Top > Search of Japanese Patents > MAGNETIC POLYMER MICELLE

MAGNETIC POLYMER MICELLE

Patent code P180014790
File No. S2016-0788-N0
Posted date Jan 24, 2018
Application number P2016-103660
Publication number P2017-210425A
Date of filing May 24, 2016
Date of publication of application Nov 30, 2017
Inventor
  • (In Japanese)石川 義弘
  • (In Japanese)キム ジョン-ファン
  • (In Japanese)梅村 将就
Applicant
  • (In Japanese)公立大学法人横浜市立大学
Title MAGNETIC POLYMER MICELLE
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide useful means for practical application of a magnetic organic compound as a pharmaceutical product.
SOLUTION: According to the present invention, there is provided a magnetic polymer micelle comprising: at least one block copolymer comprising a heat sensitive polymer segment and a pH sensitive polymer segment; and at least one magnetic organic compound. The magnetic polymer micelle of the present invention does not require a toxic solvent and can be produced in a simple process under mild reaction conditions. The magnetic polymer micelle of the present invention has an extremely high filling rate of a drug (magnetic organic compound) as compared with conventional drug-encapsulated micelles and liposomes, and can encapsulate a magnetic organic compound with a packing ratio of 30% or more.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

従来の磁性粒子の合成方法は,無機金属化合物である酸化鉄を用いることを前提としていた。しかし、この方法は合成の過程で高温を必要とすること、時間がかかること、有毒な有機溶媒が必須であることなどの不便が多い。また、生成する粒子の形状やサイズを制御するのも困難である。

磁性有機物質は一般的に疎水性で、有機溶媒にしか溶けず、また溶けると磁性が弱まってしまう。水性溶媒に溶けないことで、医療や生物学の研究への応用が大きく制限されてしまっている。

ドラッグデリバリーへの応用を目的としたミセルやリポソームの研究はこれまでも行われているが、どれも薬剤の充填率は10%未満に留まっている。特に、タキソールやメトトレキサートなど疎水性の強い抗がん剤はミセル内への充填が難しく、5%に満たない。加えて、体内の目的の場所に鉄を輸送することはとても難しく、その効率は現在も低いままである。さらに、従来のミセルやリポソームは安定性が十分に高いとは言い難い。十分に高い安定性を有しないと、外的刺激や体内を移動している間に壊れる恐れがあり、患者にとって重篤な副作用を引き起こしかねない。さらに、分解や細胞への取り込みがなされずに肝臓や腎臓などの臓器に蓄積されるのではないかとの指摘もある。

本願発明者らは、これまでに、穏やかな条件下で容易に合成できる磁性有機化合物として金属サレン錯体化合物を同定している(非特許文献1、2、特許文献1、2)。金属サレン錯体は抗がん活性を有することも報告している。しかしながら、金属サレン錯体化合物は正常細胞に対しても毒性を示すため、医薬品として用いるためにはこの細胞毒性が問題となる。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、磁性有機化合物を内包した磁性高分子ミセルに関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
熱感受性ポリマーセグメント及びpH感受性ポリマーセグメントを含む少なくとも1種のブロック共重合体と、少なくとも1種の磁性有機化合物とを含む、磁性高分子ミセル。

【請求項2】
 
熱感受性ポリマーセグメントがミセルのコア層を、pH感受性ポリマーセグメントがミセルのシェル層を形成し、磁性有機化合物がミセル内部に含まれる、請求項1記載の磁性高分子ミセル。

【請求項3】
 
熱感受性ポリマーセグメントが、ポリカプロラクトン、ポリN-イソプロピルアクリルアミド、ヒドロキシプロピルセルロース、及びポリビニルメチルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種のポリマーを含む、請求項1又は2記載の磁性高分子ミセル。

【請求項4】
 
熱感受性ポリマーセグメントが、ポリカプロラクトン、ポリN-イソプロピルアクリルアミド、ヒドロキシプロピルセルロース、及びポリビニルメチルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種のポリマーと、ポリエチレングリコールとのブロック共重合体を含む、請求項1又は2記載の磁性高分子ミセル。

【請求項5】
 
pH感受性ポリマーセグメントが、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリエチレングリコール、ポリエチレンイミン、アラビアゴム、及びキトサンから選択される少なくとも1種のポリマーを含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセル。

【請求項6】
 
磁性有機化合物が金属サレン錯体である、1ないし5のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセル複合体。

【請求項7】
 
前記金属が、Fe、Cr、Mn、Co、Ni、Mo、Ru、Rh、Pd、W、Re、Os、Ir、Pt、Nd、Sm、Eu、又はGdである、請求項6記載の磁性高分子ミセル。

【請求項8】
 
前記金属がFeである、請求項7記載の磁性高分子ミセル。

【請求項9】
 
官能基の付与及び安定した生体適合性を得るために被覆剤がミセル表面に結合している、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセル。

【請求項10】
 
被覆剤が、アラビアゴム、アルブミン、デキストラン、コハク酸、及びアミノ酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項9記載の磁性高分子ミセル。

【請求項11】
 
液相中で粒子径10 nm~500 nmのミセル粒子を形成する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセル。

【請求項12】
 
凍結乾燥粉末の形態にある、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセル。

【請求項13】
 
リンカーを介して又は介さずにさらなる薬剤を担持している、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセル。

【請求項14】
 
前記さらなる薬剤が、低分子抗がん剤、抗生物質、抗体、抗体断片、ペプチド、核酸、酵素、ホルモン、及びバイオマーカーからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項13記載の磁性高分子ミセル。

【請求項15】
 
請求項1ないし14のいずれか1項に記載の磁性高分子ミセルを含む医薬品。

【請求項16】
 
がん、又はマクロファージ集積病変部の治療に用いられる、請求項15記載の医薬品。

【請求項17】
 
温熱療法剤である、請求項15記載の医薬品。

【請求項18】
 
MRI又はCT用の造影剤である、請求項15記載の医薬品。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

※Click image to enlarge.

JP2016103660thum.jpg
State of application right Published
Please contact us by E-mail or facsimile if you have any interests on this patent.


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close