TOP > 国内特許検索 > 変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物

変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物 UPDATE

国内特許コード P170014418
整理番号 P16-071
掲載日 2017年7月12日
出願番号 特願2017-069437
公開番号 特開2018-172287
出願日 平成29年3月31日(2017.3.31)
公開日 平成30年11月8日(2018.11.8)
発明者
  • 檜井 栄一
  • 朴 奎珍
  • 杉浦 実
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物 UPDATE
発明の概要 【課題】変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物の提供。
【解決手段】キサントフィルを有効成分として含む、変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物。キサントフィルが、β‐クリプトキサンチンである組成物。β-クリプトキサンチンがミカン抽出物に由来する、組成物。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


<β-クリプトキサンチン>
「カロテノイド」は、動植物が有する黄色や赤色等の天然色素のグループである。
β-クリプトキサンチンは、8個のイソプレン単位及びβ-環を有し、主としてウンシュウミカン(Citrus unshiu Marc.)等の柑橘類から得られ、ヒト血清中に恒常的に存在する主要なカロテノイドである(非特許文献1、2)。
β-クリプトキサンチンの血清レベルは、ヒト及び他の動物において、高β-クリプトキサンチン食品の摂取量を反映する(非特許文献1)。



<変形性関節症>
変形性関節症(osteoarthritis;OA)は、全世界で約2億5000万人の患者がいる、最も一般的な変性関節疾患である(非特許文献3)。
変形性関節症は、進行性関節軟骨破壊を特徴とし、関節損傷、肥満、加齢を含む様々な因子により引き起こされ、高齢者における能力喪失や凝り(硬化)の原因となる(非特許文献4)。国内での変形性膝関節症の患者数は、自覚症状を有する患者数で約1000万人、潜在的な患者数(X線診断による患者数)で約3000万人と推定される。発病率は高齢になるほど増加し、50歳以上の患者男女比では、女性の方が男性よりも1.5~2倍多い。
膝変形性関節症は、高齢者における主要な運動機能障害の1つであり、多くの場合、特別な援助あるいは看護を必要とする。



変形性関節症の進展に対するβ-クリプトキサンチンの効果については知られていない。
変形性膝関節症の治療方法としては、運動療法、ヒアルロン酸注射、ステロイド注射及び手術が知られている。
これまで、変形性関節症軟骨破壊を予防する、有効な医学療法や予防補給(preventive supplementation)は開発されておらず、関節疼痛を低減し、病状の進行を遅らせるための新しい治療及び予防アプローチが望まれている。
運動により大腿四頭筋を鍛えることや、コラーゲン、ヒアルロン酸、ω3脂肪酸等のサプリメントによる予防が知られているが、十分な効果は得られていなかった。
また、軟骨成分であるグルコサミンやコンドロイチン硫酸塩の補給が、関節における疼痛を和らげ、あるいは、軟骨変性を遅らせるために使用されてきた(非特許文献5、6)。
しかし、最近、グルコサミン、コンドロイチン硫酸塩、さらにはそれらの組合せでさえ、知覚される関節疼痛又は関節空間の狭化に対する臨床的に関連する効果がないことが報告されている(非特許文献7)。さらに、鎮痛剤及び非ステロイド性抗炎症薬を用いた変形性関節症患者の長期間の治療は、胃腸及び循環器系の有害事象を引き起こす恐れがある。

産業上の利用分野


本発明は、キサントフィル、特にβ‐クリプトキサンチンを有効成分として含む、変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
キサントフィルを有効成分として含む、変形性関節症の治療、予防又は緩和用組成物。

【請求項2】
キサントフィルが、β‐クリプトキサンチンである、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
前記組成物が、変形性関節症の予防又は緩和用食品である、請求項1又は2に記載の組成物。

【請求項4】
前記組成物が、変形性関節症の治療、予防又は緩和用治療剤である、請求項1又は2に記載の組成物。

【請求項5】
前記変形性関節症が、変形性膝関節症、変形性股関節症又は変形性肘関節症である、請求項1~4のいずれか一に記載の組成物。

【請求項6】
前記β‐クリプトキサンチンが、ミカン抽出物に由来する、請求項2~5のいずれか一に記載の組成物。

【請求項7】
経口投与用組成物である、請求項1~6のいずれか一に記載の組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ整理番号と共にご連絡願います。
なお、既に活用のお申し込み・お打合わせ等の段階に入っている場合もございますので、予めご承知おきください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close