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酸化イリジウムナノシート、その酸化イリジウムナノシートを含む分散溶液及びその分散溶液の製造方法 コモンズ

国内特許コード P170014744
整理番号 N16117
掲載日 2017年12月25日
出願番号 特願2017-075604
公開番号 特開2017-141158
登録番号 特許第6356301号
出願日 平成29年4月5日(2017.4.5)
公開日 平成29年8月17日(2017.8.17)
登録日 平成30年6月22日(2018.6.22)
発明者
  • 杉本 渉
  • 清水 航
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 酸化イリジウムナノシート、その酸化イリジウムナノシートを含む分散溶液及びその分散溶液の製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】酸化イリジウムナノシート、その酸化イリジウムナノシートを含む分散溶液及びその分散溶液の製造方法を提供する。
【解決手段】3nm以下の厚さの酸化イリジウム単結晶シートである酸化イリジウムナノシートを提供する。この酸化イリジウムナノシートを含む分散溶液は、酸化イリジウムを層状イリジウム酸塩とし、得られた層状イリジウム酸塩を層状イリジウム酸とし、次いで層状イリジウム酸を3nm以下の厚さの酸化イリジウム単結晶シートである酸化イリジウムナノシートが溶媒中に分散してなるようにして製造される。
【選択図】図5
従来技術、競合技術の概要


ナノシートは、厚さがナノメートルオーダーであるのに対して、横サイズがその数十倍から数百倍以上という高い形状異方性を持つ2次元状の物質である。そうしたナノシートは、母相の機能性(導電性、半導体的性質、誘電性等)を受け継ぐだけでなく、触媒反応等に必要な広い比表面積を有している。また、ナノシートは、一次元の量子サイズ効果を発現する等、際立った物性を示すことがある。さらに、ナノシートは、一度分離させたナノシートを機能性ブロックとして再び3次元的に集積化し、熱力学的には達成できない人工超格子状のナノ構造材料を形成することにより、物性・特性を自在に制御できる可能性を秘めている。そにため、ナノシートについては、これまで分子線ビームエピタキシー等の気相合成技術が主流であった超格子アプローチを液相で展開できるため、製品性能だけでなく合成ルートの視点からも、エネルギー・デバイス分野を中心とした産業界から高い関心を集めている。



ナノシートの合成方法に関しては、分子、イオン等から成長させる方法、層状化合物を単層剥離する方法等が提案されている。これらの合成方法は、金属化合物のナノシートの合成に向けて検討されてきたものであるが、液相反応を利用して白金や金等といった貴金属のナノシートを製造する技術も提案されている(特許文献1,2参照)。



本発明者は、金属ナノシートを得るための新しい方法として、金属化合物の層状化合物を前駆体として利用する技術を提案した(特許文献3参照)。この技術は、酸化ルテニウムが層状に重なる層状化合物を準備し、その酸化ルテニウムを還元して層状化合物を前駆体とする金属ルテニウムナノシートを得る方法であり、酸化ルテニウムナノシートの薄膜の状態で酸化ルテニウムを還元して金属ルテニウムナノシートを得ている。

産業上の利用分野


本発明は、酸化イリジウムナノシート、その酸化イリジウムナノシートを含む分散溶液及びその分散溶液の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
3nm以下の厚さの酸化イリジウム単結晶シートであることを特徴とする酸化イリジウムナノシート。

【請求項2】
3nm以下の厚さの酸化イリジウム単結晶シートである酸化イリジウムナノシートが溶媒中に分散してなることを特徴とする酸化イリジウムナノシート分散溶液。

【請求項3】
酸化イリジウムを層状イリジウム酸塩とし、
得られた層状イリジウム酸塩を層状イリジウム酸とし、
次いで層状イリジウム酸を3nm以下の厚さの酸化イリジウム単結晶シートである酸化イリジウムナノシートが溶媒中に分散してなる酸化イリジウムナノシート分散溶液とすることを特徴とする酸化イリジウムナノシート分散溶液の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017075604thum.jpg
出願権利状態 登録
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