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末梢神経の脱髄抑制剤 UPDATE

国内特許コード P180014899
整理番号 H26-S04
掲載日 2018年4月26日
出願番号 特願2014-141841
公開番号 特開2016-017058
出願日 平成26年7月10日(2014.7.10)
公開日 平成28年2月1日(2016.2.1)
発明者
  • 安東 嗣修
  • 小林 奈央
  • 倉石 泰
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 末梢神経の脱髄抑制剤 UPDATE
発明の概要 【課題】末梢神経障害による感覚異常の改善に有用な外用剤を提供する。
【解決手段】
ペオニフロリン、ペオニフロリン誘導体などは、末梢神経の脱随の抑制作用を有し、抗がん剤などに起因する末梢神経障害による感覚異常を改善する薬剤として有用である。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要


医薬品の成分である薬物より生じる副作用の1つに神経障害がある。神経障害には中枢神経系、自律神経系、末梢神経系及び感覚器等の障害がある。これらの神経障害を引き起こす恐れがある医薬品として高脂血症治療薬、抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)、抗ウィルス薬及び抗結核薬等が知られている。
このうち、末梢神経障害で誘発される感覚異常は、薬物を使用してしばらく経過した後に手・足先の痺れ感、ほてり、感覚が鈍くなる等の症状を呈する。症状は、次第に上方の腕や脚に広がる。感覚異常の多くは両足・両手で起こるが、片足・片手だけのこともある。



薬物による末梢神経障害は、軸索が一次的に障害され、二次的に髄鞘が障害される軸索障害(axonopathy)、神経細胞体が一次的に障害され軸索や髄鞘が障害される神経細胞体障害(neuronopathy)、シュワン(Schwan)細胞が一次的に障害され、軸索と神経細胞体は保たれる髄鞘障害(myelinopathy)に分けられる(非特許文献1)。
髄鞘は、大部分が脂肪で構成されていており、神経の電気伝導を速めるが、障害されることで神経伝導速度が遅くなり、多彩な神経症状が引き起こされる。髄鞘が破壊された状態は「脱髄」と称されている。



抗がん剤の末梢神経障害による感覚異常は、がん化学療法において問題となっている。抗がん剤の中で、パクタキセル、ビンクリスチンなどの植物成分由来の抗がん剤の末梢神経障害は、微小管阻害作用による軸索輸送の障害であり、回復が見込まれる障害である。



生薬として多用されるシャクヤク(芍薬)の主要成分であるぺオニフロリンには、鎮痛、鎮静、抗炎症、血圧降下、血管拡張、平滑筋弛緩などのなどの多種の薬理作用が知られている。また、神経保護作用については、脳虚血性障害ラットにおける神経保護作用の報告がある(非特許文献2)。

産業上の利用分野


本発明は、薬物による末梢神経の脱髄を抑制する薬剤、詳しくは、末梢神経の脱髄の抑制作用を有する生薬成分を含有する外用剤形態の脱随抑制剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ペオニフロリンもしくはその誘導体またはペオニフロリン含有植物の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする末梢神経の脱随抑制剤。

【請求項2】
ペオニフロリンまたはその誘導体を有効成分とする請求項1に記載の末梢神経の脱随抑制剤。

【請求項3】
ペオニフロリン含有植物の抽出物を有効成分とする請求項1に記載の末梢神経の脱随抑制剤。

【請求項4】
ペオニフロリン含有植物が芍薬である請求項3に記載の末梢神経の脱随抑制剤。

【請求項5】
外用剤の形態である請求項1~4に記載の末梢神経の脱随抑制剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014141841thum.jpg
出願権利状態 公開
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