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抗ADAMタンパク質基質抗体及びその利用 UPDATE

国内特許コード P170014617
整理番号 S2017-0554-N0
掲載日 2017年10月13日
出願番号 特願2017-054999
公開番号 特開2018-154608
出願日 平成29年3月21日(2017.3.21)
公開日 平成30年10月4日(2018.10.4)
発明者
  • 荒木 聡彦
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 抗ADAMタンパク質基質抗体及びその利用 UPDATE
発明の概要 【課題】ADAMタンパク質の作用阻害剤を提供する。
【解決手段】低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質5(LRP5)又はその部分ペプチドにおける配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又は低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質6(LRP6)又はその部分ペプチドにおける配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域を認識して結合する抗体を、ADAMタンパク質の作用阻害剤として用いる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ADAM(A Disintegrin And Metalloproteinase)ファミリータンパク質(以下、単に、ADAMタンパク質という。)は、プロテアーゼであるが、多くの機能を持つタンパク質である。ADAMタンパク質は、細胞表層タンパク質のshedding、細胞の形態変化、細胞シグナリングに関与することが知られている。ある種のADAMは、がん細胞の浸潤や転移、出血に関わるとされている。例えば、ADAMタンパク質の1つとして、出血性へび毒であるVAP1(Vascular Apoptosis-inducing protein)が知られている。VAP1は、血管内皮細胞に特異的にアポトーシスを誘導する。



こうしたADAMタンパク質の作用の阻害剤やそのスクリーニング方法については既に報告されている(特許文献1)。また、VAP1は、Wntシグナル伝達系の受容体である低比重リポタンパク質6(LRP6)を切断することも明らかとなっている(非特許文献1)。

産業上の利用分野


本明細書は、抗ADAMタンパク質基質抗体及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質5(LRP5)又はその部分ペプチドにおける配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又は低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質6(LRP6)又はその部分ペプチドにおける配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域を認識して結合する抗体である、ADAMタンパク質の作用阻害剤。

【請求項2】
前記抗体はモノクローナル抗体である、請求項1に記載の阻害剤。

【請求項3】
低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質5(LRP5)又はその部分ペプチドにおける配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又は低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質6(LRP6)又はその部分ペプチドにおける配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域を認識して結合する抗体である、出血性ヘビ毒による出血阻害剤。

【請求項4】
低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質5(LRP5)又はその部分ペプチドにおける配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる領域又は低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質6(LRP6)又はその部分ペプチドにおける配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる領域を認識して結合する抗体である、Wntシグナル伝達経路阻害剤。

【請求項5】
低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質5(LRP5)又はその部分ペプチドにおける配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる領域又は低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質6(LRP6)又はその部分ペプチドにおける配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる領域を認識して結合する抗体である、Wntシグナル伝達経路の活性化によって促進される疾患の予防又は治療剤。

【請求項6】
ADAMタンパク質の作用阻害方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する生体外細胞において、LRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域に対するADAMタンパク質の結合を、前記第1の領域又は第2の領域を認識して結合する抗体を用いて阻害する工程、
を備える、方法。

【請求項7】
ADAMタンパク質の作用阻害方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する細胞を有する非ヒト動物において、LRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる領域に対するADAMタンパク質の結合を、前記第1の領域又は第2の領域を認識して結合する抗体を用いて阻害する工程、
を備える、方法。

【請求項8】
Wntシグナル伝達の阻害方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する生体外細胞において、LRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域に対するADAMタンパク質の結合を、前記第1の領域又は第2の領域を認識して結合する抗体を用いて阻害する工程、
を備える、方法。

【請求項9】
Wntシグナル伝達レベルの評価方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する生体外細胞に対して、LRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域を認識して結合する抗体を供給する工程と、
前記第1の領域及び/又は前記第2の領域に結合する抗体量を評価する工程と、
を備える、方法。

【請求項10】
Wntシグナル伝達の促進に関連する疾患又は病態の診断を補助する方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する生体外細胞に対して、LRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域を認識して結合する抗体を供給する工程と、
前記抗体の供給により阻害された前記第1及び/又は前記第2の領域に対するADAMタンパク質の結合の阻害程度を評価する工程と、
を備える、方法。

【請求項11】
ADAMタンパク質の作用阻害剤のスクリーニング方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する生体外細胞又は非ヒト動物に対して、1又は2以上の被検化合物を供給してLRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域に対するADAMタンパク質の結合を阻害の程度を評価する工程、
を備える、方法。

【請求項12】
Wntシグナル伝達阻害剤のスクリーニング方法であって、
LRP5又はLRP6若しくはこれらの部分ペプチドを発現する生体外細胞又は非ヒト動物に対して、1又は2以上の被検化合物を供給してLRP5又はその部分ペプチドについては配列番号1で表されるアミノ酸配列からなる第1の領域又はLRP6又はその部分ペプチドについては配列番号2で表されるアミノ酸配列からなる第2の領域に対するWntシグナル伝達経路関連タンパク質の結合を阻害の程度を評価する工程、
を備える、方法。
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