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アプタマー及び抗体検出方法 UPDATE

国内特許コード P180014864
整理番号 S2016-0933-N0
掲載日 2018年4月18日
出願番号 特願2016-159227
公開番号 特開2018-027024
出願日 平成28年8月15日(2016.8.15)
公開日 平成30年2月22日(2018.2.22)
発明者
  • 池袋 一典
  • 齊藤 太郎
  • 轟木 堅一郎
  • 中野 達基
  • 豊岡 利正
出願人
  • 国立大学法人東京農工大学
  • 静岡県公立大学法人
発明の名称 アプタマー及び抗体検出方法 UPDATE
発明の概要 【課題】特定のイディオタイプの抗体を識別して効率よく検出可能なツールを提供する。
【解決手段】下記式(I)で示されるポリヌクレオチドであって、免疫グロブリンG抗体分子に結合し得るアプタマー:
(L1)-[(P)-(L2)-(L3) (I)
(式中、
Pは、配列番号1~配列番号4のいずれかで示されるポリヌクレオチド配列を表し、
L1、L2及びL3は、Pと相互作用しないポリヌクレオチド配列からなるリンカー配列を表し、nは、1以上の整数を表し、x、y及びzは、それぞれ独立に0又は1の整数を表し、ただし、nが2以上の場合、複数のyは同一であっても異なっていてもよい)。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


近年、抗体医薬品とその関連製品の開発が盛んになっている。抗体医薬品とは疾患関連因子に特異的に結合する抗体を用いたバイオ医薬品であり、高い薬効と低い副作用が期待されている。抗体医薬品の多くは、免疫原性の低下のために、抗原結合部位として機能する超可変領域(CDR)のみが異種由来、残りの領域はヒト免疫グロブリンG(IgG)で構成されるヒト化モノクローナル抗体である。
一方、新しい医薬品の開発にはその医薬品の有効性や安全性を評価するための薬物動態試験が必須である。生体試料中の薬物の定量は臨床、非臨床においても薬物動態試験において重要な分析要素である。



抗体医薬の薬物動態(PK)と薬力学(PD)については、主に酵素結合免疫吸着検定法(Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay:ELISA)、又は化学発光による免疫測定のようなリガンド結合法(Ligand Binding Assay:LBA)(例えば、非特許文献1~4)が汎用されている。



一方、任意の分子と特異的に結合する核酸分子であるアプタマーが知られている。アプタマーは、モノクローナル抗体の親和性及び特異性に匹敵する高い親和性及び特異性を有して、例えばタンパク質及び小分子などの種々の標的分子を認識することができる、核酸リガンドである。アプタマー、特にDNAアプタマーは、容易かつ安価に合成され、化学的に改変することができる。更に、それらは、それらが標的に結合する際に構造変化が起こるよう設計することができる。これらのアプタマーの利点を使って、特定の分子を検出する検出方法が提案されている(例えば、特許文献1)。

産業上の利用分野


本発明は、免疫グロブリンG(以下、IgGと称する)抗体を認識するアプタマー及びこれを用いる抗体を検出する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(I)で示されるポリヌクレオチドであって、免疫グロブリンG抗体分子に結合し得るアプタマー:
(L1)-[(P)-(L2)-(L3) (I)
(式中、
Pは、以下の配列番号1~配列番号4のいずれかで示されるポリヌクレオチド配列を表し、
GCGGTTGGTGGTAGTTACGTTCGC(配列番号1)
CCGGTTGGTGGTAGTTACGTTCGG(配列番号2)
GGGGTTGGTGGTAGTTACGTTCCC(配列番号3)
CGGGTTGGTGGTAGTTACGTTCCG(配列番号4)
L1、L2及びL3は、Pと相互作用しないポリヌクレオチド配列からなるリンカー配列を表し、
nは、1以上の整数を表し、
x、y及びzは、それぞれ独立に0又は1の整数を表し、ただし、nが2以上の場合に、複数のyは同一であっても異なっていてもよい)。

【請求項2】
L1、L2及びL3は、それぞれ独立に、3~60ヌクレオチドからなるポリヌクレオチド配列である請求項1記載のアプタマー。

【請求項3】
L1~L3のうち少なくとも2つのリンカー配列を含み、存在するリンカー配列が、少なくとも1つの他のリンカー配列の少なくとも一部と互いに相互作用可能なポリヌクレオチド配列からなる請求項1又は請求項2記載のアプタマー。

【請求項4】
ヌクレオチドの核酸部分が、DNA、RNA、及び人工核酸からなる群より選択される少なくとも1つである請求項1~請求項3のいずれか1項記載のアプタマー。

【請求項5】
抗体分子が、血管内皮増殖因子に対する抗体分子である請求項1~請求項4のいずれか1項記載のアプタマー。

【請求項6】
抗体分子が、ベバシズマブである請求項1~請求項5のいずれか1項記載のアプタマー。

【請求項7】
抗体分子が、抗体全体、Fab、Fab’、F(ab’)、Fv断片、ダイアボディー、単鎖抗体分子、及び、CDRを含む抗体断片からなる群より選択される少なくともひとつである請求項1~請求項6のいずれか1項記載のアプタマー。

【請求項8】
下記式(I)で示されるポリヌクレオチド:
(L1)-[(P)-(L2)-(L3) (I)
(式中、
Pは、以下の配列番号1~配列番号4のいずれかで示されるポリヌクレオチド配列を表し、
GCGGTTGGTGGTAGTTACGTTCGC(配列番号1)
CCGGTTGGTGGTAGTTACGTTCGG(配列番号2)
GGGGTTGGTGGTAGTTACGTTCCC(配列番号3)
CGGGTTGGTGGTAGTTACGTTCCG(配列番号4)
L1、L2及びL3は、Pと相互作用しないポリヌクレオチド配列からなるリンカー配列を表し、
nは、1以上の整数を表し、
x、y及びzは、それぞれ独立に0又は1の整数を表し、ただし、nが2以上の場合に、複数のyは同一であっても異なっていてもよい)。

【請求項9】
配列番号1~配列番号10のいずれかで示されるヌクレオチド配列からなる請求項8記載のポリヌクレオチド。

【請求項10】
以下の(A)又は(B)のポリヌクレオチドである請求項8記載のポリヌクレオチド:
(A) 配列番号1~配列番号10のポリヌクレオチド配列において、1個又は数個の塩基が、付加、欠失、又は置換された配列を有し、IgG抗体分子に結合し得るポリヌクレオチド、
(B) 配列番号5~配列番号10の配列において、式(I)中L1~L3に相当する部分の配列が10%以上の配列同一性を有し、IgG抗体分子に結合し得るポリヌクレオチド。

【請求項11】
核酸部分が、DNA、RNA、及び人工核酸からなる群より選択される少なくとも1つである請求項8~請求項10のいずれか1項記載のポリヌクレオチド。

【請求項12】
検査対象の免疫グロブリンG抗体分子を含有する可能性がある試料を準備すること、
請求項1~請求項7のいずれか1項記載のアプタマーを、準備された試料と接触させること
を含む抗体検出方法。

【請求項13】
接触後の試料から、アプタマーと抗体分子との複合体の検出を行うこと、を含む請求項12記載の検出方法。

【請求項14】
試料が、体液試料である請求項12又は請求項13記載の検出方法。

【請求項15】
抗体分子が、血管内皮増殖因子に対する抗体である請求項12~請求項14のいずれか1項記載の検出方法。

【請求項16】
抗体分子が、ベバシズマブである請求項12~請求項15のいずれか1項記載の検出方法。

国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 公開
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