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廃水浄化装置 UPDATE

国内特許コード P180014933
掲載日 2018年5月1日
出願番号 特願2007-108032
公開番号 特開2008-264622
登録番号 特許第4831580号
出願日 平成19年4月17日(2007.4.17)
公開日 平成20年11月6日(2008.11.6)
登録日 平成23年9月30日(2011.9.30)
発明者
  • 磯 文夫
  • 吉葉 光雄
  • 興野 雄亮
  • 伏木 徹
  • 依田 眞
  • 虎谷 健司
  • 名塚 龍己
  • 小川 貴志
  • 杉並 和啓
出願人
  • 栃木県
  • 古河産機システムズ株式会社
発明の名称 廃水浄化装置 UPDATE
発明の概要 【課題】簡素化された構造を有し、動力源を必要とせず、廃棄物の発生量が少なく、小さなメンテナンス頻度で稼動できる廃水浄化装置の提供。
【解決手段】廃水浄化装置1の処理槽2aを垂直な隔壁3aにより前室8aと後室9aとに分割し、隔壁3aにゼオライト5を充填し、処理槽2aの入水口10aを出水口11aよりも高い位置に形成し、処理槽2aの入水口10aに流入した廃水が、前室8aから隔壁3aのゼオライト充填部4を通過して後室9aに向って横方向に流れ出水口11aから処理槽2a外に流出する構成とする。そして、処理槽2aと同様の構成を有する処理槽2b、2c、2dを直列に配置し、上流側の処理槽の出水口を隣接する下流側の処理槽の入水口よりも高い位置に形成する。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


鉱山や工場から出る廃水は重金属類の有害物質を含有している。廃水の性状は鉱山や工場毎に異なっており、それぞれ異なるpH値や重金属類の濃度を示す。これらの廃水を河川等に放流するときは、予め適切な浄化処理を廃水に施し、廃水中の重金属類の濃度等を規制値以下に下げておく必要がある。
廃水の浄化処理方法として、廃水を中和剤によって中和し、廃水中の重金属類を沈殿物として分離する方法がある(例えば、非特許文献1参照)。この浄化処理方法に用いる廃水浄化装置の一例を図2に示す。廃水浄化装置50は中和剤槽51と沈殿槽52とを有する。中和剤槽51で水に石灰石を加えて中和剤をつくり、浄化前の廃水に中和剤を添加して中和する。中和剤で中和した廃水を沈殿槽52に溜めておくと、重金属類が沈殿物となって沈殿し、廃水中の重金属類が分離される。中和されて重金属類を分離された廃水は浄化されており、そのまま河川等に放流可能な状態となっている。沈殿槽52から回収される重金属類の沈殿物は廃棄物として埋立処分場に搬送されて埋設される。



また、別の廃水処理方法として、図3に示す廃水浄化装置60を使用し、廃水中の重金属類を分離する方法がある。廃水浄化装置60は、上流側から下流側に向って受水槽61と3基の処理槽63a、63b、63cが直列に配置されている。受水槽61は浄化前の廃水を溜め、溜まった排水が受水槽61の上部の出水口62から処理槽63aへ流出する構成となっている。



処理槽63aは、処理室64a、入水口66a、出水口67aを有する。入水口66aが受水槽61の出水口62の下方に形成されており、出水口62から流出した廃水が入水口66aに流入可能となっている。入水口66aが処理室64aの下部に通路を介して接続されている。処理室64aにはゼオライト65が充填されており、出水口67aが処理室64aの上部に形成されている。出水口67aは入水口66aよりも低い位置にある。受水槽61の出水口62から入水口66aに流入した廃水が、処理室64aのゼオライト65の間を上昇し、出水口67aから処理槽63bへ流出する構成となっている。



処理槽63bは、処理槽63aと同じ構成を有し、処理室64b、入水口66b、出水口67bを有する。ただし、入水口66bが処理槽63aの出水口67aの下方に位置し、出水口67bが入水口66bよりも低い位置にある。出水口67aから入水口66bに流入した廃水が、処理室64bのゼオライト65の間を上昇し、出水口67bから処理槽63cへ流出する構成となっている。



処理槽63cは、処理槽63aと同じ構成を有し、処理室64c、入水口66c、出水口67cを有する。ただし、入水口66cが処理槽63bの出水口67bの下方に位置し、出水口67cが入水口66cよりも低い位置にある。出水口67bから入水口66cに流入した廃水が、処理室64cのゼオライト65の間を上昇し、出水口67cから廃水浄化装置60外へ流出し、そのまま河川等に放流される構成となっている。



受水槽61に溜められた廃水は、処理槽63a、63b、63cを順番に通って廃水浄化装置60外に流出する。廃水は、処理槽63a、63b、63cの処理室64a、64b、64c内でそれぞれゼオライト65と接触する。ゼオライト65が廃水中の重金属類を吸着し、また、廃水中の重金属類がゼオライト65と反応し反応生成物となって析出するので、廃水中の重金属類が分離される。
処理槽63cから廃水浄化装置60外に流出した廃水は、重金属類を分離されて浄化されており、そのまま河川等に放流可能な状態となっている。



【非特許文献1】
独立行政法人 石油天然ガス・金属・鉱物資源機構、‘環境を保全する’、[online]、[平成16年12月16日検索]、インターネット<URL:http://www.jogmec.go.jp/japan/preserve/index.html>

産業上の利用分野


本発明は、重金属類を含有する廃水の浄化処理を行う廃水浄化装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
廃水を処理槽内のゼオライトによって浄化する廃水浄化装置であって、
前室及び後室と、ゼオライトが充填されて前室と後室との間を隔てる垂直な隔壁と、廃水が前記前室に流入する入水口と、入水口よりも低い位置にあって廃水が前記後室から流出する出水口と、前記隔壁に外力を伝達してゼオライトから付着物を落とす外力伝達機構と、を有する処理槽を備え、
前記隔壁は、上方のゼオライト充填部と、該ゼオライト充填部の下部に連接されるとともに前記処理槽下方を前室側と後室側とに仕切る仕切部とを有し、前記処理槽内に上方のフレームから前記外力伝達機構として設置されている坐を介して出し入れ可能に吊下されており、
前記坐は、槌打可能に構成され、当該坐を槌打するとその衝撃力が外力として前記ゼオライト充填部に伝達されてゼオライトの付着物が衝撃を受けて剥がれ落ち、前記処理槽下方へ沈殿するようになっていることを特徴とする廃水浄化装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007108032thum.jpg
出願権利状態 登録


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