TOP > 国内特許検索 > 末梢神経障害誘発感覚異常を改善する外用剤

末梢神経障害誘発感覚異常を改善する外用剤

国内特許コード P180014895
整理番号 H25-S23dp
掲載日 2018年4月26日
出願番号 特願2014-107362
公開番号 特開2015-172029
出願日 平成26年5月23日(2014.5.23)
公開日 平成27年10月1日(2015.10.1)
優先権データ
  • 特願2014-029424 (2014.2.19) JP
発明者
  • 安東 嗣修
  • 小林 奈央
  • 倉石 泰
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 末梢神経障害誘発感覚異常を改善する外用剤
発明の概要 【課題】末梢神経障害による感覚異常の改善に有用な外用剤を提供する。
【解決手段】外用剤の有効成分にアデノシンA1受容体アゴニストを使用することにより、薬物などに起因する末梢神経障害による感覚異常を改善することができる。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


医薬品の成分である薬物より生じる副作用の1つに神経障害がある。神経障害には中枢神経系、自律神経系、末梢神経系及び感覚器等の障害がある。これらの神経障害を引き起こす恐れがある医薬品として高脂血症治療薬、抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)、抗ウィルス薬及び抗結核薬等が知られている。
このうち、末梢神経障害で誘発される感覚異常は、薬物を使用してしばらく経過した後に手・足先の痺れ感、ほてり、感覚が鈍くなる等の症状を呈する。症状は、次第に上方の腕や脚に広がる。感覚異常の多くは両足・両手で起こるが、片足・片手だけのこともある。



抗がん剤の末梢神経障害による感覚異常は、がん化学療法において問題となっている。抗がん剤の末梢神経障害の原因として、微小管の障害や血流の障害(非特許文献1)などが挙げられている。血流の障害に関しては血流改善が末梢神経障害を緩和することが知られている(非特許文献2)。



一方、アデノシン受容体のサブタイプであるA1受容体のアゴニストは、血流を促進することに加え、疼痛抑制作用を有することが知られている(非特許文献3)。また、生薬として多用される芍薬の主要成分であるぺオニフロリンが、アデノシンA1受容体アゴニストとして機能することが知られている(非特許文献4)。



抗がん剤のパクタキセル誘発疼痛マウスモデルでの異痛、痛覚過敏に芍薬の経口投与が有効であることが報告されている (非特許文献5)。しかし、生薬を処方成分とする和漢薬は、通常、経口投与されるが、紫雲膏など一部を除き、外用されることは少なく、芍薬(シャクヤク)、牡丹皮(ボタンピ)などは単味で外用には用いられていない。

産業上の利用分野


本発明は、薬物の末梢神経障害で誘発される感覚異常の改善するためのアデノシンA1受容体アゴニストの外用剤、詳しくは、アデノシンA1受容体活性化作用を有する生薬または生薬成分を含有する外用剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
末梢神経障害で誘発される感覚異常の改善作用を示すこと特徴とするアデノシンA1受容体アゴニストを含有する外用剤。

【請求項2】
アデノシンA1受容体アゴニストが生薬または生薬成分である請求項1に記載の外用剤。

【請求項3】
生薬が芍薬および/または牡丹皮である請求項2に記載の外用剤。

【請求項4】
生薬成分がペオニフロリンまたはペオニフロリンの関連化合物である請求項2に記載の外用剤。

【請求項5】
末梢神経障害で誘発される感覚異常が抗がん剤によるものである請求項1~4に記載の外用剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2014107362thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close