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止血材用スポンジ及びその製造方法 新技術説明会

国内特許コード P180014877
掲載日 2018年4月23日
出願番号 特願2016-213025
公開番号 特開2018-068723
出願日 平成28年10月31日(2016.10.31)
公開日 平成30年5月10日(2018.5.10)
発明者
  • 成田 武文
  • 柚木 俊二
出願人
  • 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
発明の名称 止血材用スポンジ及びその製造方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】拡張した後に硬化する止血材用スポンジを提供すること、及び、拡張した後に硬化する止血材用スポンジの製造方法を提供すること。
【解決手段】ゲニピンと、ゼラチンと、を含む、止血材用スポンジ及びその製造方法。前記ゼラチンの含有量は、止血材用スポンジの全質量に対し、5~10質量%であることが好ましい。また、前記ゲニピンの含有量は、止血材用スポンジの全質量に対し、3質量%~20質量%であることが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


肝動脈塞栓術とは、肝臓がんの切除不能な腫瘍に対し、抗癌剤を投与した後、止血材料(血管塞栓材料)で血流を止めることで、腫瘍への栄養を遮断しつつ抗癌剤濃度を高く維持することができる有用な低侵襲療法である。このような血管塞栓時における血管の閉塞、血流制御、腫瘍への血流供給の遮断を可能とするには血管塞栓材料が不可欠となる。
血管塞栓材料には永久塞栓材料と一時塞栓材がある。一時的塞栓材には、これまでゼラチンスポンジ、分解性デンプン粒子(DSM)、ヨウ化ケシ油、架橋コラーゲン繊維、エチルセルロースマイクロカプセルなどが用いられているが、ゼラチンスポンジが最も一般的に用いられている。
ゼラチンスポンジの止血材料(塞栓材料)は、造影剤を投与前に含ませるかあるいは分散させた状態で、生体内に配置されたマイクロカテーテルを介して、マイクロシリンジなどにより患部に向けて注入することで目的の腫瘍に導入することができる。



非特許文献1には、ゼラチンスポンジ細片(ジェルパート)を用いた動脈塞栓術が記載されている。



特許文献1には、ゼラチン及びゼラチンと架橋反応する水溶性化合物の水溶液を、水に不溶性のエチルセルロースを水と相溶しない非極性有機溶剤に溶解させてなる分散媒体中に分散させて架橋反応させることを特徴とするゼラチン球場ゲルの製造法が記載されている。



非特許文献2及び非特許文献3には、ゼラチンの架橋方法として、グルタルアルデヒドを用いた化学的架橋の方法が記載されている。



非特許文献4には、水溶性カルボジイミドをタンパク質、ペプチド合成の縮合剤として用いることが記載されている。



非特許文献5には、ゼラチンをはじめとするアミノ基を有する生体タンパク質の架橋剤として、ゲニピンが記載されている。



非特許文献6には、ゲニピン等の架橋剤の毒性について記載されている。

産業上の利用分野


本開示は、止血材用スポンジ及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ゲニピンと、ゼラチンと、を含む、止血材用スポンジ。

【請求項2】
前記ゼラチンの含有量が、止血材用スポンジの全質量に対し、5質量%~10質量%である、請求項1に記載の止血材用スポンジ。

【請求項3】
前記ゲニピンの含有量が、止血材用スポンジの全質量に対し、3質量%~20質量%である請求項1又は請求項2に記載の止血材用スポンジ。

【請求項4】
止血材用スポンジの質量に対して、5倍の質量の純水に入れ、37℃、24時間静置した際の溶液のpHが、7.0~8.0である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の止血材用スポンジ。

【請求項5】
架橋率が5%~30%である、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の止血材用スポンジ。

【請求項6】
ゲニピン溶液と、ゼラチン溶液とを混合して混合溶液を調製する工程と、
前記混合溶液を凍結乾燥する工程と、を含む
止血材用スポンジの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム


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