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薬物の検出方法 コモンズ

国内特許コード P170014441
整理番号 N16093
掲載日 2017年7月13日
出願番号 特願2017-032781
公開番号 特開2018-136281
出願日 平成29年2月24日(2017.2.24)
公開日 平成30年8月30日(2018.8.30)
発明者
  • ▲高▼橋 史樹
  • 金 継業
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 薬物の検出方法 コモンズ
発明の概要 【課題】
本発明は、メタンフェタミンをはじめとした薬物と、他の物質とを明確に区別可能にする、新規な薬物検出方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
試料に有機溶媒を添加する工程と、前記混合溶液から有機溶媒のみを抽出する工程と、前記抽出後の有機溶媒に分散剤を添加する工程と、前記有機溶媒と分散剤との混合溶液の分析を行う工程と、を備えることを特徴とする、薬物の検出方法。
本発明に係る薬物の検出方法によれば、検出対象と同様の電気化学発光活性を示す物質が含有した試料を用いて薬物の検出を行った場合でも、正確にメタンフェタミンのみを選択的に検出することが可能となる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


近年、レクリエーション薬としての薬物乱用は、薬物依存につながる可能性があるとして、世界中で深刻な社会問題として認識されている。特にアンフェタミン系の薬物は覚醒及び食欲不振作用を誘発する強力な中枢神経系刺激剤であることが知られている(非特許文献1-3)。



メタンフェタミン(以下、「MA」という。)は、日本における乱用薬物として最も一般的に使用されているもので、違法な所持、使用等により毎年1万人以上が逮捕されているため、薬物問題における我が国における最重要課題とされている(非特許文献4)。



尿、血液、唾液などの生体試料を用いたMAの定量は、MAの接種による乱用を直接確認できるため有効な手段として普及している。MAの定量を行う方法としては、ガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィーおよびキャピラリー電気泳動クロマトグラフィー等と組み合わせた質量分析法が高感度検出のために使用されている(非特許文献1、5)。



電気化学発光(以下、「ECL」という。)は、電極反応によって生じた発光化学種が、後続化学反応によって励起状態となり、発光する現象である(非特許文献6、7)。この方法は、蛍光分光法のような励起光源は不要であるため高感度の分析が可能である上、装置が比較的小型であるため、各種現場におけるその場分析が可能である特長を有する。さらに、この方法は前述した尿や血液などの半透明な生体試料でも検出器の構成を工夫することで分析が行えるという特徴がある。このため、ECL法は、生物学的試料中の薬物検出の手段として、注目を集めている(非特許文献7-9)。

産業上の利用分野


本発明は、薬物の検出方法に関し、特に、検出対象となる薬物を他の物質と区別し、誤検出を防ぐことが可能な、薬物の検出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
試料に有機溶媒を添加する工程と、
前記混合溶液から有機溶媒のみを抽出する工程と、
前記抽出後の有機溶媒に分散剤を添加する工程と、
前記有機溶媒と分散剤との混合溶液の分析を行う工程と、
を備えることを特徴とする、薬物の検出方法。

【請求項2】
前記有機溶媒の溶液は、ヘキサン、酢酸エチル、n-オクタノール、クロロホルムから選択される1または2以上の溶液であることを特徴とする請求項1記載の検出方法。

【請求項3】
前記分散剤の溶液は、メタノール、エタノール、n-プロパノール、アセトン、アセトニトリルから選択される1または2以上の溶液であることを特徴とする請求項1または2記載の検出方法。

【請求項4】
前記試料と前記有機溶媒の混合溶液に機械的作用を印加する工程と、
をさらに備えることを特徴とする、請求項1-3のいずれか1項記載の検出方法。

【請求項5】
前記薬物がメタンフェタミンであることを特徴とする、請求項1-4のいずれか1項記載の検出方法。

【請求項6】
前記分析の方法が、電気化学発光の反応を利用した方法であることを特徴とする、請求項1-5のいずれか1項記載の検出方法。

【請求項7】
前記有機溶媒と前記分散剤の混合溶媒のpH値を調製する工程と、
をさらに備えることを特徴とする、請求項1-6のいずれか1項記載の検出方法。


国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017032781thum.jpg
出願権利状態 公開
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