Top > Search of Japanese Patents > (In Japanese)間葉系幹細胞の賦活化剤、賦活化された間葉系幹細胞およびその製造方法

(In Japanese)間葉系幹細胞の賦活化剤、賦活化された間葉系幹細胞およびその製造方法 UPDATE_EN

Patent code P170014136
File No. (S2014-0609-N0)
Posted date May 10, 2017
Application number P2016-507805
Patent number P6555691
Date of filing Mar 11, 2015
Date of registration Jul 19, 2019
International application number JP2015057217
International publication number WO2015137419
Date of international filing Mar 11, 2015
Date of international publication Sep 17, 2015
Priority data
  • P2014-048202 (Mar 11, 2014) JP
Inventor
  • (In Japanese)藤宮 峯子
  • (In Japanese)永石 歓和
  • (In Japanese)水江 由佳
  • (In Japanese)千見寺 貴子
Applicant
  • (In Japanese)北海道公立大学法人札幌医科大学
Title (In Japanese)間葉系幹細胞の賦活化剤、賦活化された間葉系幹細胞およびその製造方法 UPDATE_EN
Abstract (In Japanese)
【課題】
 
本発明は、治療効果が喪失もしくは低減した、またはむしろ疾患増悪効果を持つ異常な間葉系幹細胞を、細胞移植療法に適した状態へと賦活化させることを目的とする。
【解決手段】
 
本発明は、間葉系幹細胞の賦活化剤、該賦活化剤により賦活化された間葉系幹細胞およびその製造方法、ならびに賦活化された間葉系幹細胞を含む医薬に関する。
【選択図】
 なし
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

糖尿病の患者数は世界的に増加の一途を辿っており、糖尿病がもたらす慢性的な高血糖により引き起こされる様々な合併症は、患者のQOLや生命をおびやかす、重大な問題となっている。

糖尿病の三大合併症と呼ばれる糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害はいずれも、毛細血管を中心とした細い血管に起こる病的変化である細小血管障害により臓器が障害されて発症する。これらの合併症は、食事療法や薬物療法などで適切に血糖をコントロールすることによって、ある程度防ぐことが可能であるが、一方で合併症が重症化した場合は、根本的な治療法は存在しない。

間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell、以下MSCともいう)は、間葉系細胞のみならず、胚葉を超えた多様な細胞への分化が可能な細胞であり、組織発生や修復・再生を制御する能力を持つことが知られている。

間葉系幹細胞は、単離培養が容易かつ増殖力が旺盛で、短期間で移植可能な細胞数を確保できること、免疫拒絶のない自家移植が可能で、倫理的問題も少ないこと、低免疫原性により前処置を要せず同種移植が現実的であることから、理想的な細胞移植療法の材料として、多様な疾患に対する治療応用の検討が進められている。

例えば、上述の糖尿病およびその合併症(非特許文献1および2)のほか、脳・心血管疾患(特許文献1)、自己免疫疾患(非特許文献3)、多発性硬化症の実験的自己免疫脳脊髄炎モデル(非特許文献4)、炎症性疾患(肺線維症モデルについて非特許文献5、炎症性腸疾患について非特許文献6)などの疾患において、間葉系幹細胞の治療効果が確認されている。

疾患の治療に用いる場合、一定の品質を保持した間葉系幹細胞を、迅速かつ大量に用意する必要がある。ドナーから採取した間葉系幹細胞を生体外で増殖させるため、増殖促進物質や培養基材などの様々な検討が行われており、例えば特許文献2においては、臍帯抽出物が無血清培地での幹細胞培養の際に血清代替材として使用可能であることが開示されている。また、細胞の品質に関しては、例えば特許文献3において、継代培養時の間葉系幹細胞の老化を抑制するための細胞増殖培地が開示されている。

しかしながら、特許文献2に開示された臍帯抽出物は血清代替材に過ぎず、また特許文献3は生体外増殖において間葉系幹細胞の品質を維持または劣化の度合を抑えることを目的としたものであって、採取時点で治療用途に適さない、いわば低品質な間葉系幹細胞の品質を向上または改変するものではなかった。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、間葉系幹細胞の賦活化剤、該賦活化剤により賦活化された間葉系幹細胞およびその製造方法、ならびに賦活化された間葉系幹細胞を含む医薬に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
細分化された哺乳動物の臍帯組織、胎盤組織または卵膜からの水性媒体抽出物を有効成分として含有する、異常な間葉系幹細胞の賦活化剤であって、前記異常な間葉系幹細胞は、正常な間葉系幹細胞により治療することができる疾患に対する治療効果を失った、または該疾患に対する治療効果が正常な間葉系幹細胞と比べて低減している間葉系幹細胞である、前記賦活化剤

【請求項2】
 
前記抽出物が、前記哺乳動物由来の増殖能を有する細胞を含まない、請求項1に記載の賦活化剤。

【請求項3】
 
前記異常な間葉系幹細胞が骨髄由来の間葉系幹細胞である、請求項1または2に記載の賦活化剤。

【請求項4】
 
前記異常な間葉系幹細胞が、疾患を有する対象から分離されたものである、請求項1から3のいずれか一項に記載の賦活化剤。

【請求項5】
 
前記疾患が、糖尿病、自己免疫疾患、慢性炎症性疾患、アレルギー性疾患または骨粗鬆症である、請求項4に記載の賦活化剤。

【請求項6】
 
前記疾患が糖尿病または関節リウマチである、請求項4に記載の賦活化剤。

【請求項7】
 
対象から分離された異常な間葉系幹細胞を、細分化された哺乳動物の臍帯組織、胎盤組織または卵膜からの水性媒体抽出物を有効成分として含有する賦活化剤で処理する工程を含む、賦活化された間葉系幹細胞の製造方法であって、前記異常な間葉系幹細胞は、正常な間葉系幹細胞により治療することができる疾患に対する治療効果を失った、または該疾患に対する治療効果が正常な間葉系幹細胞と比べて低減している間葉系幹細胞である、前記製造方法

【請求項8】
 
前記異常な間葉系幹細胞が骨髄由来の間葉系幹細胞である、請求項7に記載の間葉系幹細胞の製造方法。

【請求項9】
 
前記対象が疾患を有する対象である、請求項7または8に記載の間葉系幹細胞の製造方法。

【請求項10】
 
前記疾患が、糖尿病、自己免疫疾患、慢性炎症性疾患、アレルギー性疾患または骨粗鬆症である、請求項9に記載の間葉系幹細胞の製造方法。

【請求項11】
 
前記疾患が糖尿病または関節リウマチである、請求項9に記載の間葉系幹細胞の製造方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

※Click image to enlarge.

JP2016507805thum.jpg
State of application right Registered


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close