oral administration. The agent can therefore reduce the burden on a patient at the time of administration. According to the present invention, there are also provided a pharmaceutical composition comprising a tooth regression suppression agent and a dental attachment holding the tooth regression suppression agent. Examples of the dental attachment include a mouthpiece coated with daidzein.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

矯正歯科臨床においては、矯正治療が終了した後に「歯の後戻り」が生じることが多く知られている。即ち、矯正後に、矯正前の歯の位置方向へ歯のズレが生じ、矯正前の歯並びに近づいてしまう現象が知られている。特に捻転歯の場合には、長期間の保定を行った後でも、歯の後戻りが多く認められる。

近年、細胞外基質のターンオーバーやリモデリングが、「歯の後戻り」の原因であると考えられている。細胞外基質の代表例であるコラーゲンは、皮膚、骨、軟骨、歯などを構成する主要な繊維成分であり、哺乳動物が産生する全タンパク質の約3分の1を構成している。

コラーゲン等の線維成分や、コラーゲン以外の線維間基質成分を分解する酵素として、マトリックス・メタロプロテイナーゼ(MMPs: matrix metalloproteinases)が知られている。このMMPsには、I型、II型、及びIII型のコラーゲンを分解するコラゲナーゼ;IV型、V型コラーゲン、ゼラチン、及びフィブロネクチンを分解するゼラチナーゼ;そしてエラスチン、及びラミニンを分解するストムライシン等が知られている。

MMPsの中でも、MMP-1として知られるコラゲナーゼは、線維芽細胞や骨芽細胞等の組織を構成する細胞によって産生され、組織のリモデリングに関わる間質コラゲナーゼである。また、MMP-8として知られるコラゲナーゼは、組織の炎症時に出現し、好中球やマクロファージによって産生される好中球コラゲナーゼである。また、MMP-8に関して、歯根膜付近からの分泌が見られたとの報告がある(非特許文献1)。

リラキシン(relaxin)はホルモンの一種であり、コラゲナーゼを放出させる作用によって、コラーゲンを間接的に破壊することが知られている。男性では前立腺で主に産生され、女性では黄体、脱落膜、胎盤、及び子宮内膜などで産生される。
歯の後戻りにも関与すると考えられる歯根膜においては、I型のコラーゲンとIII型のコラーゲンとが約8:2の比率で存在しているが、ラットに対してリラキシンを投与することにより、ラットの歯根膜組織に変化が生じたことが報告されている(非特許文献2)。これらの知見を受け、ラットにおける歯の移動モデルを使ったin vivo実験では、リラキシン投与により歯の後戻り量が有意に低減されることが示されている(非特許文献3)。また、in vitro実験においては、リラキシンによる細胞刺激によって、MMP-1のタンパク質産生量及びmRNA発現量が時間依存的に増加し、MMP-8のmRNA発現量も、時間依存的に有意に増加したことが報告されている。

リラキシンに関してはヒトの臨床治験が行われているが、遺伝子組み換え技術を利用して作製したヒトのリラキシンを歯肉へ注射により投与し、矯正における歯の移動を加速し、更に移動後の歯を適正な位置に留めておく試みがなされている。

ダイゼインは、イソフラボンの一種で大豆から抽出された化合物であり、大豆、エンドウマメ、葛といったマメ科植物に多く含まれている物質である。ダイゼインの構造は、女性ホルモンの1つであるエストロゲンと似ており、ダイゼインが体内に入るとエストロゲンと似た働きをすることが知られている。そのため、骨粗鬆症などの疾患では、不足したエストロゲンの代わりにダイゼインの経口摂取をする事で、骨からのカルシウム流出を抑え、骨形成を促進することが知られている。
一方、美容領域では、液体状のローションとしてダイゼインが日常的に使用されている。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、歯の矯正の後戻り抑制薬としてのダイゼイン(Daidzein)に関する。より具体的には、矯正学的歯の移動時、及び移動後に生じる後戻りを抑制するためのダイゼインを有効成分として含む薬学的組成物、これを用いた歯の後戻り治療に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
ダイゼインを有効成分として含む、歯の後戻り抑制剤。

【請求項2】
 
経口投与用である、請求項1に記載の歯の後戻り抑制剤。

【請求項3】
 
請求項1又は2に記載の歯の後戻り抑制剤を保持した歯科用装着具。

【請求項4】
 
請求項1又は2に記載の歯の後戻り抑制剤、並びに、薬学的に許容できる担体及び希釈剤のうち少なくともいずれかを含む、医薬組成物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2016103387thum.jpg
State of application right Published
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