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腸内細菌の菌叢分析方法及び被検体におけるヘリコバクター・ピロリに対するアレルギーの検出方法 UPDATE

国内特許コード P170014051
整理番号 S2016-1201-N0
掲載日 2017年4月21日
出願番号 特願2016-201812
公開番号 特開2018-063182
出願日 平成28年10月13日(2016.10.13)
公開日 平成30年4月19日(2018.4.19)
発明者
  • 阿部 理一郎
  • 朝長 毅
  • 白水 崇
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
  • 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
発明の名称 腸内細菌の菌叢分析方法及び被検体におけるヘリコバクター・ピロリに対するアレルギーの検出方法 UPDATE
発明の概要 【課題】便の解析を行わない簡便な腸内細菌の菌叢分析方法、及び簡便且つ正確な被検体におけるヘリコバクター・ピロリに対するアレルギーの検出方法を提供する。
【解決手段】本発明の腸内細菌の菌叢分析方法は、被検体から得られた生体試料中のエクソソームに含まれるタンパク質を分析する分析工程を備える。本発明は、被検体におけるヘリコバクター・ピロリに対するアレルギーの検出方法であって、抗生物質を投与された前記被検体から得られた生体試料中のエクソソームに含まれるタンパク質を分析する分析工程を備える。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


腸内細菌叢は、免疫バランスへの関与や疾患関連性等、様々な分野での重要性が明らかになっている。しかし、腸内細菌がいかに全身の免疫や臓器に関与するのか全く不明であった。さらに、従来、腸内細菌叢は便の解析でしか解析できないものと考えられていた。



また、ヒトの胃粘膜にはしばしば、ヘリコバクター属の細菌(例えば、Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ)、Helicobacter heilmanii(ヘリコバクター・ハイルマニ)等)、又はカンピロバクター属の細菌が感染している。



中でも、ヘリコバクター・ピロリはヒト等の胃に生息する螺旋桿菌であり、世界人口の40~50%が保菌者と考えられており、日本において40歳以上の約7割が保菌者である。また、ヘリコバクター・ピロリは、胃粘膜に感染して胃炎を惹起する。さらに、ヘリコバクター・ピロリ感染は生涯に渡って持続することが多く、粘膜の慢性活動性炎症を背景として、慢性胃炎、胃潰瘍、胃癌、特発性血小板減少性紫斑病等を引き起こす。さらに、慢性ヘリコバクター・ピロリ胃炎(B型胃炎)は、胃腺癌及び胃リンパ腫の前兆と考えられている。WHOによれば、ヘリコバクター・ピロリは最も癌のリスクが高いクラスの発癌要因であり、最近では、胃癌患者由来の血液試料中のエクソソームにヘリコバクター・ピロリ由来のCagAタンパク質が含まれることが明らかとなった(例えば、非特許文献1、参照。)。



従来、ヘリコバクター・ピロリ感染は、HpSA(Helicobacter pylori Stool Antigen)試験によって、行われていた(例えば、非特許文献1参照。)。しかしながら、HpSA試験では、便中に大量のヘリコバクター・ピロリ抗原が存在するときのみ機能するため、偽陰性の結果が得られることがあった。
これに対し、特許文献1には、便、唾液、及び分泌性の試料中の病原性生物を二抗体サンドイッチ結合アッセイによりヘリコバクター・ピロリ等の細菌感染を検出する方法が開示されている。



また、ヘリコバクター・ピロリの除菌治療としては、2種類の抗生物質(アモキシシリン及びクラルスロマイシン)と1種類のプロトポンプ阻害薬(ランソプラゾール)とを1週間内服するのが一般的である。

産業上の利用分野


本発明は、腸内細菌の菌叢分析方法及び被検体におけるヘリコバクター・ピロリに対するアレルギーの検出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
被検体から得られた生体試料中のエクソソームに含まれるタンパク質を分析する分析工程を備えることを特徴とする腸内細菌の菌叢分析方法。

【請求項2】
被検体におけるヘリコバクター・ピロリに対するアレルギーの検出方法であって、
ヘリコバクター・ピロリ感染治療薬を投与された前記被検体から得られた生体試料中のエクソソームに含まれるタンパク質を分析する分析工程を備えることを特徴とする検出方法。

【請求項3】
前記分析工程において、Flagellum-specific ATP synthase、Mannose-6-phosphate isomerase、Methyl-accepting chemotaxis protein(TlpA)、Outer membrane protein assembly factor BamA、Iron(III) dicitrate transport protein(FecA)、Penta-phosphate guanosine-3-pyrophosphohydrolase(SpoT)、Transketolase、6-phosphogluconolactonase、Glucose-6-phosphate isomerase、Type III restriction enzyme R protein、Ferrodoxin-like protein、DNA gyrase subunit A、30S ribosomal protein S6、Inosine-5-monophosphate dehydrogenase、DNA polymerase III subunit alpha、UvrABC system protein B、及びFlagellar hook-associated protein 2、DNA-binding protein HU、Putative beta-lactamase HcpC、Flavodoxin、Cytochrome c-553、10kDa chaperonin、Probable peroxiredoxin、Superoxide dismutase [Fe]、Bacterial non-heme ferritin、50S ribosomal protein L7/L12、Elongation factor Tu、Putative peptidyl-prolyl cis-trans isomerase HP_0175、Thioredoxin reductase、Thioredoxin、Urease subunit beta、Catalase、COP-associated protein、Adenine specific DNA methyltransferase(Hpaim)、及びOuter membrane protein (Omp11)からなる群から選ばれる少なくとも1種のタンパク質又はそのペプチド断片を検出する請求項2に記載の検出方法。

【請求項4】
前記ヘリコバクター・ピロリ感染治療薬は、アモキシシリン、クラルスロマイシン、メトロニダゾール、ランソプラゾール、及びラベプラゾールからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項2又は3に記載の検出方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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