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水質改善方法及び貝類生育促進方法 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P180014832
整理番号 FU-298
掲載日 2018年3月22日
出願番号 特願2017-038155
公開番号 特開2018-143907
出願日 平成29年3月1日(2017.3.1)
公開日 平成30年9月20日(2018.9.20)
発明者
  • 渡辺 亮一
  • 古賀 雅之
  • 古賀 義明
出願人
  • 学校法人福岡大学
  • コヨウ株式会社
発明の名称 水質改善方法及び貝類生育促進方法 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】干潟等の水環境の水質を効率的に改善すると共に、さらに、水環境中に生息する生物の生育も促進できる水質改善方法を提供する。
【解決手段】
水質改善方法は、生物が生息する水環境の水質を改善する水質改善方法であって、フルボ酸鉄及び可溶性シリカから成る水質改善材を、単位面積当たり0.03~ 1.88kg/mの散布量で散布し、前記水環境における泥分率が増加するにつれて、前記散布量を増加させる。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


我が国沿岸では長年に渡って海岸工事をはじめとする環境負荷の増加によって、赤潮も発生し、干潟にヘドロ等が堆積し、貧酸素や硫化水素の存在によって、底質環境が著しく悪化している。このため、アサリ貝に代表される魚貝類の漁獲量が激減し、漁業関係者にとっては由々しき問題となっている。



この状況に対して、有害化学物質の化学形態変化に及ぼす腐植物質の研究(例えば、非特許文献1参照)や、魚貝類資源であるアサリ貝の管理方法の研究(例えば、非特許文献2参照)等、各方面から様々な研究が進められている。



現状では、干潟の水質を改善し、魚貝類の漁獲量を回復させるために、主として、他の海域の海砂を採取し、その海砂を海底に撒くという覆砂事業が実施されている。しかし、覆砂事業は、その実施に膨大なコストが掛かるだけでなく、その効果も、干潟がヘドロと砂のサンドイッチ層を形成するだけで、漁獲量を回復するには至っていないというのが現状である。



このように悪化した底質環境(水環境)の水質を改善するために、様々な水質改善方法が提案されている。



例えば、従来の水質改善方法としては、鉄と炭を水溶性バインダーで固めた小塊を水中に沈めることで、二価鉄イオンを溶出させて、植物プランクトンの餌を増やすと共に、水中のヘドロを浄化することが開示されている(例えば、特許文献1、非特許文献3参照)。



また、従来の水質改善方法としては、鉄と炭と焼酎滓或いは柑橘類の滓で固めた小塊を水中に沈めることで、鉄キレートを発生させ、この鉄キレートを用いて、水中における植物プランクトンの増殖およびヘドロの浄化、水質環境の改善、貝類の養殖を行うことが開示されている(例えば、特許文献2参照)。



また、コンクリートにフルボ酸鉄を溶出するフルボ酸鉄含有資材を含むコンクリートからなる水環境浄化用コンクリートブロックも開示されている(例えば、特許文献3参照)。



この他にも、水環境の水質を改善するための可溶性シリカを含んだフルボ酸鉄資材も開示されており、そのフルボ酸鉄資材を安価に製造する方法も開示されている(例えば、特許文献4参照)。

産業上の利用分野


本発明は、魚貝類等の生物が生息する干潟や浅瀬等の水環境の水質を改善する水質改善方法に関し、特に、効率的に水質を改善すると共に、生息する生物の生育をも促進させる水質改善方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生物が生息する水環境の水質を改善する水質改善方法であって、
フルボ酸鉄及び可溶性シリカから成る水質改善材を、単位面積当たり0.03~1.88kg/mの散布量で散布し、
前記水環境における泥分率が増加するにつれて、前記散布量を増加させることを特徴とする
水質改善方法。

【請求項2】
請求項1に記載の水質改善方法において、
前記水質改善材を砂と混合し、当該混合状態で、水の透過性を有する袋状の収納袋に収納し、
前記収納袋を、前記水環境中に投入し、固定することを特徴とする
水質改善方法。

【請求項3】
請求項2に記載の水質改善方法において、
前記収納袋が、多孔性を有する生分解性繊維から成ることを特徴とする
水質改善方法。

【請求項4】
請求項2又は3に記載の水質改善方法において、
前記水環境が、海域であり、
前記収納袋の高さが、前記水環境における潮の干満の平均深さと同じであることを特徴とする
水質改善方法。

【請求項5】
請求項2~4のいずれかに記載の水質改善方法において、
前記収納袋が、0.075mm~1.0mmのメッシュサイズから成る網目構造を有することを特徴とする
水質改善方法。

【請求項6】
請求項2~5のいずれかに記載の水質改善方法において、
前記水質改善材と前記砂との配合比率が、水質改善材/砂=0.3~3.0であることを特徴とする
水質改善方法。

【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の水質改善方法において、
前記水質改善材に含まれる鉄とシリカの配合モル比率が、シリカ/鉄=0.1~3.0であることを特徴とする水質改善方法。

【請求項8】
請求項1~請求項7のいずれかに記載の水質改善方法において、
前記水質改善材が、有機廃棄物1kgに対して、シリカ鉄含有溶液50~7000mgと混合し、熟成されて形成されることを特徴とする水質改善方法。

【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれかに記載の水質改善方法を用いて、前記水環境の水質を改善し、前記水環境に生息する生物である貝類の生育を促進させることを特徴とする貝類生育促進方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017038155thum.jpg
出願権利状態 公開
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