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(In Japanese)乳酸菌増殖促進剤、制御性T細胞増加剤、乳酸菌増殖促進方法、制御性T細胞を増加させる方法、制御性T細胞増加効果の評価方法、および乳酸菌増殖促進効果の評価方法

Patent code P170013849
File No. (S2013-0784-N0)
Posted date Mar 16, 2017
Application number P2015-504466
Patent number P6372890
Date of filing Mar 10, 2014
Date of registration Jul 27, 2018
International application number JP2014056220
International publication number WO2014136982
Date of international filing Mar 10, 2014
Date of international publication Sep 12, 2014
Priority data
  • 61/775309 (Mar 8, 2013) US
Inventor
  • (In Japanese)岩倉 洋一郎
  • (In Japanese)唐 策
  • (In Japanese)大野 尚仁
Applicant
  • (In Japanese)学校法人東京理科大学
Title (In Japanese)乳酸菌増殖促進剤、制御性T細胞増加剤、乳酸菌増殖促進方法、制御性T細胞を増加させる方法、制御性T細胞増加効果の評価方法、および乳酸菌増殖促進効果の評価方法
Abstract (In Japanese)分子量0.2K~50Kのβグルカンを含有する、ラクトバチルス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)、ラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)もしくはラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)との間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の増殖促進剤、制御性T細胞増加剤、乳酸菌増殖促進方法、制御性T細胞を増加させる方法、制御性T細胞増加効果の評価方法、および乳酸菌増殖促進効果の評価方法。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

骨髄II型C型レクチンファミリーのメンバーであるデクチン-1(Dectin-1)は、β-1,3またはβ-1,6結合グルカン(βグルカン)の受容体であり(Taylor
et al., 2002)、真菌の重要な細胞壁構成要素である。マウスおよびヒトの両方において、デクチン-1の遺伝的欠損は特異的な真菌種に対する顕著に過剰な感受性をもたらし(Ferwerda et al., 2009; Saijo et al., 2007; Taylor et al., 2007)、真菌感染からの宿主保護におけるデクチン-1の重要な役割を実証している。カスパーゼ動員ドメイン含有タンパク質9-核内因子κB経路の活性化を介して、デクチン-1は、樹状細胞(DC)およびマクロファージ(MΦ)において活性酸素種および炎症性サイトカイン産生を誘導し、続いてTh17免疫応答を誘導する(Conti et al., 2009; LeibundGut-Landmann et al., 2007)。天然由来のβグルカンは、一般に宿主の免疫向上に対して効果を有すると信じられており食品添加物として広く用いられているが、デクチン-1シグナル伝達の消化管の粘膜免疫系に対する正確な機能は依然としてほとんど知られていない。

腸内微生物叢のバランスは、腸の疾患および健康において重要な役割を果たしている。いくつかの研究により哺乳類腸内にも共生真菌類が存在することが明らかにされているが(Iliev et al., 2012; Ott et al., 2008; Scupham et al., 2006)、真正細菌のメンバーがヒトの腸遠位部に含まれる何兆個もの微生物の中心となっており、宿主に役立つ種々の機能を果たしている(Berg, 1996; Bjorksten et al., 2001; Martin and Rhodes, 2000; Umesaki and Setoyama, 2000)。粘膜免疫系は、微生物叢と共に発達し、微生物の構成要素に対する寛容性および侵入病原体に対する防御の両方を含む二重の能力特性を獲得している。Toll様受容体およびヌクレオチド結合オリゴマー形成ドメインタンパク質様受容体などの病原体関連分子パターン(PAMP)受容体を介して、腸細胞またはパネート細胞は、細菌性病原体を感知して、続いて粘液および抗菌ペプチド(AMP)を産生して保護バリアを与える(Janeway and Medzhitov, 2002; Petnicki-Ocwieja et al., 2009; Vaishnava et al., 2008; Vaishnava et al., 2011)。一方で腸の貪食細胞は、防御性IgAまたはサイトカインを誘導することにより管腔の細菌性病原体を感知して応答する(Lande et al., 2007; Macpherson and Uhr, 2004; Niess et al., 2005)。PAMP受容体のメンバーとして、C型レクチン受容体であるデクチン-1は、腸内免疫細胞に対するその機能および腸内微生物に対するその影響について、ほとんど研究されていない。

最近の研究により、単一の特定腸内共生細菌属が、養子腸免疫に影響を及ぼし、その後腸疾患および自己免疫疾患に影響を及ぼし得ることが示されている。RORγtTh17細胞の分化誘導により、セグメント細菌(SFB)は実験的な自己免疫性脳髄膜炎または自己免疫性関節炎を促進することができる(Lee et al., 2011; Wu et al., 2010)。一方でFoxp3Treg細胞の発生を促進することにより、クロストリジウム(Clostridium)は化学的に誘発された大腸炎を抑制することができる(Atarashi et al., 2011)。しかし、その他の共生細菌による免疫系に対する機能は、未だ明らかにされていない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、乳酸菌増殖促進剤、制御性T細胞増加剤、乳酸菌増殖促進方法、制御性T細胞を増加させる方法、制御性T細胞増加効果の評価方法、および乳酸菌増殖促進効果の評価方法に関する。ここで、乳酸菌はラクトバチルス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)、ラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus
salivarius)、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)もしくはラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)との間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌を表し、以後、ラクトバチルス・ムリヌス、ラクトバチルス・サリバリウス、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌスもしくはラクトバチルス・サリバリウスとの間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌を「特定乳酸菌」と記載することもある。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
分子量0.2K~50Kのβグルカンを含有する、ラクトバチルス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)、ラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌス(Lactobacillus murinus)もしくはラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)との間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の増殖促進剤を含有する、制御性T細胞増加剤。

【請求項2】
 
前記βグルカンが、分子量1K~10Kのβグルカンである、請求項1に記載の制御性T細胞増加剤。

【請求項3】
 
前記βグルカンが、β(1→3)グルカンである、請求項1または請求項2に記載の制御性T細胞増加剤。

【請求項4】
 
請求項1~3のいずれか一項に記載の制御性T細胞増加剤を投与された対象から採取した試料の微生物叢を解析すること、および、全細菌に対するラクトバチルス・ムリヌス、ラクトバチルス・サリバリウス、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌスもしくはラクトバチルス・サリバリウスとの間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の割合を算出すること、を含む制御性T細胞増加効果の評価方法。

【請求項5】
 
請求項4に記載の評価方法であって、(1)請求項1~3のいずれか一項に記載の制御性T細胞増加剤を投与される前の対象から採取した試料の微生物叢を解析し、全細菌に対するラクトバチルス・ムリヌス、ラクトバチルス・サリバリウス、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌスもしくはラクトバチルス・サリバリウスとの間の16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の割合を算出すること、および、(2)請求項1~3のいずれか一項に記載の制御性T細胞増加剤を投与された後の対象から採取した試料の微生物叢を解析し、全細菌に対するラクトバチルス・ムリヌス、ラクトバチルス・サリバリウス、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌスもしくはラクトバチルス・サリバリウスとの間の16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の割合を算出すること、とを含む、評価方法。

【請求項6】
 
ラクトバチルス・ムリヌス、ラクトバチルス・サリバリウス、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌスもしくはラクトバチルス・サリバリウスとの間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の増殖促進剤であって、分子量0.2K~50Kのβグルカンを含有する増殖促進剤を投与された対象から採取した試料中における制御性T細胞数を測定すること、を含むラクトバチルス・ムリヌス、ラクトバチルス・サリバリウス、またはラクトバチルス属に属しラクトバチルス・ムリヌスもしくはラクトバチルス・サリバリウスとの間での16S rDNAのホモロジーが90%以上である細菌の増殖促進効果の評価方法。

【請求項7】
 
請求項6に記載の評価方法であって、(1)前記増殖促進剤を投与される前の対象から採取した試料中における制御性T細胞数を測定すること、および、(2)前記増殖促進剤を投与された後の対象から採取した試料中における制御性T細胞数を測定すること、とを含む、評価方法。

【請求項8】
 
前記βグルカンが、分子量1K~10Kのβグルカンである、請求項6または請求項7に記載の評価方法。

【請求項9】
 
前記βグルカンが、β(1→3)グルカンである、請求項6~8のいずれか一項に記載の評価方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
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