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ベンゾトリアゾール系共重合体およびこれを用いた紫外線吸収剤 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P170014192
整理番号 FU737
掲載日 2017年6月13日
出願番号 特願2017-094187
公開番号 特開2018-188589
出願日 平成29年5月10日(2017.5.10)
公開日 平成30年11月29日(2018.11.29)
発明者
  • 阪口 壽一
  • 荻野 加菜
  • 橋本 保
  • 上坂 敏之
  • 岩本 拓也
出願人
  • 国立大学法人福井大学
  • シプロ化成株式会社
発明の名称 ベンゾトリアゾール系共重合体およびこれを用いた紫外線吸収剤 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】樹脂加工時における紫外線吸収性成分の揮散や分解がなく、さらに他の樹脂との相溶性が高い高分子紫外線吸収剤を提供する。
【解決手段】
下記の一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール誘導体化合物と、構成単位として1,2-ビニル構造を必須として含むポリブタジエンとを重合してなる新規のベンゾトリアゾール系共重合体を用いた高分子紫外線吸収剤とする。



[好ましくはRが炭素数2~8のアルキル基、Rがエチレン基]
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


樹脂は自然光の紫外線の作用によって劣化を生じて、軟化、脆化または変色などの現象を伴ってその機械的強度が著しく低下することはよく知られている。このような光による劣化を防ぐため、従来より各種の紫外線吸収剤が樹脂の加工工程中に添加され、使用されている。このような紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系、サリシレート系またはトリアジン系の化合物が知られている。



しかし、従来より使用されている紫外線吸収剤は、樹脂加工時の高温状態でそれ自身の揮散や分解が起こることから、樹脂加工時における紫外線吸収剤の揮散による樹脂成型金型の汚染、紫外線吸収剤の熱分解による樹脂の着色等の問題があった。



これらの問題を解決するため、上記の紫外線吸収性化合物を二量化したり、紫外線吸収性化合物に嵩高い置換基を付加することによって、分子量を向上させた高耐熱性の紫外線吸収剤として、揮散や分解を防ぐ提案がされているが、このような化合物は一般的に樹脂との相溶性が不十分であることが多く、樹脂を加工後に紫外線吸収剤が樹脂表面にブリードアウトしてくるという問題があった。



また、特許文献1および2では、(メタ)アクリロイル基を含有するベンゾトリアゾール誘導体と(メタ)アクリル酸エステルを共重合した高分子紫外線吸収剤が提案されており、紫外線吸収性の構造を高分子体の成分として組み込むことで、加工時の高温状態で紫外線吸収性成分の揮散や分解がなく、さらに加工後の紫外線吸収性成分のブリードアウトを防ぐ提案がされている。

産業上の利用分野


本発明は、新規なベンゾトリアゾール系共重合体に関する。さらにはこれを用いた紫外線吸収剤に関し、詳しくは、高温状態でも揮散や分解が起こりにくい高い耐熱性を示し、樹脂と高い相溶性を示す紫外線吸収剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記の一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール誘導体化合物と、
下記の一般式(2)もしくは下記の一般式(3)である構成単位によってその骨格が構成されるとともに前記構成単位として前記一般式(2)が1以上含まれるポリブタジエンとを
重合してなることを特徴とするベンゾトリアゾール系共重合体。
【化1】


一般式(1)
[式中、Rは水素原子、炭素数1~8のアルキル基、フェニル基、トリル基、ホルミル基、アルキル炭素数1~7のアルキルカルボニル基、ベンゾイル基、またはトルオイル基を表し、Rは炭素数1~8のアルキレン基を表し、Rは水素原子、またはメチル基を表す]
【化2】



一般式(2)
【化3】



一般式(3)
[一般式(3)中の炭素-炭素二重結合はシス構造、トランス構造のいずれであってもよい。]

【請求項2】
前記一般式(1)のベンゾトリアゾール誘導体化合物において、前記一般式(1)式中、Rが炭素数2~8のアルキル基であり、Rがエチレン基である請求項1記載のベンゾトリアゾール系共重合体。

【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のベンゾトリアゾール系共重合体を含有する紫外線吸収剤。

【請求項4】
樹脂に、請求項1または請求項2に記載のベンゾトリアゾール系共重合体を配合した紫外線吸収性樹脂組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017094187thum.jpg
出願権利状態 公開
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