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(In Japanese)二本鎖核酸分子、DNA、ベクター、癌細胞増殖抑制剤、及び医薬

Patent code P170013730
File No. (S2013-0719-N0)
Posted date Mar 14, 2017
Application number P2015-506816
Patent number P5976922
Date of filing Mar 19, 2014
Date of registration Jul 29, 2016
International application number JP2014057471
International publication number WO2014148529
Date of international filing Mar 19, 2014
Date of international publication Sep 25, 2014
Priority data
  • P2013-057785 (Mar 21, 2013) JP
Inventor
  • (In Japanese)井上 聡
  • (In Japanese)池田 和博
  • (In Japanese)高山 賢一
Applicant
  • (In Japanese)学校法人埼玉医科大学
Title (In Japanese)二本鎖核酸分子、DNA、ベクター、癌細胞増殖抑制剤、及び医薬
Abstract (In Japanese)(a)配列番号:1~配列番号:18のいずれかの標的配列に対応するヌクレオチド配列を有するセンス鎖と、(b)前記(a)のセンス鎖に相補的なヌクレオチド配列を有するアンチセンス鎖と、を含むTACC2遺伝子及び14-3-3ζ遺伝子の少なくともいずれかの発現を抑制するための二本鎖核酸分子、該二本鎖核酸分子を含むDNA及びベクター、該二本鎖核酸分子、DNA、及びベクターの少なくともいずれかを含む癌細胞増殖抑制剤、並びに該癌細胞増殖抑制剤を含む医薬である。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

癌の中で、前立腺癌は、欧米において男性が罹患する最も頻度の高い癌であることが知られている。日本においても、食生活の欧米化及び人口の高齢化に伴い、前立腺癌の患者数は飛躍的に増加している。
その治療技術として、臨床的には前立腺摘出術をはじめとする外科的治療、抗癌剤による化学療法、及び放射線治療が広く応用されている。前記治療では、外科的治療が第一選択であるが、既に癌が進行した状態で診断されたときや、外科手術後の再発などにより手術困難な場合には、外科的治療以外の治療法が選択される。
一般に、前立腺癌の増殖はアンドロゲンにより刺激される。そのため、前記外科的治療以外の治療法として、アンドロゲンの産生、機能を阻害するホルモン療法がしばしば行われる。前記ホルモン療法の効果は極めてよいものの、治療開始から数年以内にアンドロゲン非依存性前立腺癌として再燃するという問題がある。そのため、アンドロゲン非依存性前立腺癌の制御が最も重要な課題となっている。

アンドロゲン依存性癌から非依存性癌への進行の詳細な分子メカニズムは未だ明らかでないが、アンドロゲン受容体(以下、「AR」と称することがある)の関与が示唆されている。即ち、アンドロゲン非依存性癌は、ARの変異又は増幅により、超低濃度のアンドロゲン、抗アンドロゲン剤、その他のステロイドホルモンなどに感受性を示すことが示唆されている。
再燃した前立腺癌においては、AR拮抗薬による前立腺癌の治療が難航し、又は無効となる。そこで、ARに対して薬剤によりリガンドの結合を阻害する、又はRNA干渉(RNA interference;RNAi)技術を用いてARの発現を抑制する方法が研究されている。しかしながら、ARを標的とするだけでは限界があり、臨床的に十分なものは未だ開発されておらず、より効率的にARを抑制する方法の開発が求められている。

これまでに、アンドロゲン応答遺伝子であるTransforming acidic coiled-coil protein 2(TACC2)遺伝子が、ARの下流遺伝子として機能しており、術後の再発、前立腺癌の予後に関与している因子であることが示されている。具体的には、前記TACC2遺伝子は、細胞周期の分裂(Mitosis)期において微小管の安定性に関わり細胞周期を正に制御する。それにより、前記TACC2遺伝子は、前立腺癌のホルモン依存性の増殖に関わっていること、及びARの過敏性を獲得した細胞モデルにおいて高発現し、ホルモン枯渇性の増殖能獲得に関与していることが示唆されている(例えば、非特許文献1参照)。

また、同じくアンドロゲン応答遺伝子である14-3-3ζ(以下、「14-3-3 zeta」と称することがある)遺伝子が、ARの下流遺伝子として機能しており、かつ前立腺癌の発症に伴い発現が亢進している因子であることが示されている。具体的には、前記14-3-3ζ遺伝子は、細胞質中において抗アポトーシス効果を有しており、PI3K-AKT経路の活性化などにより癌の増殖を促進し、また、核内においてARと結合しアンドロゲンのシグナルを正に制御することにより、前立腺癌のホルモン依存性の増殖に関わることが示されている(例えば、非特許文献2参照)。

このような状況下、ARの拮抗薬による治療が難航し、又は無効となった癌をも治療することができる優れた治療方法の速やかな開発が強く求められているのが現状である。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、癌の予防乃至治療に好適に用いることができる二本鎖核酸分子、該二本鎖核酸分子を含むDNA及びベクター、該二本鎖核酸分子、DNA、及びベクターの少なくともいずれかを含む癌細胞増殖抑制剤、並びに該癌細胞増殖抑制剤を含む医薬に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
TACC2遺伝子の発現を抑制するための二本鎖核酸分子であって、
(a)配列番号:2の標的配列に対応するヌクレオチド配列を有するセンス鎖と、
(b)前記(a)のセンス鎖に相補的なヌクレオチド配列を有するアンチセンス鎖と、
を含むことを特徴とする二本鎖核酸分子。

【請求項2】
 
センス鎖が、配列番号:2の標的配列に対応するヌクレオチド配列からなるセンス鎖である請求項1に記載の二本鎖核酸分子。

【請求項3】
 
siRNAである請求項1から2のいずれかに記載の二本鎖核酸分子。

【請求項4】
 
請求項1から3のいずれかに記載の二本鎖核酸分子をコードするヌクレオチド配列を含むことを特徴とするDNA。

【請求項5】
 
請求項4に記載のDNAを含むことを特徴とするベクター。

【請求項6】
 
請求項1から3のいずれかに記載の二本鎖核酸分子、請求項4に記載のDNA、及び請求項5に記載のベクターの少なくともいずれかを含むことを特徴とする癌細胞増殖抑制剤。

【請求項7】
 
癌を予防乃至治療するための医薬であって、請求項6に記載の癌細胞増殖抑制剤を含むことを特徴とする医薬。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Registered


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