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MONOCLONAL ANTIBODY THAT SPECIFICALLY BINDS TO YEAST-DERIVED RECOMBINANT HUMAN GM-CSF meetings

Patent code P170014729
File No. (S2016-0388-N0)
Posted date Dec 20, 2017
Application number P2017-056719
Publication number P2017-206496A
Date of filing Mar 22, 2017
Date of publication of application Nov 24, 2017
Priority data
  • P2016-065437 (Mar 29, 2016) JP
Inventor
  • (In Japanese)中田 光
  • (In Japanese)中垣 和英
  • (In Japanese)田澤 立之
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人新潟大学
Title MONOCLONAL ANTIBODY THAT SPECIFICALLY BINDS TO YEAST-DERIVED RECOMBINANT HUMAN GM-CSF meetings
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a monoclonal antibody, which is specifically binds only to yeast-derived recombinant human GM-CSF, for determining the concentration of yeast-derived recombinant human GM-CSF separately from human GM-CSF produced in the body of a patient in therapy by inhalation therapy or subcutaneous injection of yeast-derived recombinant human GM-CSF.
SOLUTION: According to the present invention, there is provided an anti-yeast recombinant human granulocyte macrophage colony stimulating factor antibody (GM-CSF) or an antigen-binding fragment thereof, comprising a light chain variable domain having a specific amino acid sequence and comprising CDR-L1, CDR-L2, and CDR-L3, and/or a heavy chain variable domain having a specific amino acid sequence and comprising CDR-H1, CDR-H2, and CDR-H3.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

肺胞蛋白症(Pulmonary alveolar proteinosis;PAP)とは、サーファクタント(90%のリン脂質と10%のタンパク質とによって構成された生体界面活性剤)の生成又は分解過程に障害があり、そのことが原因で肺胞腔内、又は終末細気管支内にサーファクタントが集積する稀な疾患である。PAP(以下、括弧内は、推定される出現頻度)は、自己免疫性PAP(約90%)、続発性PAP(約9%)、先天性PAP(約1%以下)、未分類PAP(極めて稀)に分類される。

PAP患者の中でも、多くを占める自己免疫性PAPでは、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(Granulocyte Macrophage colony-stimulating Factor;GM-CSF)に対する中和自己抗体が存在し、肺胞マクロファージ、好中球の機能障害が病態に関与する。GM-CSFとは、マクロファージ、リンパ球、上皮細胞又は血管内皮細胞により産生される糖タンパク質であり、顆粒球又はマクロファージの前駆細胞に作用し、それらの増殖と分化とを促進するものである。
健常者の肺では、肺胞の呼吸上皮を構成する細胞の1種であるII型肺胞上皮細胞から放出されるGM-CSFが未熟な肺胞マクロファージのGM-CSF受容体に結合する。このGM-CSFと受容体との結合によるシグナルの伝達により、血球系転写因子であるPU.1が発現して肺胞マクロファージの終末分化が起こり、成熟マクロファージとなる。成熟マクロファージは、サーファクタントを取り込み、分解することにより肺胞の恒常性を保つ。一方、自己免疫性PAP患者の肺では、II型肺胞上皮細胞から放出されるGM-CSFは肺胞内に豊富にある抗GM-CSF自己抗体により中和され、GM-CSFが未熟な肺胞マクロファージの受容体に結合するのを防ぐ。そのために、肺胞マクロファージの終末分化は起こらず、サーファクタントの分解が障害される。

自己免疫性PAPの症状としては、例えば、労作時呼吸困難、咳、喀痰、体重減少、発熱等が挙げられるが、約30%の患者は無症状である。画像所見の割に症状が比較的軽微であることが自己免疫性PAPの特徴である。自己免疫性PAPの5年生存率は96%、10年生存率は88%であるが、患者はこの間繰り返し全肺洗浄等の治療を要する場合が多い。

自己免疫性PAPの治療方法としては、洗浄療法(全肺洗浄)、試験的治療法としてGM-CSFの吸入療法、GM-CSFの皮下注射(例えば、非特許文献1参照。)等が挙げられる。

吸入又は皮下注射による投与で用いられるGM-CSFは、酵母由来組換えヒトGM-CSFであって、N末端から23番目のアルギニンがロイシンに置き換えられているが、機能は維持されており、ジェンザイム社よりリウカイン(登録商標)という商品名で販売されている。

一方で、GM-CSFは様々な疾病状態を導く原因となることが知られている。
GM-CSFによって引き起こされる疾病は多岐に渡るが、代表的なものとしては、(1) 喘息、アトピー、花粉症等のアレルギー疾患、(2)移植片拒絶反応、移植片対宿主病(graft versus host disease;GVHD)、(3)関節リウマチ等の自己免疫疾患、等が挙げられる。例えば、アレルギー個体の肺や、慢性関節リウマチ患者の関節においては過剰発現したヒトGM-CSFが検出され、アレルギー個体の皮膚からはヒトGM-CSFのmRNAが過剰に検出されている。また、アトピー性皮膚炎の炎症惹起細胞である単球がGM-CSFの産生により寿命が延長しているとの報告がある。その他、GM-CSFは白血病細胞の増殖を刺激することが示されており、白血病の原因因子とも考えられている。

これらの報告から、ヒトGM-CSFが原因となって引き起こされる様々な病気を治療するために、過剰発現したヒトGM-CSFに対して強い親和性及び中和能をもち、且つ拒絶反応を示さない抗ヒトGM-CSF抗体(抗ヒトGM-CSF自己抗体を含む。)を投与することが提案されている(例えば、特許文献1、2及び非特許文献2参照。)。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、酵母由来組換えヒトGM-CSFに特異的に結合するモノクローナル抗体に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
(a)配列番号1に示されるアミノ酸配列、又は、配列番号1に示されるアミノ酸配列において、1~数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されているアミノ酸配列を含むCDR-L1と、
(b)配列番号2に示されるアミノ酸配列、又は、配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1~数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されているアミノ酸配列を含むCDR-L2と、
(c)配列番号3に示されるアミノ酸配列、又は、配列番号3に示されるアミノ酸配列において、1~数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されているアミノ酸配列を含むCDR-L3と、
を含む軽鎖可変ドメイン、及び/又は、
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列、又は、配列番号4に示されるアミノ酸配列において、1~数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されているアミノ酸配列を含むCDR-H1と、
(e)配列番号5に示されるアミノ酸配列、又は、配列番号5に示されるアミノ酸配列において、1~数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されているアミノ酸配列を含むCDR-H2と、
(f)配列番号6に示されるアミノ酸配列、又は、配列番号6に示されるアミノ酸配列において、1~数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されているアミノ酸配列を含むCDR-H3と、
を含む重鎖可変ドメインを有することを特徴とする抗酵母由来組換えヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(Granulocyte Macrophage colony-stimulating Factor;GM-CSF)抗体又はその抗原結合フラグメント。

【請求項2】
 
配列番号1に示されるアミノ酸配列を含むCDR-L1と、配列番号2に示されるアミノ酸配列を含むCDR-L2と、配列番号3に示されるアミノ酸配列を含むCDR-L3と、を含む軽鎖可変ドメイン、及び/又は、
配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むCDR-H1と、配列番号5に示されるアミノ酸配列を含むCDR-H2と、配列番号6に示されるアミノ酸配列を含むCDR-H3と、を含む重鎖可変ドメインを有する、請求項1に記載の抗酵母由来組換えヒトGM-CSF抗体又はその抗原結合フラグメント。

【請求項3】
 
酵母由来組換えヒトGM-CSFに特異的に結合するモノクローナル抗体を生産するハイブリドーマであって、前記ハイブリドーマが受託番号NITE P-02224であることを特徴とするハイブリドーマ。

【請求項4】
 
酵母由来組換えヒトGM-CSFに特異的に結合するモノクローナル抗体の製造方法であって、
請求項3に記載のハイブリドーマを培養する工程と、
前記ハイブリドーマから生産された抗体を単離する工程と、
を備えることを特徴とする製造方法。

【請求項5】
 
酵母由来組換えヒトGM-CSFを投与した被検体の血液試料中の酵母由来組換えヒトGM-CSFを検出するためのキットであって、請求項1又は2に記載の抗酵母由来組換えヒトGM-CSF抗体又はその抗原結合フラグメントを含むことを特徴とする検出キット。

【請求項6】
 
さらに、標識された前記抗酵母由来組換えヒトGM-CSF抗体又はその抗原結合フラグメントに対する抗体を含む、請求項5に記載の検出キット。

【請求項7】
 
酵母由来組換えヒトGM-CSFを投与した被検体の血液試料中の酵母由来組換えヒトGM-CSFを検出するための方法であって、
前記血液試料と、請求項1又は2に記載の抗酵母由来組換えヒトGM-CSF抗体又はその抗原結合フラグメントとを接触させて、抗原抗体反応を行う1次抗原抗体反応工程を備えることを特徴とする方法。

【請求項8】
 
さらに、前記1次抗原抗体反応工程の後に、標識された前記抗酵母由来組換えヒトGM-CSF抗体又はその抗原結合フラグメントに対する抗体を接触させて、抗原抗体反応を行う2次抗原抗体反応工程を備える、請求項7に記載の方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published
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