TOP > 国内特許検索 > 子宮癌腔内照射用アプリケータ、子宮癌の放射線治療計画方法、及び子宮癌の放射線治療計画装置

子宮癌腔内照射用アプリケータ、子宮癌の放射線治療計画方法、及び子宮癌の放射線治療計画装置 NEW

国内特許コード P180014789
整理番号 S2016-0789-N0
掲載日 2018年1月24日
出願番号 特願2016-111350
公開番号 特開2017-217037
出願日 平成28年6月2日(2016.6.2)
公開日 平成29年12月14日(2017.12.14)
発明者
  • 加藤 真吾
  • 田巻 倫明
  • 宮浦 和徳
  • 中野 隆史
出願人
  • 学校法人 埼玉医科大学
  • 国立大学法人群馬大学
発明の名称 子宮癌腔内照射用アプリケータ、子宮癌の放射線治療計画方法、及び子宮癌の放射線治療計画装置 NEW
発明の概要 【課題】CTやMRIに比べて安価でかつ簡便でありながら、ノイズが少なく分解能の高い三次元超音波画像が得られると共に、CTに比べて軟部組織の分解能が高く、MRIに比べて撮影に時間や労力がかからず、CTやMRIのように撮影のために患者を検査室まで移動する必要がないので、腔内照射アプリケータのズレや外れ等が生じることがなく、正確でかつ安全性が高い子宮癌腔内照射用アプリケータ、子宮癌の放射線治療計画方法及び子宮癌の放射線治療計画装置の提供。
【解決手段】子宮癌の腔内照射に用いられ、超音波を送受波する超音波探触子41を有する子宮癌腔内照射用アプリケータ21である。子宮放射線照射子宮用アプリケータと、膣放射線照射膣用アプリケータとを有し、子宮用アプリケータが、超音波探触子付きプローブ40を内蔵する態様、超音波探触子付きプローブが、回転可能でありかつ軸方向に移動可能である態様などが好ましい。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


子宮頸癌、子宮体癌等の子宮癌は、女性の全悪性腫瘍中でも、高い罹患率を有する疾患の一つである。前記子宮癌の日本における発生率と死亡率は、衛生状態の改善や癌検診の普及などによって1980年代以降減少傾向にあったが、2000年代になって発生率は再び増加傾向にある。また、前記子宮頸癌は、発展途上国においては、発生率及び死亡率ともに最も高い疾患の一つであり、その対策が重要な課題となっている。



前記子宮頸癌の放射線治療法としては、体外から患部に放射線を照射する外部照射と、腔内照射とがあり、主に両者を併用することが行われている。前記腔内照射は、子宮腔内及び膣腔内に、腔内照射用アプリケータを挿置し、前記腔内照射用アプリケータに小線源を直接挿入し、子宮頸部の腫瘍に集中的に大線量の照射を行う治療法である。



前記腔内照射においては、過度の放射線照射は腫瘍以外の正常な組織に過剰なダメージを与え、放射照射量の不足は腫瘍の再発につながる恐れがある。このため、腫瘍に対してできるだけ正確に、かつできるだけ集中するように指定した線量を放射する必要がある。そこで、前記腔内照射においては、実際の治療用線源を照射する前に、正常臓器及び腫瘍の位置を同定し、腔内アプリケータの位置や線源の停留時間を調整し、適正な線量分布を呈する放射線治療計画を作成することが極めて重要となる(例えば、特許文献1及び2参照)。



前記放射線治療計画は、患者の体の外部からX線透視、CT(Computed Tomography;コンピュータ断層撮影)、MRI(Magnetic Resonance Imaging;核磁気共鳴画像法)などにより取得した画像情報に基づき作成されることが一般的である。



しかしながら、前記MRIは、子宮病変及び子宮周囲の軟部組織を描出するのには優れている反面、導入に高額な費用がかかり、設置場所に制限があり、撮影に時間や労力がかかる上に、ペースメーカーや他の器具、又は金属製異物が体内にある患者には実施できないという制限がある。
一方、前記CTは、前記MRIに比べて、患者の制限はなく、撮影に時間や労力がかからないため、世界的にはMRIより多く利用されているが、前記CTは前記MRIに比べて軟部組織の分解能が低いため、子宮病変と子宮周囲の軟部組織の区別が困難で、腫瘍の体積を過大評価してしまうという問題がある(例えば、非特許文献1参照)。
更に、前記CT及び前記MRIでは、撮影のために患者を検査室まで移動する必要があり、この移動に伴って、子宮腔内などに挿置した腔内照射アプリケータのズレや外れ等が生じることがあり、患者に過度の負担をかけたり治療が不正確になったりするおそれがある。

産業上の利用分野


本発明は、子宮癌腔内照射用アプリケータ、子宮癌の放射線治療計画方法、及び子宮癌の放射線治療計画装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
子宮癌の腔内照射に用いられ、超音波を送受波する超音波探触子を有することを特徴とする子宮癌腔内照射用アプリケータ。

【請求項2】
子宮に放射線を照射する子宮用アプリケータと、膣に放射線を照射する膣用アプリケータと、を有し、
前記子宮用アプリケータが、超音波探触子を有する超音波探触子付きプローブを内蔵する請求項1に記載の子宮癌腔内照射用アプリケータ。

【請求項3】
前記超音波探触子付きプローブが、回転可能でありかつ軸方向に移動可能である請求項2に記載の子宮癌腔内照射用アプリケータ。

【請求項4】
子宮腔内及び膣腔内の少なくともいずれかに、超音波を送受波する超音波探触子を有する子宮癌腔内照射用アプリケータを挿設し、前記超音波探触子により三次元超音波画像情報を得る工程と、
前記三次元超音波画像情報に基づき、患者の正常臓器及び腫瘍の位置を同定し、腔内照射の線量分布を評価して、腔内照射を行うための治療計画を作成する工程と、
を含むことを特徴とする子宮癌の放射線治療計画方法。

【請求項5】
前記子宮癌腔内照射用アプリケータが請求項1から3のいずれかに記載の子宮癌腔内照射用アプリケータであり、前記子宮癌腔内照射用アプリケータの超音波探触子により、患者の子宮、膣、腫瘍、及びこれらの周辺組織の二次元超音波画像を取得し、前記二次元超音波画像から三次元超音波画像情報を得る請求項4に記載の子宮癌の放射線治療計画方法。

【請求項6】
子宮腔内及び膣腔内の少なくともいずれかに、超音波を送受波する超音波探触子を有する子宮癌腔内照射用アプリケータを挿置し、前記超音波探触子により三次元超音波画像情報を得る手段と、
前記三次元超音波画像情報に基づき、患者の正常臓器及び腫瘍の位置を同定し、腔内照射の線量分布を評価し、腔内照射を行うための治療計画を作成する手段と、
を有することを特徴とする子宮癌の放射線治療計画装置。

【請求項7】
前記子宮癌腔内照射用アプリケータが請求項1から3のいずれかに記載の子宮癌腔内照射用アプリケータであり、前記子宮癌腔内照射用アプリケータの超音波探触子により、患者の子宮、膣、腫瘍、及びこれらの周辺組織の二次元超音波画像を取得し、前記二次元超音波画像から三次元超音波画像情報を得る請求項6に記載の子宮癌の放射線治療計画装置。

【請求項8】
請求項4から5のいずれかに記載の子宮癌の放射線治療計画方法により作成された放射線治療計画に基づき、子宮癌腔内照射用アプリケータから超音波探触子を抜去し、遠隔操作式後充填法(RALS)により、前記子宮癌腔内照射用アプリケータの内腔に小線源を留置し、腔内放射線治療を行うことを特徴とする子宮癌の放射線治療方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2016111350thum.jpg
出願権利状態 公開


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close