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酸化ストレスマーカー及びその使用 UPDATE

国内特許コード P170013874
整理番号 S2016-1057-N0
掲載日 2017年3月21日
出願番号 特願2016-232947
公開番号 特開2018-091649
出願日 平成28年11月30日(2016.11.30)
公開日 平成30年6月14日(2018.6.14)
発明者
  • 小寺 義男
  • 七里 眞義
出願人
  • 学校法人北里研究所
発明の名称 酸化ストレスマーカー及びその使用 UPDATE
発明の概要 【課題】生体の酸化ストレスレベルを正確に測定する技術を提供する。
【解決手段】生体試料中のタンパク質の酸化されたメチオニン残基からなる酸化ストレスマーカー。タンパク質が血清アルブミンであり、メチオニン残基が血清アルブミンの第111番目又は第147番目のメチオニン残基である、酸化ストレスマーカー。タンパク質がイムノグロブリンであり、イムノグロブリンがイムノグロブリンG1、イムノグロブリンG2、イムノグロブリンG3又はイムノグロブリンG4であり、メチオニン残基が、イムノグロブリンG1の定常領域の第135番目のメチオニン残基、イムノグロブリンG2の定常領域の第131番目のメチオニン残基、イムノグロブリンG3の定常領域の第182番目のメチオニン残基、又はイムノグロブリンG4の定常領域の第132番目のメチオニン残基である、酸化ストレスマーカー。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


酸化ストレスは、老化現象のみならず、癌・糖尿病・心血管病・神経変性疾患等の様々な疾患の発症・進展に関連することが明らかになりつつある。特に、罹患率が増加している糖尿病等の生活習慣病においては、酸化ストレスの亢進が重要な臓器障害の進展因子として注目されている。



このため、生体の酸化ストレスレベルを正確に評価できるバイオマーカーの開発が求められている。従来、生体の酸化ストレスレベルを評価する方法としては、生体試料中の活性酸素種又は活性窒素種の定量、活性酸素種又は活性窒素種により傷害された生体分子の定量等が試みられてきた(例えば、非特許文献1を参照。)。

産業上の利用分野


本発明は、酸化ストレスマーカー及びその使用に関する。より詳細には、酸化ストレスマーカー、酸化ストレスレベルの測定方法、酸化ストレスレベルの測定用キット及び生体の酸化ストレスレベルに影響を与える物質のスクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体試料中のタンパク質の酸化されたメチオニン残基からなる酸化ストレスマーカー。

【請求項2】
前記生体試料が、血液、尿、脳脊髄液、唾液、汗、組織、細胞培養上清又は細胞破砕物である、請求項1に記載の酸化ストレスマーカー。

【請求項3】
前記タンパク質が血清アルブミン又はイムノグロブリンである、請求項1又は2に記載の酸化ストレスマーカー。

【請求項4】
前記タンパク質が血清アルブミンであり、前記メチオニン残基が前記血清アルブミンの第111番目又は第147番目のメチオニン残基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の酸化ストレスマーカー。

【請求項5】
前記タンパク質がイムノグロブリンであり、前記イムノグロブリンがイムノグロブリンG1、イムノグロブリンG2、イムノグロブリンG3又はイムノグロブリンG4であり、前記メチオニン残基が、前記イムノグロブリンG1の定常領域の第135番目のメチオニン残基、前記イムノグロブリンG2の定常領域の第131番目のメチオニン残基、前記イムノグロブリンG3の定常領域の第182番目のメチオニン残基、又は前記イムノグロブリンG4の定常領域の第132番目のメチオニン残基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の酸化ストレスマーカー。

【請求項6】
被験者由来の生体試料中の対象タンパク質の対象メチオニン残基について、酸化されていないメチオニン残基と酸化されたメチオニン残基との量比、又は酸化されたメチオニン残基の濃度を測定する工程を備え、
前記量比又は前記濃度が、前記被験者の酸化ストレスレベルを示す、前記被験者の酸化ストレスレベルの測定方法。

【請求項7】
前記生体試料が、血液、尿、脳脊髄液、唾液、汗又は生検組織である、請求項6に記載の測定方法。

【請求項8】
前記対象タンパク質が血清アルブミン又はイムノグロブリンである、請求項6又は7に記載の測定方法。

【請求項9】
前記対象タンパク質が血清アルブミンであり、前記対象メチオニン残基が前記血清アルブミンの第111番目又は第147番目のメチオニン残基である、請求項6~8のいずれか一項に記載の測定方法。

【請求項10】
前記対象タンパク質がイムノグロブリンであり、前記イムノグロブリンがイムノグロブリンG1、イムノグロブリンG2、イムノグロブリンG3又はイムノグロブリンG4であり、前記メチオニン残基が、前記イムノグロブリンG1の定常領域の第135番目のメチオニン残基、前記イムノグロブリンG2の定常領域の第131番目のメチオニン残基、前記イムノグロブリンG3の定常領域の第182番目のメチオニン残基、又は前記イムノグロブリンG4の定常領域の第132番目のメチオニン残基である、請求項6~8のいずれか一項に記載の測定方法。

【請求項11】
前記量比又は前記濃度が、質量分析、又は対象タンパク質の酸化された対象メチオニン残基を特異的に認識する抗体により測定される、請求項6~10のいずれか一項に記載の測定方法。

【請求項12】
前記濃度が質量分析により測定され、前記測定する工程において、前記生体試料に、対象タンパク質の対象メチオニン残基を含む安定同位体標識ペプチドが添加される、請求項6~11のいずれか一項に記載の測定方法。

【請求項13】
被験者由来の生体試料中の対象タンパク質の対象メチオニン残基について、酸化されていないメチオニン残基と酸化されたメチオニン残基との量比、又は酸化されたメチオニン残基の濃度を測定するための試薬を備える、前記被験者の酸化ストレスレベルの測定用キット。

【請求項14】
前記試薬が、対象タンパク質を質量分析するための試薬、対象タンパク質の対象メチオニン残基を含む安定同位体標識ペプチド又は対象タンパク質の酸化された対象メチオニン残基を特異的に認識する抗体である、請求項13に記載のキット。

【請求項15】
被験物質の投与下及び非投与下の対象からそれぞれ採取された生体試料中の対象タンパク質の対象メチオニン残基について、酸化されていないメチオニン残基と酸化されたメチオニン残基との量比、又は酸化されたメチオニン残基の濃度を測定する工程と、
前記量比又は前記濃度が、前記被験物質の投与下及び非投与下で有意に異なる場合に、前記被験物質は生体の酸化ストレスレベルに影響を与える物質であると判定する工程と、
を備える、生体の酸化ストレスレベルに影響を与える物質のスクリーニング方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム


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