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(In Japanese)漢方処方による神経回路網再構築剤および神経回路網の再構築方法

Patent code P180014890
File No. H16-15JP
Posted date Apr 26, 2018
Application number P2006-549013
Patent number P5044782
Date of filing Dec 20, 2005
Date of registration Jul 27, 2012
International application number JP2005023412
International publication number WO2006068155
Date of international filing Dec 20, 2005
Date of international publication Jun 29, 2006
Priority data
  • P2004-370300 (Dec 22, 2004) JP
Inventor
  • (In Japanese)東田 千尋
  • (In Japanese)小松 かつ子
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人富山大学
Title (In Japanese)漢方処方による神経回路網再構築剤および神経回路網の再構築方法
Abstract (In Japanese)
【課題】
 アルツハイマー病、老年痴呆、脳血管性痴呆、パーキンソン病などの神経変性疾患は、病因は異なるがいずれも神経回路網の破綻により、記憶・認知に障害を呈する症候を指す。これら有効な治療法の無い疾患に対し、既に神経回路網の障害が進行している状態からでも、神経機能を正常に近づけることのできる治療が求められており、この治療に用いる漢方処方を開発する。
【解決手段】
 培養神経細胞において、軸索と樹状突起の萎縮、前シナプス数と後シナプス数の減少を呈する状態を作製した。この状態の神経細胞に処置することで、神経細胞の神経突起とシナプスを正常状態に戻すことのできる漢方処方を探索し、三七人参および/または人参、黄耆、菖蒲、茯苓の抽出物からなる漢方処方が神経回路網再構築剤として有用であることを見出した。
【選択図】
 図1
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

記憶・認知に障害を呈する疾患として、アルツハイマー病、脳血管性痴呆、老年性痴呆、前頭側頭葉型痴呆、レビー小体痴呆、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病などが知られている。これらは病因が異なるものの神経突起の萎縮とシナプス欠落による機能障害により生じる疾患である。
また、神経突起の萎縮とシナプス欠落による機能障害は、筋萎縮性側索硬化症、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、脳外傷、脊髄損傷などでも生じる。

臨床で抗痴呆薬として用いられているコリンエステラーゼ阻害薬は、疾患の進行を遅らせるものの疾患を治療するには至らず、且つ中程度を超えた痴呆患者には有効性が現れにくい。また神経栄養因子様作用物質に分類される薬物も抗痴呆薬候補として研究されているが、いずれも神経保護作用が主であり、神経変成環境下における神経突起伸展作用とシナプス形成作用は明確に示されていない。

一方、漢方を基礎とする抗痴呆薬として、例えば、丹参、川きゅう、芍薬、紅花、木香、香附子を原料とした「冠元顆粒」(特許文献1)、芍薬、蒼朮、沢瀉、茯苓、川きゅう、当帰を原料とした「当帰芍薬散」(特許文献2)が知られている。また、人参(分量1)、遠志(分量2)、菖蒲(分量1)、白茯苓(分量3)からなる「定志円」が物忘れを治す旨、漢方処方の古典「丹渓心法」「備急千金要方」に記載されている。また、人参(分量1)、遠志(分量2)、菖蒲(分量25)、白茯苓(分量50)からなるDX-9386が動物実験において記憶障害を改善することが報告されている(非特許文献1)。

本発明者らは、人参、三七人参、黄耆が神経障害後から軸索および樹状突起の再形成、シナプスの再形成作用を有すること、三七人参のその作用は人参より若干強いことを見出してきた。(非特許文献2)

【特許文献1】
特公平7-37392号公報
【特許文献2】
特許2629251号公報
【非特許文献1】
Biol. Pharm. Bull., 17(11), 1472-1476 (1994)
【非特許文献2】
Jpn. J. Pharmacol. 90, 254-262 (2002)

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、脳内の神経回路網の破綻に起因する認識機能不全の治療に有効な漢方処方による神経回路網再構築剤およびそれを用いる神経回路網の再構築方法に関するものである。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
三七人参5~15重量部、黄耆5~15重量部、菖蒲5~15重量部、茯苓5~15重量部の混合物の抽出物のみを乾燥して得られた粉末状エキスを有効成分とすることを特徴とする神経回路網再構築剤。

【請求項2】
 
人参5~15重量部、黄耆5~15重量部、菖蒲5~15重量部、茯苓5~15重量部の混合物の抽出物のみを乾燥して得られた粉末状エキスを有効成分とすることを特徴とする神経回路網再構築剤。

【請求項3】
 
三七人参または人参を5~15重量部、黄耆5~15重量部、菖蒲5~15重量部、茯苓5~15重量部の混合物のみから10~25倍量の水で熱時抽出し、乾燥したことを特徴とする神経回路網再構築剤の製造方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Registered
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