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抗腫瘍剤 NEW

国内特許コード P180014998
整理番号 (S2015-0491-N0)
掲載日 2018年5月23日
出願番号 特願2016-574831
出願日 平成28年2月10日(2016.2.10)
国際出願番号 JP2016053960
国際公開番号 WO2016129633
国際出願日 平成28年2月10日(2016.2.10)
国際公開日 平成28年8月18日(2016.8.18)
優先権データ
  • 特願2015-024713 (2015.2.10) JP
発明者
  • 近藤 豊
  • 勝島 啓佑
出願人
  • 公立大学法人名古屋市立大学
発明の名称 抗腫瘍剤 NEW
発明の概要 この発明は、腫瘍幹細胞においてTUG1遺伝子の高発現を抑制する核酸を有効成分として含む、TUG1遺伝子を正常組織と比べて高発現する腫瘍(例えば脳腫瘍、乳癌、大腸癌、前立腺癌、肝臓癌、肺癌、白血病、リンパ腫など)を有する被験体を治療又は予防するための組成物及び方法を提供する。
従来技術、競合技術の概要


TUG1は、taurine upregulated gene 1の略称であり、げっ歯類の網膜の分化に必要なノンコーディングRNAとしてYoungら(非特許文献1)などによって特定されたスプラシングされたポリアデニル化RNAであり、網膜や脳など神経系の組織に強い発現を示す。



癌又は腫瘍でのTUG1の役割について、例えば非小細胞肺癌(NSCLC)ではTUG1をノックダウンすると細胞増殖を促進することがZhangら(非特許文献2)によって記載されている。これとは逆に、特定の癌又は腫瘍においてTUG1が過剰発現されており、TUG1発現を抑制すると、増殖が抑制されるという報告もある。例えば、Xuら(非特許文献3)は、TUG1のサイレンシングによって食道扁平上皮癌(ESCC)細胞の増殖が抑制され細胞周期の進行が阻止されると記載している。また、Zhangら(非特許文献4)は、骨肉腫細胞株でTUG1が過剰発現されていること、また、TUG1発現を抑制すると骨肉腫細胞がアポトーシスを起こすことを記載している。さらにまた、Hanら(非特許文献5)は、尿路上皮癌でTUG1が過剰発現され、高ステージと関係があること、また、TUG1をサイレンシングすると増殖阻害やアポトーシス誘導が起こることを記載している。

産業上の利用分野


本発明は、TUG1遺伝子を高発現する腫瘍に対する抗腫瘍剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
腫瘍幹細胞においてTUG1遺伝子の高発現を抑制する核酸を有効成分として含む、TUG1遺伝子を正常組織と比べて高発現する腫瘍を有する被験体を治療又は予防するための組成物。

【請求項2】
前記核酸が、TUG1遺伝子の転写体RNAに対する、siRNA、その前駆体RNA、アンチセンスRNA、若しくはその修飾RNA、又はアンチセンスDNAである、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
前記核酸が、TUG1遺伝子の転写体RNAの配列番号1、2又は3の塩基配列において、それぞれ、ヌクレオチド番号1044~1062、1044~1062、又は1044~1062、並びに/或いは、ヌクレオチド番号2997~5181、2941~5111、又は2941~5125の領域を標的とする、請求項1又は2に記載の組成物。

【請求項4】
前記核酸が、配列番号4~11の塩基配列からなるセンス鎖と、該センス鎖のそれぞれに相補的な配列番号12~19の塩基配列からなるアンチセンス鎖とを含むsiRNA、その前駆体RNA又はその修飾RNAのいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせである、請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項5】
前記修飾RNAが、1つ又は2つ以上の修飾ヌクレオチド又はデオキシリボヌクレオチドを含む、請求項2~4のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項6】
前記デオキシリボヌクレオチドを含む修飾RNAが、配列番号20~27の塩基配列からなるセンス鎖と、該センス鎖のそれぞれに相補的な配列を含む配列番号28~35の塩基配列からなるアンチセンス鎖とを含むsiRNA、或いは、配列番号28~35の塩基配列からなるアンチセンスRNA/DNAキメラである、請求項5に記載の組成物。

【請求項7】
前記修飾ヌクレオチドを含む修飾RNAが、各末端に、2'-O、4'-Cメチレンブリッジを有するロックされた少なくとも2つのLNA修飾ヌクレオチドを含むLNA修飾アンチセンスRNAである、請求項5に記載の組成物。

【請求項8】
前記修飾RNAが、配列番号36~38、51~53のいずれかの塩基配列からなるLNA修飾アンチセンスRNAである、請求項2~3、5~7のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項9】
前記核酸が、TUG1遺伝子の転写体RNAに対する、siRNA、その前駆体RNA若しくはアンチセンスRNAをコードするDNA、又はアンチセンスDNA、を含むベクターである、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項10】
前記腫瘍が、脳腫瘍、乳癌、大腸癌、前立腺癌、肝臓癌、肺癌、白血病及びリンパ腫からなる群から選択される、請求項1~9のいずれか1項に記載の組成物。

【請求項11】
請求項1~10のいずれか1項に記載の組成物を被験体に投与することを含む、TUG1遺伝子を正常組織と比べて高発現する腫瘍を有する被験体を治療するための方法。

【請求項12】
前記腫瘍が、脳腫瘍、乳癌、大腸癌、前立腺癌、肝臓癌、肺癌、白血病及びリンパ腫からなる群から選択される、請求項11に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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