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脂質二重膜形成装置、脂質二重膜形成方法、および評価システム UPDATE コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P170014065
整理番号 FU713
掲載日 2017年4月26日
出願番号 特願2017-063796
公開番号 特開2018-164900
出願日 平成29年3月28日(2017.3.28)
公開日 平成30年10月25日(2018.10.25)
発明者
  • 老木 成稔
  • 岩本 真幸
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 脂質二重膜形成装置、脂質二重膜形成方法、および評価システム UPDATE コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】簡便に脂質二重膜を形成するための装置および方法、並びに、当該装置を含む評価システムを提供する。
【解決手段】油が収容される第1収容部と、第1収容部の底部に設けられ、脂質一重膜にて覆われた液滴を収容するための複数の第2収容部と、を備え、第1収容部の内側面は第2収容部へ向かって収束した形状であり、複数の第2収容部は、第2収容部内に収容された液滴同士が接触するように配置されている、脂質二重膜形成装置を用いる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


細胞は、一般的に、脂質二重膜にて形成されている細胞膜によって覆われており、当該細胞膜によって、細胞と外界との境界が形成されている。



細胞膜は、外界から細胞内へ物質が自由拡散することを防ぐ機能を有しているのみならず、外界から細胞内へ物質を選択的に取り込む機能も有している。このような細胞膜の機能は、細胞膜を形成している脂質や、細胞膜中に埋め込まれている様々な膜タンパク質などによって発現している。



近年、細胞膜が有している様々な機能に注目が集まっており、当該機能を解析しようとする試みがなされている。



例えば、細胞膜は外界から細胞内へ物質が自由拡散することを防ぐ機能を有しているため、体内における薬剤の拡散に影響を及ぼし得る。それ故に、薬剤の開発にあたっては、薬剤の細胞膜の透過性を解析しようとする試みがなされている。



例えば、細胞膜は外界から細胞内へ物質が自由拡散することを防ぐ機能を有しているものの、有毒な化合物の中には、細胞膜を貫通して拡散し得るものがある。それ故に、有毒な化合物の毒性評価にあたって、当該化合物の細胞膜の透過性を解析しようとする試みがなされている。



例えば、膜タンパク質は細胞膜から分離すると変性する場合がある。それ故に、膜タンパク質の機能を解析するために、膜タンパク質を人工的に細胞膜に埋め込もうとする試みがなされている。



細胞膜が有している様々な機能を解析するためには、脂質二重膜を人工的に作製する技術が必要であって、このような技術の開発が進められてきた。



脂質二重膜を人工的に作製する技術としては、例えば、脂質一重膜によって覆われた液滴と、脂質一重膜によって覆われた他の液滴とを、機械的な外力によって接触させる方法が挙げられる(特許文献1)。



また、脂質二重膜を人工的に作製する技術としては、油の中で予め脂質一重膜によって覆われた液滴を形成させ、その液滴をマニピュレータなどで操作することによって、脂質二重膜を作製する方法も挙げられる(非特許文献1)。



また、

産業上の利用分野


本発明は、脂質二重膜形成装置、脂質二重膜形成方法、および評価システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
油が収容される第1収容部と、
上記第1収容部の底部に設けられ、脂質一重膜によって覆われた液滴を収容するための複数の第2収容部と、を備え、
上記第1収容部の内側面は、上記第1収容部に収容された油に水溶液を加えた時に、上記水溶液から形成された上記液滴を上記第2収容部へ導くように、上記第2収容部へ向かって収束した形状となっており、
上記複数の第2収容部は、上記第2収容部内に収容された上記液滴同士が接触するように配置されていることを特徴とする、脂質二重膜形成装置。

【請求項2】
上記液滴の形状を直径rの球とし、上記第2収容部内の空間の最大内接円の直径をrとした場合に、r≦rを満たすことを特徴とする、請求項1に記載の脂質二重膜形成装置。

【請求項3】
上記第2収容部の深さHは、0<H<(r)/2を満たすことを特徴とする、請求項1または2に記載の脂質二重膜形成装置。

【請求項4】
上記第2収容部の深さHは、(r)/2≦Hを満たし、
上記第2収容部同士を隔てる壁面に、当該壁面を貫通する孔が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の脂質二重膜形成装置。

【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載の脂質二重膜形成装置を用いた、脂質二重膜形成方法であって、
上記第1収容部に収容されている油に水溶液を加える工程を有することを特徴とする、脂質二重膜形成方法。

【請求項6】
請求項1~4の何れか1項に記載の脂質二重膜形成装置を含むことを特徴とする、評価システム。

【請求項7】
上記評価システムは、さらに電極を備えていることを特徴とする、請求項6に記載の評価システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017063796thum.jpg
出願権利状態 公開
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