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感熱応答性高分子化合物、並びに該化合物を用いた徐放性生体内分解性医用材料 UPDATE

国内特許コード P170014712
整理番号 S2017-0746-N0
掲載日 2017年12月12日
出願番号 特願2017-103673
公開番号 特開2018-199747
出願日 平成29年5月25日(2017.5.25)
公開日 平成30年12月20日(2018.12.20)
発明者
  • 網代 広治
  • 川谷 諒
出願人
  • 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の名称 感熱応答性高分子化合物、並びに該化合物を用いた徐放性生体内分解性医用材料 UPDATE
発明の概要 【課題】相転移温度を制御するために感熱応答性高分子化合物の構造を改変しても、感熱応答性の低下を招かないようにする。
【解決手段】本発明に係る感熱応答性高分子化合物は、N-ビニルアミド系重合体又はN-ビニルアミド系共重合体を構成する単量体単位の少なくとも一部のN-位にオリゴエチレングリコール鎖が導入されて成り、具体的には下記の一般式(1)で表される。
【化1】



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


水溶性(親水性)高分子化合物の中には、温度によって水分子と高分子鎖との相互作用が可逆的に変化するものがある。その一つに、水溶液中の高分子化合物が所定の温度以上になると不溶化して析出し、所定の温度以下になると再び溶解する高分子化合物がある。このような性質は感熱応答性(又は親水性-疎水性熱可逆性)と呼ばれ、薬物送達システム(DDS)の薬物担体や生体内管状組織の閉塞防止剤等の医用材料、温度センサ材料(特許文献4)等、様々な分野での応用が期待されている(特許文献1~4)。



感熱応答性を示す高分子化合物の一つにN-ビニルアミド系ポリマーがある。N-ビニルアミド系ポリマーは側鎖が加水分解しても有毒な低分子アミンを放出せず、環境適合性や生体適合性に優れることから、特に環境分野や医療分野で利用される高分子材料の開発が進められている。



感熱応答性高分子化合物が水溶液中で不溶化する温度、或いは不溶化したものが再び溶解する温度は相転移温度と呼ばれる。高分子材料の利用目的によって該高分子材料に用いられる高分子化合物に要求される相転移温度が異なるため、感熱応答性高分子化合物のモノマーに疎水性モノマーを共重合したり、感熱応答性高分子化合物の側鎖に疎水性基を導入したりすることにより相転移温度を制御することが行われている。

産業上の利用分野


本発明は、ドラッグデリバリーシステムの薬物担体等に用いられる高分子材料として有用な新規な感熱応答性高分子化合物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
N-ビニルアミド系重合体又はN-ビニルアミド系共重合体であって、該重合体又は該共重合体を構成する単量体単位の少なくとも一部のN-位にオリゴエチレングリコール鎖が導入されて成る、感熱応答性高分子化合物。

【請求項2】
N-ビニルアミド系重合体又はN-ビニルアミド系共重合体であった、該重合体又は該共重合体を構成する単量体単位の少なくとも一部のN-位にオリゴエチレングリコール鎖を介して炭化水素基(アルキル基)が結合して成る、感熱応答性高分子化合物。

【請求項3】
オリゴエチレングリコール鎖が導入されている単量体単位の含有割合が50~100%である、請求項1又は2に記載の感熱応答性高分子化合物。

【請求項4】
オリゴエチレングリコール鎖がジエチレングリコール鎖である、請求項1~3のいずれかに記載の感熱応答性高分子化合物。

【請求項5】
以下の一般式(1)で表される、請求項1~4のいずれかに記載の感熱応答性高分子化合物。
【化1】


式中、式中、R1~R6は独立に水素原子又はアルキル基を表し、mは2以上の整数を表す。また、n1、n2は構成単位のモル比を表し、n1:n2=0:100~50:50を満たす。

【請求項6】
以下の一般式(2)で表される、請求項5に記載の感熱応答性高分子化合物。
【化2】



【請求項7】
以下の一般式(3)で表される、請求項5に記載の感熱応答性高分子化合物。
【化3】



【請求項8】
以下の式(4)で表される、請求項5に記載の感熱応答性高分子化合物。
【化4】



【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の感熱応答性高分子化合物を含む徐放性生体分解性医用材料。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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