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(In Japanese)虚血性疾患の治療又は予防のための薬剤及びその利用

Patent code P170013833
File No. (S2012-1281-N0)
Posted date Mar 16, 2017
Application number P2015-500086
Patent number P6108569
Date of filing Jul 5, 2013
Date of registration Mar 17, 2017
International application number JP2013068545
International publication number WO2014125663
Date of international filing Jul 5, 2013
Date of international publication Aug 21, 2014
Priority data
  • P2013-028390 (Feb 15, 2013) JP
Inventor
  • (In Japanese)佐藤 匠徳
  • (In Japanese)村越 幹昭
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
Title (In Japanese)虚血性疾患の治療又は予防のための薬剤及びその利用
Abstract (In Japanese)ミトコンドリアに異常を与え、虚血環境下における細胞の生育を阻害する活性を有する物質を有効成分として含有する薬剤によれば、虚血性疾患の治療又は予防することができる。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

血管の閉塞や狭窄により血流が悪化し、体の一部において、血流が完全に遮断されるか、著しく減少した状態になると、酸素不足、基質供給の減少、代謝産物の蓄積が進行し、最終的には細胞死や壊死をもたらす。かかる疾患を総称して虚血性疾患という。虚血の程度は、血管閉塞の緩急、持続時間、あるいは組織の感受性、副血行路の発達の程度にも関係するが、虚血に陥った臓器ないし組織には機能障害が現れ、長く持続すれば、組織は萎縮、変性、壊死に至る。

このような病態が進行し、臨床的に問題となる動脈として、脳、心臓、四肢が知られている。例えば、具体的な虚血性疾患としては、狭心症、心筋梗塞等の虚血性心疾患、脳梗塞等の虚血性脳疾患(虚血性脳血管障害)、虚血性大腸炎等の虚血性腸疾患等が存在する。特に、前二者は日本人の死亡原因の上位を占めており、増加傾向にある。

虚血性心疾患の一つ、心筋梗塞を例に挙げてメカニズムを詳細に説明する。心筋梗塞は冠動脈の血流が途絶されることにより心筋が虚血状態になり壊死してしまう疾患である。虚血状態が持続することにより心筋が経時的に死んでいき、心機能が低下する。さらには、壊死した心筋細胞の跡を埋めるようにコラーゲンの蓄積がおこり心臓の線維化が起こる。

この線維化は、心筋細胞死後の心臓の心破裂を防ぐ反面、心筋の硬化を招き、心臓機能を妨げる。この心機能低下が持続すると、心機能障害を補うように心臓の肥大がおこる。心筋梗塞に伴う心筋の壊死のメカニズムに関する研究は活発に行われており、最近では筋の壊死を防ぐ因子の発見、幹細胞や遺伝子等を使っての心筋再生医療などの研究が急速に進んでいる。

例えば、特許文献1には、SFRP2、SFRP4、ミッドカイン、プレイオトロフィン及びチモシンβ10から選ばれた少なくとも一種を効果的要素として含有する瘢痕形成促進剤を投与して、線維化を伴うことなく且つ弾性を維持しつつ瘢痕形成を促進することによって心機能を改善する、虚血性心疾患の治療方法が開示されている。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、虚血性疾患の治療又は予防のための薬剤及びその利用に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
ミトコンドリアに異常を与え、虚血環境下における細胞の生育を阻害する活性を有する物質を有効成分として含有するものであり、
上記物質は、パモ酸ピルビニウムであることを特徴とする、虚血性疾患の治療又は予防のための薬剤。

【請求項2】
 
上記虚血性疾患は、一過性脳虚血、脳梗塞、心筋梗塞、不安定狭心症、冠動脈バイパス術後のグラフト閉塞、経皮的冠動脈形成術後の冠動脈閉塞、血行再建術後の血管閉塞、閉塞性動脈硬化症、閉塞性血栓血管炎、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、本態性血小板血症、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群、抗リン脂質抗体症候群、川崎病、肝炎、及び腎繊維化疾患の中から選択されるいずれかの疾患であることを特徴とする請求項1に記載の薬剤。

【請求項3】
 
虚血環境下の非ヒト哺乳動物、あるいはin vitro又はex vivoにおける虚血環境下の哺乳動物の細胞に対して試験物質を適用する工程と、
当該試験物質に関して、ミトコンドリアに異常を与え、虚血環境下における細胞の生育を阻害する活性を測定する工程と、を有することを特徴とする、虚血性疾患の治療又は予防のための薬剤をスクリーニングする方法。

【請求項4】
 
非ヒト哺乳動物、あるいはin vitro又はex vivoにおける哺乳動物の細胞において、パモ酸ピルビニウムを用いて、ミトコンドリアに異常を与え、虚血環境下における細胞の生育を阻害する方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2015500086thum.jpg
State of application right Registered
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