TOP > 国内特許検索 > 画像認識装置、移動体装置、及び画像認識プログラム
近年、画像に写った対象を認識し、その移動を追跡する画像認識装置の需要が高まっている。 このような画像認識装置は、例えば、車両やロボットに搭載されて、歩行者や障害物を避けたり、あるいは、監視カメラに搭載されて、不審者を追跡したりするのに用いられる。
画像中に対象を認識・追跡する技術は、各種提案されているが、特に優れたものに特許文献1の「物体識別装置、方法及びプログラム」で使用されているDPM(Deformable Part Model)がある。 この技術は、追跡対象人物の全身を認識するための全体的な領域と、追跡対象人物の特徴的な一部分(頭部、腰部、・・・など)を認識するための複数の部分的な領域を組合せることにより、例え追跡対象人物が姿勢変化して全体的な領域での認識が困難になった場合でも、部分的な領域での認識でこれを補い、画像中の追跡対象人物を特定するものである。
ところで、移動体(例えば人物)を追跡する場合、追跡対象が人混みに紛れたり、照明環境が変化したりなど、追跡対象の撮影状態は時間と共に様々に変化する。 一方、追跡対象を画像で認識する方法には、HOG特徴量と呼ばれる対象のエッジ検出を用いた方法や対象の色分布特徴量を用いた方法など各種のものがあるが、これらは認識が得意なシーン(場面)と不得意なシーンがあり、これらの方法を単独で用いると、追跡対象の撮影状態の変化に対応できず、追跡が破綻するという問題があった。
本発明は、画像認識装置、移動体装置、及び画像認識プログラムに関し、例えば、画像に含まれる追跡対象を認識するものに関する。
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