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肝細胞癌に関する診断のために有用な背景肝因子及びその利用 コモンズ

国内特許コード P170014738
整理番号 (NU-654)
掲載日 2017年12月21日
出願番号 特願2017-500766
出願日 平成28年2月19日(2016.2.19)
国際出願番号 JP2016054939
国際公開番号 WO2016133212
国際出願日 平成28年2月19日(2016.2.19)
国際公開日 平成28年8月25日(2016.8.25)
優先権データ
  • 特願2015-030710 (2015.2.19) JP
発明者
  • 野本 周嗣
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 肝細胞癌に関する診断のために有用な背景肝因子及びその利用 コモンズ
発明の概要 肝細胞癌の予後予測等の診断のために有用なマーカー及びその利用を提供する。本教示は、肝細胞癌の予後予測等に関する診断を補助する方法であって、FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)遺伝子及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))遺伝子の発現レベルを測定する工程、を備えるようにする。肝細胞癌罹患個体や肝細胞癌の可能性ある個体の背景肝につき、FAM3B及び/又はKRT23遺伝子の発現レベルを測定することで、肝細胞癌の予後予測等に関する診断を補助する有用な情報を得ることができる。
従来技術、競合技術の概要


肝細胞癌(Hepatocellular carcinoma,HCC)は、肝細胞に由来する悪性腫瘍である。また、肝細胞癌は、95%が肝硬変などの慢性肝疾患を伴っているという特徴がある。肝細胞癌は、原発性肝細胞癌と転移性肝細胞癌とがあるが、本明細書において、特記しない限り、肝細胞癌というときには、原発性肝細胞癌を意味している。



肝細胞癌は、高率に多中心性発癌することが知られている。すなわち、1つの肝臓に次から次へと肝細胞癌が発生するのである。このため、肝細胞癌においては、手術後においても、肝内に多発再発する傾向があり、再発病巣は、初発病変部の肝内転移(IM)よりも、多中心性発生(MO)の頻度が多い(おおよそ75%)とされている(非特許文献1)。したがって、肝細胞癌において、多中心性発癌や多中心性発生再発を予測し、予防や治療方針を立てることが重要である。



肝細胞癌の治療においては、一般に、切除した癌組織(原発巣)の病理学的検討を基礎とする細胞の悪性度により、癌手術後の予後予測を検討している。また、肝細胞癌の腫瘍マーカーにはAFP(α-フェトプロテイン)、PIVKA-II及びAFP-L3%が用いられている。

産業上の利用分野


本明細書は、肝細胞癌に関する診断のために有用な背景肝因子及びその利用に関する。本出願は、2015年2月19日に出願された日本国特許出願である特願2015-030710の関連出願であり、この日本出願に基づく優先権を主張するものであり、この日本出願に記載された全ての内容を援用するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
肝細胞癌に関する診断を補助する方法であって、
FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)遺伝子及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))遺伝子の発現レベルを測定する工程、
を備える、方法。

【請求項2】
背景肝の前記FAM3B遺伝子及び/又は前記KRT23遺伝子の発現レベルを測定する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
肝細胞癌罹患個体の背景肝の前記FAM3B遺伝子及び/又は前記KRT23遺伝子の発現レベルを測定して、肝細胞癌の進展、肝細胞癌の再発及び予後に関する診断を補助する、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
肝細胞癌リスク個体の背景肝の前記FAM3B遺伝子及び/又は前記KRT23遺伝子の発現レベルを測定して、肝細胞癌の発症リスク又は肝細胞癌への進展に関する診断を補助する、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項5】
背景肝の前記FAM3B遺伝子及び/又は前記KRT23遺伝子の発現レベルの経時的な変化又は前記FAM3B遺伝子及び/又は前記KRT23遺伝子の発現レベルを所定の基準値と対比する、請求項1~4のいずれかに記載の方法。

【請求項6】
肝細胞癌に関する診断を補助する方法であって、
肝細胞癌罹患個体又は肝細胞癌リスク個体から採取した液性成分中のFAM3B(family with sequence similarity 3, member B)遺伝子及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))遺伝子の発現レベルを測定する工程、
を備える方法。

【請求項7】
前記液性成分は、血液の少なくとも一部を含む、請求項6に記載の方法。

【請求項8】
肝細胞癌に関する診断のためのマーカーであって、
FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)遺伝子及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))遺伝子の遺伝子産物である、マーカー。

【請求項9】
肝細胞癌に関する診断のための診断剤であって、
FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)遺伝子及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))遺伝子の発現レベルを測定するための試薬を含む、診断剤。

【請求項10】
肝細胞癌に関する診断のためのキットであって、
FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)遺伝子及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))遺伝子の発現レベルを測定するための1又は2以上の試薬を含む、キット。

【請求項11】
肝細胞癌に関する診断のための診断剤であって、
FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))を測定するための試薬を含む、診断剤。

【請求項12】
前記試薬は、前記FAM3B及び/又は前記KRT23を特異的に認識する抗体である、請求項11に記載の診断剤。

【請求項13】
肝細胞癌に関する診断のためのキットであって、
FAM3B(family with sequence similarity 3, member B)及び/又はKRT23(keratin 23(histone deacetylase inducible))を測定するための1又は2以上の試薬を含む、キット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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