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ムーコル症を診断/検査するためのツール及び方法 新技術説明会

国内特許コード P170014603
掲載日 2017年9月29日
出願番号 特願2016-227864
公開番号 特開2018-084500
出願日 平成28年11月24日(2016.11.24)
公開日 平成30年5月31日(2018.5.31)
発明者
  • 掛屋 弘
  • 金子 幸弘
  • 宮▲崎▼ 義継
  • 山越 智
出願人
  • 公立大学法人大阪市立大学
  • 国立感染症研究所長
発明の名称 ムーコル症を診断/検査するためのツール及び方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】ムーコル症マーカーを特定し、ムーコル症の迅速な診断/検査のためのツール及び方法を開発すること。
【解決手段】本発明は、対象者の生物学的サンプルにおいて、(i)配列番号2のアミノ酸配列からなるタンパク質、又は(ii)配列番号2のアミノ酸配列において、1若しくは複数個のアミノ酸が置換、付加、挿入及び/若しくは欠失されたアミノ酸配列からなるリゾプス属菌由来のタンパク質、又は(iii)配列番号1の塩基配列からなる核酸分子とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするリゾプス属菌由来の核酸分子によりコードされるタンパク質 を測定することを特徴とする、ムーコル症診断用データを取得する方法を提供する。
【選択図】図6
従来技術、競合技術の概要


深在性真菌症は真菌(カビ)による感染症で、宿主が免疫抑制状態にある場合にはしばしば宿主の生命を脅かす。中でも侵襲性ムーコル症は、侵襲性アスペルギルス症に次いで二番目に罹患率が高い日和見型の糸状真菌感染症であるが、幾つかの研究により、その発生率が免疫不全状態の患者(例えば、血液悪性疾患患者や、臓器移植を受けた患者など)で上昇していることが示されている。
日和見型深在性真菌症は、その原因真菌(リゾプス属菌、アスペルギルス属菌、カンジダ属菌、クリプトコックス属菌など)により治療方針が異なるため、その適切な治療には正確で早期の鑑別的診断が必要である。にもかかわらず、組織病理学的分析及び顕微鏡観察に基づく現在の診断/検査法では、ムーコル症と他の真菌症(特にアスペルギルス症)の正確で迅速な識別は困難である。



また、日和見型深在性真菌症の患者は、免疫抑制状態にあり、多くの場合で全身状態が不良であるため、診断のための侵襲的検査(例えば、経気管支的及び外科的肺生検)は患者の負担が大きく、困難である。診断及び介入が遅れる結果として、ムーコル症の予後は、アスペルギルス症と比べて不良のままである。
したがって、好ましくは採取に際する侵襲性が小さい血清のようなサンプルにおいて、ムーコル症を正確で早期に診断/検出し、できる限り早く適切な治療を開始することが重要である。
その他の深在性真菌症であるアスペルギルス症及びクリプトコックス症には、それぞれアスペルギルス特異抗原(ガラクトマンナン)及びクリプトコックス特異抗原(グルクロノキシロマンナン)に基づく血清検査が利用可能であるが、ムーコル症には利用可能な標準化されたアッセイは現在のところ存在しない。

産業上の利用分野


本発明は、ムーコル症を診断/検査するためのツール及び方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
対象者の生物学的サンプルにおいて、
(i)配列番号2のアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(ii)配列番号2のアミノ酸配列において、1若しくは複数個のアミノ酸が置換、付加、挿入及び/若しくは欠失されたアミノ酸配列からなるリゾプス属菌由来のタンパク質、又は
(iii)配列番号1の塩基配列からなる核酸分子とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするリゾプス属菌由来の核酸分子によりコードされるタンパク質
を測定することを特徴とする、ムーコル症診断用データを取得する方法。

【請求項2】
生物学的サンプルが血液サンプルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記タンパク質(i)~(iii)のいずれかの測定が抗体を用いて行われる請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
(i)配列番号2のアミノ酸配列からなるタンパク質、又は
(ii)配列番号2のアミノ酸配列において、1若しくは複数個のアミノ酸が置換、付加、挿入及び/若しくは欠失されたアミノ酸配列からなるリゾプス属菌由来のタンパク質、又は
(iii)配列番号1の塩基配列からなる核酸分子とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするリゾプス属菌由来の核酸分子によりコードされるタンパク質
に結合する抗体。

【請求項5】
請求項4に記載の抗体を含むことを特徴とするムーコル症診断薬又はキット。

【請求項6】
検体が血液サンプルであることを特徴とする請求項5に記載の診断薬又はキット。

【請求項7】
支持体に不動態化された請求項1に記載の抗体と、標識された請求項1に記載の抗体とを含むことを特徴とする請求項5又は6に記載のキット。

【請求項8】
ムーコル症検出における請求項4に記載の抗体の使用。

【請求項9】
請求項4に記載の抗体、請求項5に記載のムーコル症診断薬又はキットを製造するための、配列番号2のアミノ酸配列からなるタンパク質又はその抗原性フラグメントの使用。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2016227864thum.jpg
出願権利状態 公開


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