TOP > 国内特許検索 > 対象物検出装置

対象物検出装置 UPDATE

国内特許コード P180014827
整理番号 H28-012
掲載日 2018年3月20日
出願番号 特願2016-234323
公開番号 特開2018-091688
出願日 平成28年12月1日(2016.12.1)
公開日 平成30年6月14日(2018.6.14)
発明者
  • 中島 翔太
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 対象物検出装置 UPDATE
発明の概要 【課題】対象物の有無、位置又は動作状態を把握するに際して、一次元輝度分布検知装置の設置環境によらず、対象物検出装置の検出性能を向上させること、及び対象物の有無、位置又は動作状態を把握するに際して、監視対象空間を自由に分割できるようにすること。
【解決手段】ラインセンサ1の各受光素子からの光強度信号に基づいて、監視対象空間内における対象物の有無、位置及び動作状態を判別する判別手段7と、判別結果を報知する表示手段12を備える対象物検出装置であって、判別手段7は、背景値信号を記憶する背景値記憶手段8、所定時間毎にラインセンサ1の各受光素子が検知した光強度信号を時系列データとして記憶する実測値記憶手段9、フレーム間差分法又は背景差分法により対象物の有無、位置及び動作状態を判別して報知情報を作成するCPU10並びに報知情報に基づいて表示制御情報を表示手段12に送信する表示制御手段11を有している。
【選択図】図9
従来技術、競合技術の概要


監視対象空間内における対象物の有無、位置又は動作状態を把握するには、通常のカメラを用いた二次元画像が使用されているが、プライバシー保護の面から居宅などでの使用が制限されている。
そこで、本発明者らは、この発明に先立ち、二次元画像を用いずに監視対象空間内における対象物の有無、位置又は動作状態を把握することを目的として、ロッドレンズやスリットとラインセンサを利用した一次元輝度分布検知装置を提案した。
特許文献1(特開2015-163868号公報)は、それらの提案の中の一つであり、監視対象空間(3)に対向する位置にラインセンサ(1)を設置するとともに、ラインセンサ(1)を含み監視対象空間側に延びる延長平面(5)と交差するスリット(2)を配置し、ラインセンサ(1)の長手方向に配置されている複数の受光素子からの光強度信号に基づいて、監視対象空間(3)における対象物の有無又はラインセンサ(1)の長手方向に沿う方向における対象物の位置を判別するものである(特に、図1を参照)。
そして、対象物の有無や位置の判別は、監視対象空間(3)に対象物が無い場合におけるADU値と、対象物が存在している場合におけるADU値との差分を検証する方法、すなわち背景差分法によって行っている(特に、段落0028~0032及び図3~6を参照)。
そのため、ラインセンサの設置環境によっては背景の明るさや外乱光の変化によって、背景の輝度分布が変化し正確に対象物を検知できないことがあった。



また、特許文献2(特許第3625440号公報)に記載されるように、カメラにより撮像された画像から物体を検出するに際して、背景差分法とフレーム間差分法が用いられること、背景差分法とフレーム間差分法には長所と短所があり、例えば、カメラの画面手前ではフレーム間差分法を、画面奥では背景差分法を適用することによって、侵入物体検出性能を向上できること等が従来知られている(特に、段落0002、0009及び0017を参照)。

産業上の利用分野


この発明は、一次元輝度分布検知装置を用いて監視対象空間内における対象者又は対象物体(以下、両者を合わせて「対象物」という。)の有無、位置又は動作状態を的確に把握することができる対象物検出装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
スリット若しくはロッドレンズ及びラインセンサを有する一次元輝度分布検知装置を用いて監視対象空間における対象物の有無、位置又は動作状態を監視するための対象物検出装置であって、
前記監視対象空間に対象物が無い場合において、前記一次元輝度分布検知装置の各受光素子が検知した光強度を取得し記憶する背景値記憶手段と、
少なくとも現時点及び現時点より所定時間前において前記各受光素子が検知した光強度を取得し記憶する実測値記憶手段と、
前記実測値記憶手段に記憶された現時点及び現時点より所定時間前における光強度に基づいて、前記監視対象空間における対象物の動作状態を判別し、フレーム間差分判別結果情報を出力するフレーム間差分判別手段と、
前記背景値記憶手段に記憶された背景光強度と前記実測値記憶手段に記憶された現時点における光強度に基づいて、前記監視対象空間における対象物の有無、位置又は動作状態を判別し、背景差分判別結果情報を出力する背景差分判別手段と、
前記フレーム間差分判別手段から出力されるフレーム間差分判別結果情報及び前記背景差分判別手段から出力される背景差分判別結果情報のいずれか一方又は両方に基づいて、前記監視対象空間における対象物の有無、位置又は動作状態を報知する対象物監視情報報知手段を備えている
ことを特徴とする対象物検出装置。

【請求項2】
前記対象物監視情報報知手段は、
前記フレーム間差分判別手段から出力されるフレーム間差分判別結果情報が対象物の動作を示す情報を含んでいる場合には、該フレーム間差分判別結果情報に基づいて、前記監視対象空間における対象物の動作状態を報知し、
前記フレーム間差分判別手段から出力されるフレーム間差分判別結果情報が対象物の動作を示す情報を含んでいない場合には、前記背景差分判別手段から出力される背景差分判別結果情報に基づいて、前記監視対象空間における対象物の有無、位置又は動作状態を報知する
ことを特徴とする請求項1に記載の対象物検出装置。

【請求項3】
前記一次元輝度分布検知装置は、第1一次元輝度分布検知装置と第2一次元輝度分布検知装置を有しており、
前記フレーム間差分判別手段は、前記第1一次元輝度分布検知装置の各受光素子が検知する光強度に基づいて、前記監視対象空間における対象物の動作状態を判別してフレーム間差分判別結果情報を出力し、
前記背景差分判別手段は、前記第2一次元輝度分布検知装置の各受光素子が検知する光強度に基づいて、前記監視対象空間における対象物の有無、位置又は動作状態を判別して背景差分判別結果情報を出力し、
前記対象物監視情報報知手段は、前記フレーム間差分判別手段から出力されるフレーム間差分判別結果情報及び前記背景差分判別手段から出力される背景差分判別結果情報に基づいて、前記監視対象空間における対象物の有無、位置又は動作状態を報知する
ことを特徴とする請求項1に記載の対象物検出装置。

【請求項4】
前記第1一次元輝度分布検知装置及び前記第2一次元輝度分布検知装置の少なくとも一方は、前記スリット若しくは前記ロッドレンズの受光範囲を制御する受光範囲制御手段を備えている
ことを特徴とする請求項3に記載の対象物検出装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2016234323thum.jpg
出願権利状態 公開
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close