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(In Japanese)シュワン細胞及びその調製方法

Patent code P170014512
File No. (S2014-1319-N0)
Posted date Aug 16, 2017
Application number P2016-547808
Date of filing Sep 11, 2015
International application number JP2015075921
International publication number WO2016039462
Date of international filing Sep 11, 2015
Date of international publication Mar 17, 2016
Priority data
  • P2014-186210 (Sep 12, 2014) JP
Inventor
  • (In Japanese)素輪 善弘
  • (In Japanese)岸田 綱郎
  • (In Japanese)松田 修
Applicant
  • (In Japanese)京都府公立大学法人
Title (In Japanese)シュワン細胞及びその調製方法
Abstract (In Japanese)本発明は、ES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞を経由することなく、直接(ダイレクト・リプログラミングにより)シュワン細胞を得るための方法を提供することを課題とする。
斯かる課題を解決する手段として、哺乳動物の体細胞に、SOX10遺伝子及びKROX20遺伝子からなる群から選択される少なくとも1種の遺伝子又はその発現産物を導入する工程を含む、シュワン細胞を調製する方法を提供する。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

シュワン細胞は、神経の再生に決定的に重要な役割を果たしているとされる。神経欠損やシュワン細胞の機能不全に関連する疾患も多く、これらの疾病に対して、自家シュワン細胞を移植することができれば理想的な再生医療になると期待される。実際、外傷や悪性腫瘍切除に起因する神経損傷に対しては、自家神経移植か、もしくは自家神経よりシュワン細胞を分離・培養して移植する治療が効果を上げている。しかし神経の採取は患者への侵襲が大きく、どうしても二次的な神経損傷を回避できない。また供給できるシュワン細胞の数が不十分なことが多い。

非特許文献1及び2には、未分化脂肪幹細胞(ADSC)(脂肪由来間質細胞ともいう)を代表とする間葉系幹細胞を材料として、シュワン細胞様の細胞(dADSC)を分化する手法が開示されている。しかしながら、手法の性質上、外部からの感染の危険性があるため品質管理が容易ではなく、コストと手間がかかるとの問題がある。さらに、得られる細胞は、真のシュワン細胞とは形質や機能が異なることも指摘されている。また、これらの方法で作成したシュワン細胞は、ミエリン化能があるとは報告されておらず、跳躍伝導に貢献できない可能性がある。

最近になって、心筋細胞や肝細胞などが、線維芽細胞から直接誘導できることが示された(ダイレクト・リプログラミングまたはダイレクト・コンヴァージョン)。もし、患者から低侵襲に採取できる線維芽細胞などの体細胞から、シュワン細胞を直接作り出すことができれば、侵襲が低く癌化の危険性も低い、新しい移植用自家シュワン細胞を作り出す技術につながると期待できる。

体細胞に、組織特異的な転写因子の遺伝子群を導入して、iPS細胞を経ずに直接その組織細胞に分化誘導できること(ダイレクト・リプログラミング(ダイレクト・コンヴァージョン))について、たとえば、以下の報告がある:
マウス線維芽細胞→軟骨細胞(SOX9 +Klf4 +c‐Myc遺伝子を導入)
マウス線維芽細胞→心筋細胞(GATA4 +Mef2c +Tbx5遺伝子を導入)
マウス線維芽細胞→肝細胞(Hnf4α+(Foxa1またはFoxa2またはFoxa3)遺伝子を導入)
マウス線維芽細胞→神経幹細胞(Sox2 +FoxG1遺伝子を導入など)、
マウス、ヒト細胞→造血幹細胞など。

しかし、体細胞をシュワン細胞にダイレクト・コンヴァージョンしたという報告はない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、主に、シュワン細胞及びその調製方法に関し、詳しくはダイレクト・リプログラミングによるシュワン細胞の調製方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
哺乳動物の体細胞に、SOX10遺伝子及びKROX20遺伝子からなる群から選択される少なくとも1種の遺伝子又はその発現産物を導入する工程を含む、シュワン細胞を調製する方法。

【請求項2】
 
前記遺伝子が、SOX10遺伝子及びKROX20遺伝子の組み合わせである、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
 
前記体細胞が線維芽細胞、血管内皮細胞又は間葉系幹細胞である、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
 
哺乳動物の体細胞に由来し、外来性のSOX10遺伝子及びKROX20遺伝子からなる群から選択される少なくとも1種の遺伝子又はその発現産物を有するシュワン細胞。

【請求項5】
 
請求項1~3のいずれかに記載の方法で得られる細胞、又は、請求項4に記載のシュワン細胞を含む、神経の欠損、又は、シュワン細胞の欠損、不足若しくは機能低下に基づく疾患を治療するための、移植材料。

【請求項6】
 
SOX10遺伝子及びKROX20遺伝子からなる群から選択される少なくとも1種の遺伝子又はその発現産物を含む、シュワン細胞を調製するための組成物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published


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