TOP > 国内特許検索 > 胃モデル装置
特許文献1には、医療トレーニング用のシミュレーションモデルの1つとして胃モデルが提案されている。この提案では非磁性物質にて生体模型を成形し、視覚的に確認できない部分を3次元グラフィックにより表示し、また挿入する器具に磁気センサを用いることで、内視鏡、指などの位置と動きを3次元グラフィック上にリアルタイムで把握できるようにしている。
特許文献2には、患者の自然胃に置き換えるための人工胃が提案されている。この人工胃は胃の内部を食物リザーバ、サーボリザーバ及び液圧流体リザーバに分け、ポンプを用いてサーボリザーバと液圧流体リザーバ間で液体の出し入れを行うことで、食物リザーバ内の食物を食道から空腸に向けて送り込むようにしている。
非特許文献1には2つのタイプのシミュレーションモデルが提案されている。1つはTIM(TNO gastric-amall intestinal model)で、他の1つはDGM(Dynamic gastric model)である。 TIMモデルは、透明なチューブをつなげて食道、胃、小腸に模したものであり、チューブの途中から、胃液などの消化液を送り込むことができる構造になっており、DGMモデルは下方が絞られた透明な筒で胃体部を構成し、この胃体部の下方に幽門部を接続し、この幽門部の動きで食物を下方に送るようにしている。
本発明は、食品の消化挙動の観察に適した胃モデル装置に関する。
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