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(In Japanese)蛋白質吸着抑制方法

Patent code P180014995
File No. (S2015-0482-N0)
Posted date May 23, 2018
Application number P2017-500726
Date of filing Feb 18, 2016
International application number JP2016054677
International publication number WO2016133152
Date of international filing Feb 18, 2016
Date of international publication Aug 25, 2016
Priority data
  • P2015-031155 (Feb 19, 2015) JP
Inventor
  • (In Japanese)熊田 陽一
  • (In Japanese)川口 恭昂
  • (In Japanese)根本 あらんな
  • (In Japanese)中島 史雄
  • (In Japanese)坂元 伸行
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人京都工芸繊維大学
  • (In Japanese)日油株式会社
Title (In Japanese)蛋白質吸着抑制方法
Abstract (In Japanese)新たな蛋白質の非特異的吸着抑制方法を提供する。
ホスホリルコリン基含有ポリマーを主成分とする固相処理液で固相を処理し、ホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーを主成分とする検体処理液で検体を処理し、次に、処理した検体を処理した固相に添加することで、上記課題を解決できることの知見を得て、本発明を完成するに至った。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

臨床検査、診断薬の分野において、免疫反応を利用した測定方法が広く行われている。その中で、検査の高感度化が求められており、臨床検査、診断薬の感度向上は大きな課題になっている。高感度化のため、検出方式はペルオキシダーゼやアルカリフォスファターゼといった酵素反応を用いる方法から、蛍光や化学発光を用いる方法へと切り替わりつつある。検出方式を蛍光や化学発光とすることで、理論的には検査対象物質1分子の存在を確認できるといわれているが、実際には目的とする感度を得ることができていない。

免疫反応を利用して測定する際の検出感度を左右する要因の一つとして、測定対象となる抗体、抗原もしくは測定に利用するこれらの標識体の免疫反応容器や固相表面への非特異的吸着が挙げられる。また、検体として血清、血漿、細胞抽出物および尿といった複数種の生体分子が共存する物質を用いた場合、各種蛋白質のような不特定多数の共存物質が免疫反応容器や固相表面へ非特異的に吸着することによるノイズの発生も、高感度化を妨げる要因となっている。

これらの非特異的吸着を防止するために、従来から免疫反応に関与しないウシ血清アルブミン、カゼイン、ゼラチンといった生物由来の蛋白質を免疫反応容器や固相表面に吸着させることにより蛋白質の非特異的吸着を抑制する方法が用いられている。しかし、ウシ血清アルブミンのような生物由来の蛋白質を用いる場合、BSEに代表される生物汚染の問題、ロット間差、保管温度および使用期限などの制限があることから、これらの問題を解決できる化学合成品を主成分とする蛋白質非特異的吸着抑制剤の開発が望まれている。

化学合成品を主成分とする蛋白質非特異的吸着抑制剤として、以下が開示されている。
特許文献1は、「ポリビニルアルコールを含むブロッキング剤」を開示している。特許文献2は、「2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン重合体を含むタンパク質吸着防止剤」を開示している。
これらの方法は、固相表面へ蛋白質非特異的吸着抑制剤として化学合成品を物理吸着させることのみにより効果を発現させている。これらの手法は、ある程度、固相表面への非特異的吸着を回避することは可能だが、まだ十分ではなかった。さらに、本発明の検体処理液を開示又は示唆をしていない。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、蛋白質の非特異的な吸着の抑制方法に関する。詳しくは、ホスホリルコリン基含有ポリマーを主成分とする固相処理液及びホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーを主成分とする検体処理液を使用する蛋白質吸着抑制方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
以下の工程を含む蛋白質非特異的吸着抑制方法、
(i)ホスホリルコリン基含有ポリマーを主成分とする固相処理液で固相を処理する工程、及び
(ii)ホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーを主成分とする検体処理液で検体を処理し、さらに、該処理した検体を(i)で処理した固相に添加する工程、
又は、
(iii)ホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーを主成分とする検体処理液で検体を処理する工程、及び
(iv)ホスホリルコリン基含有ポリマーを主成分とする固相処理液で固相を処理し、さらに、(iii)で処理した検体を該処理した固相に添加する工程。

【請求項2】
 
前記ホスホリルコリン基含有ポリマーと前記ホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せは、以下のいずれか1以上である請求項1に記載の蛋白質非特異的吸着抑制方法、
(1)構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びグリセロールメタクリレートであるホスホリルコリン基含有ポリマーと構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びグリセロールメタクリレートであるホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せ、
(2)構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びヒドロキシエチルメタクリレートであるホスホリルコリン基含有ポリマーと構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びグリセロールメタクリレートであるホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せ、
(3)構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びブチルメタクリレートであるホスホリルコリン基含有ポリマーと構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びグリセロールメタクリレートであるホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せ、
(4)構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びブチルメタクリレートであるホスホリルコリン基含有ポリマーと構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びヒドロキシエチルメタクリレートであるホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せ、
(5)構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びグリセロールメタクリレートであるホスホリルコリン基含有ポリマーと構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びグリセロールメタクリレートであるホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せ、
並びに、
(6)構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びヒドロキシエチルメタクリレートであるホスホリルコリン基含有ポリマーと構成単位が2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ブチルメタクリレート及びヒドロキシエチルメタクリレートであるホスホリルコリン基と水酸基と疎水性基を合わせ持つポリマーの組合せ。
IPC(International Patent Classification)
F-term
State of application right Published
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