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低域通過フィルタ

国内特許コード P170014718
整理番号 T2-15013-T
掲載日 2017年12月14日
出願番号 特願2016-072949
公開番号 特開2017-184178
出願日 平成28年3月31日(2016.3.31)
公開日 平成29年10月5日(2017.10.5)
発明者
  • 石崎 俊雄
出願人
  • 学校法人 龍谷大学
発明の名称 低域通過フィルタ
発明の概要 【課題】低損失であって急峻なフィルタ特性を実現することができ、しかも小型化し易い低域通過フィルタを提供する。
【解決手段】この低域通過フィルタ1は、内部に中空部2aを有する金属筐体2と、中空部2aに保持される誘電体基板3と、を具備し、誘電体基板3の一方側の面3aに、サスペンデッドラインからなる主線路31と、主線路31から分岐するように接続されたサスペンデッドラインからなる分岐線路32A~32Fと、平行平板コンデンサの一方の電極を形成し分岐線路32A~32Fに接続された第1電極パターン33A~33Fと、を有し、誘電体基板3の他方側の面3bに、金属筐体2に接続されるものであって、前記平行平板コンデンサの他方の電極を形成する第2電極パターン34A~34Fを有する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


携帯電話基地局の無線通信装置では、マイクロ波帯の帯域通過フィルタが使用されている。帯域通過フィルタは、一般的に共振器を用いているので、本来通過させたい帯域よりも高い周波数の高調波スプリアス帯域をも通過させてしまう。そのため、高調波スプリアス帯域を抑制するように、低域通過フィルタが併用されることが多い。低損失な低域通過フィルタとして、従来より、同軸型の低域通過フィルタが多用されている。同軸型の低域通過フィルタは、金属筐体とその内部の中空部に保持された中心導体とを具備し、中心導体は、交互に連続して配置された大径の低インピーダンス線路と小径の高インピーダンス線路とにより構成される。



近年、携帯電話基地局の無線通信装置の小型化の必要性から、帯域通過フィルタは、様々な技術開発により小型化が着実になされてきた。しかし、併用する低域通過フィルタの小型化は、それほど進んでおらず、そのため、低域通過フィルタのサイズ、取り付け位置やレイアウトの自由度などによる制約が、無線通信装置全体の小型化を阻む要因になっているのが現状である。



特許文献1に開示される低域通過フィルタは、同軸型の低域通過フィルタの一つである。この低域通過フィルタでは、低インピーダンス線路の半径方向の先端部の領域がLC回路となるよう高インピーダンス線路と平行になるように折り曲げられた折り曲げ部が形成されている。このLC回路により、減衰極を有するようにしてフィルタ特性を急峻にし、低域通過フィルタの段数を少なくすることができる、としている。



特許文献2に開示される低域通過フィルタは、平面型の低域通過フィルタの一つであり、金属筐体とその内部の中空部に保持される誘電体基板とを具備し、誘電体基板は、交互に連続して配置されたサスペンデッドラインからなる高インピーダンス線路とマイクロストリップラインからなる低インピーダンス線路とを有する構成である。なお、サスペンデッドラインは、誘電体基板の一つの面に設けられた金属層の線路であって、その裏側の面には接地用の金属層が設けられていない構造であり、金属筐体が接地用の電極として機能する。マイクロストリップラインは、誘電体基板の一つ面に設けられた金属層の線路であって、その裏側の面に接地用の金属層が設けられている構造である。

産業上の利用分野


本発明は、携帯電話基地局の無線通信装置などに用いられるマイクロ波帯の低域通過フィルタに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
内部に中空部を有する金属筐体と、
前記中空部に保持される誘電体基板と、を具備し、
前記誘電体基板の一方側の面に、
サスペンデッドラインからなる主線路と、
該主線路から分岐するように接続されたサスペンデッドラインからなる分岐線路と、
平行平板コンデンサの一方の電極を形成し前記該分岐線路に接続された第1電極パターンと、を有し、
前記誘電体基板の他方側の面に、
前記金属筐体に接続されるものであって、前記平行平板コンデンサの他方の電極を形成する第2電極パターンを有することを特徴とする低域通過フィルタ。

【請求項2】
前記主線路の左右両側に前記分岐線路、前記第1電極パターン、前記第2電極パターンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の低域通過フィルタ。

【請求項3】
前記分岐線路と前記平行平板コンデンサを直列共振させることによって減衰極を有するフィルタ特性としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の低域通過フィルタ。

【請求項4】
前記誘電体基板の外縁の少なくとも一部に配置される金属板を更に具備し、
前記第2電極パターンは、前記金属板を介して前記金属筐体に接続されることを特徴とする請求項1に記載の低域通過フィルタ。

【請求項5】
前記誘電体基板の外縁の少なくとも2辺に配置される金属板を更に具備し、
前記第2電極パターンは、前記金属板を介して前記金属筐体に接続されることを特徴とする請求項2に記載の低域通過フィルタ。

【請求項6】
前記金属板は、リードフレームとなっており、前記第2電極パターンの各々に接続されて前記誘電体基板が実装されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の低域通過フィルタ。

【請求項7】
前記金属板は、前記主線路の入出力端部の位置において前記誘電体基板の厚さ方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項6に記載の低域通過フィルタ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2016072949thum.jpg
出願権利状態 公開
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